【辞めて正解】ブラック企業を辞めたいと思って8年、やっと辞めた話

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たくろー
どうも。札幌のwebライター、たくろーです。

ブラック企業を辞めたいとは思いつつも、「本当に辞めていいのかな?」「辞めて大丈夫かな?」と踏ん切りがつかない方へ。

どう考えても辞めて正解なブラック企業で8年間ほど働いて、ゆるふわホワイトな会社へ転職した僕の実体験をお伝えしたいと思います。

僕がどのような会社で働いていて、なぜ辞めて転職し、今の職場を選んだのか。

それを客観的に整理した上で、辞めて正解なブラック企業の基準や、辞めるための準備や方法などを網羅的に解説します。

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目次

\この記事を書いた人/

たくろー
ブロガー
関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

ブラック企業を辞めたいと思って8年、やっと辞めた。

ブラック企業を辞めたいと思って8年、やっと辞めた。

8年もブラック企業にいて、やっと辞めたんです。

アパレル業界だったんですが、年休84日しかありませんでした。というか、それすらまともに取れませんでした。

一応おさらいしておくと、ブラック企業ってのは労働基準法に違反していたり、長時間労働が日常化していたり、とりあえず従業員が不利益をこうむっている会社のことですね。

労働者を酷使・選別し、使い捨てにする企業。「ブラック会社」ともいう。

コトバンク「ブラック企業」より引用

例えば以下のような状況ですね。

  • 副業は当然禁止
  • 社用携帯は休みでも電源ONが義務
  • 細かい性格の人はだいたい揉めて辞める
  • 旅行中に当たり前のように仕事の電話がくる
  • 長時間労働をしたという武勇伝が流行っている
  • 休みなく働いたという武勇伝を語り始める奴が多い
  • 仕事が終わってから当たり前のように仕事の電話が来る
  • 社員は定額使いホーダイ導入企業(残業という概念がない)
  • タイムカードはあってないようなもの(勤怠の締め日にまとめて定時記入)

想像しただけで辞めたいですよね。はい、僕が以前に在籍した会社です。

もし「いや、そのくらい当たり前じゃない?」と思ったら…完全に感覚がバグってます。

人によって基準は違うと思いますが「労働基準法をいくつか当然のようにスルーしている」って環境ならブラック企業って言って良いのではないでしょうか。

ぼくは8年もかかりましたが「辞めたいなー」と思いながらもブラック企業に居続けるのは、ほんとに意味ありませんでした。すぐ動きましょう。

いますぐ辞めた方がいいブラック企業の特徴をまとめた

上でご紹介した僕が在籍した会社の特徴を一般化すると、こんな感じです。あなたの会社はどうでしょう?

  • 公休が年間100日以下
  • 残業代は出ないが皆黙って働いている
  • 自主的に休日出勤する社員がいる(無給)
  • 1日の勤務時間がナチュラルに長い
  • 副業は禁止

そこそこ当てはまってたら辞めた方が良いと思います。というのも、これって「従業員に利益を還元しない会社」の特徴だからですね。

けっきょく利益でてない会社に多いと思うんですが、その会社のノウハウ盗んでも利益のひくい商売しかできませんし…いる意味ありません。

とくに副業禁止とか休みが少ないとかは、完全に化石企業の特徴です。

ブラック企業を辞めたら、世間のためにもなるから辞めよう

ぼくはブラック企業に8年ほどいたんですが…「なんでもっと早く辞めなかったんだろう」という感想しか出てきません。

既定の休みがそもそも月に7回しかなくて、それすらマトモに取れない月もあったので、めっちゃ時間を無駄にした感じです。

でも冷静に考えると、ブラック企業で働く人がいるからそんな会社が存在するわけで、働く人がいなくなればブラック企業が存在しなくなるんですよね。

というわけで、ブラック企業を辞めるのは社会のためにもなるので辞めましょう。

周りを見渡せばまともな会社なんて沢山ありますし、終身雇用も崩れて1つの会社に居続ける意味も本当にありません。思い立ったらすぐ転職活動を始めるべきです。

ちなみに僕はゆるふわホワイトに転職して、いまはこんな職場にいます。

  • 1日実働7時間
  • 年休120日以上
  • 残業代なんて存在しない(本当に残業がない)
  • タイムカードはあってないようなもの(本当に残業がない)
  • 仕事の連絡は仕事中にしかこない
  • 状況によりリモートもOK
  • 副業も歓迎(皆ビジネスしてる)

前の会社と比べて、めちゃくちゃ快適です。

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ブラック企業にいるメリットは本当にないから、辞めて正解

ブラック企業にいるメリットは本当にないから、辞めて正解

僕がブラック企業にいて、なんとなくメリットだと思い込んでたことがあるんです。

  • 無駄に業務の幅が広いから本気でやればスキルアップは早い
  • 会社=敵が共通認識だから部下は統率しやすい
  • 転職したら次はきっとイージーモード

こんな感じのことなんですが…ざんねんながら全部幻想でしたので、ご説明します。

スキルアップは早いと思ってたけど、別にブラック企業でやる必要は無い

ブラック企業って、利益率の低い商売をしてることが多いんです。一人あたりの業務量を増やさないと回らないので、会社が広く展開していくに連れてどんどん中間の社員の仕事が増えて疲弊していきます。

「その分幅広い業務が身に着く」と言えばそうですが…学ぼうと思えば別にその会社じゃなくても学べるんですよね。

ネットで何でも調べられる時代ですので、ブラック企業に身を任せる意味はありません。

よほど特殊な仕事でない限り、このメリットは幻想ですね。

会社が敵になるから部下は統率しやすいけど、冷静に考えたらそんな環境イヤだ

人同士は、共通の敵がいると結束が強まります。

ブラック企業という敵がいるからこそ、ある意味団結できてる…みたいな組織もあるかもしれません。

でも、そもそもホワイトだとそんな事する必要もないですし、シンプルに悲しいことですよね。メリットでもなんでもありませんでした。

初めからまともな企業で働けば、その労力でもっとスキルアップできますね。

転職したら次はイージーモードだろうけど、そもそもブラックにいる必要は無い

「多分、転職したらイージーモードだろうな…」と思いながら働いてました。

たくろー
実際転職したら、たしかにイージーモードになりました。

これに関しては正解なのですが、「じゃあ早く転職した方が良かったじゃん…」としか思えませんので、やはりメリットでもなんでもなく幻想でした

というわけで、転職の準備を始めましょう。

ブラック企業の辞め方を、ケーススタディで知ろう

ブラック企業の辞め方を、ケーススタディで知ろう

というわけでブラック企業にいるメリットは一切ありませんので、最低限の準備をしたら即逃げ出しましょう。

準備といっても、「バレずに転職先を決める」というだけです。通常の転職となんら変わりありません。

この記事では「ブラック企業を辞めたいけれど辞められない」という人をパターン分けして、それぞれの解決方法を提示していきます。ケーススタディですね。

下記4パターンです。

  1. 会社の辞め方が本気でわからない人
  2. パワハラや労働環境がひどすぎて言い出せない人
  3. 裏切り者扱いされそうで嫌な人
  4. なんとなく踏ん切りがつかない人

あなたも、どれかに当てはまりませんか?

会社の辞め方が本気でわからない人

良いニュースがあります。会社は、退職したい日の2週間前に、「辞めます」と言えば辞められます

これは民法で決まっていますので、辞められない会社なんてありません。あったら奴隷ですね。

会社には、就業規則という個別ルールがり、そこには「退社する場合は1ヶ月前に言ってね」等の独自に設定した期間が設定されている場合が多いです。2か月だったりする事もあるかもしれません。

しかし、会社独自の就業規則に書いてある期間は、厳密に言えば守る必要はありません。最短2週間前に申し出れば辞められます。

就業規則よりも労働基準法のほうが効力が強く、法的には2週間前通知ルールが優先されるからです。

というわけで、あなたが決心さえすれば最短で2週間後に仕事を辞められます。

パワハラや労働環境がひどすぎて言い出せない人

本当に最悪なのはこの状況にいる方ですね。たぶん自分で言いだす気力もないと思うので、退職代行とかに頼るのがいいと思うんですが…。

というのも「無自覚パワハラ+洗脳」みたいな状況になってることも多いんです。

僕がアパレル業界でエリアマネージャーをしていた頃、外から見ているだけではわからないところで、担当エリアの店長がスタッフに超パワハラをしてた事がありました。

具体的にはそのスタッフのキャパオーバーの仕事を任せつつ、できなければ「なんで?なんで?」と怒り、スタッフが自分の納得する答えを返すまで説教が終わらないっていう地獄みたいなことをしてた店長がいたんですよね。

たくろー
その人、完全に無自覚だったんです。嘘ついてる感じでもなく、ほんとにわかってない。

悪気が無いだけに余計タチが悪い例です。

その労働環境の中にいることでスタッフも感覚がマヒしてしまっていて、

自分が仕事できないからダメなんだ…

みたいな洗脳状態みたいになっちゃうんですよね。視野が狭まってしまう。

大丈夫です。辞めて。

退職代行サービスに頼めば明日すぐに辞められるのでおすすめです。自分でその上司に退職を申し出るとか、想像するだけで嫌ですよね。

ちなみに「弁護士の退職代行サービス」に頼めば、程度によっては会社に対して損害賠償請求もできます。本気でまずい状況なら、カウンセリングは無料なので弁護士に相談してみて下さい。

弁護士に24時間LINEで無料相談できる退職代行なら、退職料は55,000円かかりますが弁護士法人みやびがおすすめです。

損害賠償請求までは必要なくて、できるだけリーズナブルに有給も全部使って辞めたい場合は退職代行SARABA。こちらは24,000円で、即日退職OKです。

取り返しがつくうちに、ご検討ください。

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裏切り者扱いされそうで嫌な人

ブラック企業では、「辞めた人間=裏切り者」といったマインドが蔓延しがちです。

上司はもちろん、働いている同僚も「恨みがましい」人が多いかもしれません。「こんなに苦労してるのにあいつは逃げ出すのか」みたいなノリですね。

ちなみに僕が前の会社を辞めるときにも裏切り者扱いされましたが、そんな会社で裏切り者扱いされてもなんのデメリットもありませんので、本当にどうでもいい事です。

普通に辞めましょう。

コツとしては「自分にはどうしてもやりたいことがあるんだ」みたいな退職理由を伝えるのが正解ですね。

たくろー
「会社自体は全然わるくないし、仕事も楽しいんだけど、自分にはどうしてもやりたいことが!」みたいな感じでいきましょう。

会社に恨みがましいこと言ってもこっちが不利になるだけです。

裏切り者扱いされた実例が知りたい場合、下記の記事も参考にしてください。

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なんとなく踏ん切りがつかない人

ブラック企業を辞められない人に一番多いパターンはこれでしょう。「なんとなく踏ん切りがつかない」人。何かきっかけがなければ踏ん切りつかないですよね。

ちなみに僕も8年ずっと「いつか辞めてーなー」と思ってはいたんですが、きっかけは些細なことでした。

そのとき僕は本部にいたんです。

アパレル企業なんですが、いまどき店舗からFAXで売上を集めていて(※2019年です)クラウド化しようみたいな話を出したときに、みんな「できない店長がいたらどうするんだ」みたいなこと言い出したんですよ。部長とか役員レベルの人間が。

「あ、この会社まじでレベル低いしもうだめだな」と思って辞めました。上の脳みそが化石だったら、どれだけ下が頑張ってもダメです。

当記事でお伝えしてきましたが、辞めた方が良い理由をまとめると下記の通りです。

  • シンプルに時間が勿体ない
  • あなたが働くことでブラック企業を存続させてしまう
  • 周りの人のレベルも低い場合が多い
  • 将来的にも給料が上がらない事が多い
  • つまり所属する理由が何一つない

以上の理由から、シンプルに辞めましょう。

極論、ブラック企業で働いている人が全員ホワイトに転職することで、ブラック企業が一つなくなります。社会貢献のためにも、辞めましょう。

ブラック企業を辞めたい人向けQ&A

Q.本当に今の会社がブラックなのかわからない。転職してもっとひどくなったら…

A. 正直、あなたがちょっとでも「ブラックみ」を感じるならブラックなんだと思います。少なくともモヤっとしたまま働いてても良いことないので、転職活動できるなら始めてみて下さい。

Q.抱えている仕事があるので辞められません…

辞められます。仕事が属人化しているのは会社に責任があるだけなので、別にあなたのせいじゃありません。気にせず辞めてOKです。

会社に忠誠を誓っても、会社はあなたの人生は保証してくれませんからね…。

辞めましょう。

Q.自分が辞めたら残された人たちに悪いです

もしそれで恨み言を言うような同僚であれば、縁が切れて正解です。

その人たちも辞めたくなれば辞めればいいだけですし、誰に強制されるものでもないので、働きたいところで働きいましょう。

ブラック企業は辞めたいと思ったときに辞めよう

8年ほどブラック企業で働いてホワイトに転職した実体験から言えることは「ブラックだと思う環境なら、辞めたいときに辞めるのが正解」ってことです。

ホワイト企業に転職してから思ったんですが「働いている人のマインドが全然違うな-」ってことに驚きました。

以前いたブラック企業は「人件費=コスト」みたいな考え方でした。利益率の低い商売だったら仕方ない部分もあるんですが、そんな会社はいつまで経っても人が育たないので…一生利益ひくいままですよね。美味しいのは上だけです。

対して、いま所属しているホワイトな企業では「一時的に経費や人件費がかさんでいても、将来回収できる見込みで動くからOK。人件費=資産だ。」みたいなマインドを、社長はもちろん会社全体で統一できてる印象です。

ってわけで、ぜひ良い仕事を探してみて下さい。webマーケティング業界への転職なら、当ブログでお手伝いできます。参考にしてみて下さい。

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関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

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