今回は読まれるブログを書きたい人向けに「超基本のブログの書き方」を解説します。
僕はこのブログを始めいろんなサイトを運営しつつ、本業では企業メディアの運営チームにいるのですが、どんなサイトであろうと大切なポイントは一緒だと思ってます。
それは、とにかく「読者視点」で考えることですね。
「じゃあ具体的にどんな書き方をすれば良いの?」というところを、1から解説していきますね。
- これからブログを書きたい人
- webライターを目指す人
- もっと読者に読まれるブログを書きたい人
ちなみに「この記事、自分にはちょっとレベル低いな」と思った方は下記の3週間講座もおすすめです。ぜひチェックしてみて下さい。

- 超基本のブログの書き方。読者に向けて書こう
- ①まずは「その記事で狙うキーワード」を決めよう
- ②そのキーワードで検索してくる「想定読者」を決めよう
- ③相手の状況を想像して、伝える内容を考えよう
- ④会話するように見出し(目次)を作ろう
- ⑤いよいよ実際に書いていこう
- ブログの「本文」の具体的な書き方
- タイトルは24文字~32文字程度でつける
- リード文は150文字程度で、記事の内容がわかるように書く
- 適度に画像や図表を使いながら、読者が読みやすいよう工夫する
- 結論ファーストの「PREP法」で書く
- 「です・ます」「だ・である」と文体を統一する
- ブログを書くときに便利な文章テクニック
- 良いブログを書いていくためのコツ
- ブログ記事の超基本の書き方まとめ
超基本のブログの書き方。読者に向けて書こう

ブログの記事の書き方でいちばん大切なのは「読者視点で考えて書くこと」です。
自分の書きたいことを書くんじゃなくて、読者が知りたいこと、解決したいことについて書きましょう。
というわけで、実際に書き始める前の「リサーチ」や「前準備」の方が大事だったりします。

「リサーチ~執筆~記事公開」までの一連の流れをひっくるめて「ブログを書く」という作業だと思ってください。
まずは「超基本の書き方」として、具体的な準備の仕方からお伝えしますね。
①まずは「その記事で狙うキーワード」を決めよう
何か知りたいことがあったとき、Googleとかで検索しますよね。
たとえば札幌のラーメン屋さんが知りたければ「札幌 ラーメン」とか「札幌 ラーメン 人気」なんてキーワードで検索すると思います。
これがめっちゃ大事。
ブログ記事を書くとき、まず最初に決めるのは「読者がその記事に辿り着くために検索してくるキーワード」です。
検索キーワードこそが、まさに読者の解決したい悩みであり、知りたいことです。
どうやってそのキーワードを見つけるのかというと、まずは書きたいジャンルの大まかなキーワードで検索してみてください。
たとえば「札幌 ラーメン」と検索してみると、ページの下の方に下記のような表示がありました。

ページに表示されている「関連する検索キーワード」は、まさにリアルに検索されているキーワードです。
たとえば上の例だと「すみれ」という人気のラーメン屋さんとか、札幌駅ビルにある「ラーメン共和国」、あるいは区別のラーメン屋さんについて検索されてることがわかります。
この中から自分の書けそうなテーマのキーワードを決めればOKですね。
上記はもっとも簡単な対策キーワードの考え方で、まずはこれでも十分なのですが、もうちょっとプロっぽく決めたい方は下記の記事もご覧ください。

②そのキーワードで検索してくる「想定読者」を決めよう
次に「その対策キーワードで検索してくる人は誰?」という部分を考えましょう。
「札幌 ラーメン共和国」なら、観光客かもしれませんね。対して「札幌 ラーメン 東区」みたいに細かい区で検索する人は地元民な気がします。
そのイメージをもっと掘り下げて、誰が検索しているのか考えてみて下さい。

性別と年齢層に関しては「知り合いの中なら、誰が検索しそうかな?」と考えるのが一番カンタンですので、まずはそこから始めてみましょう。
検索したきっかけは、上でも書いたように「旅行にいくから調べてるのかな?」とか「仕事のランチできるところを探してるのかな?」とか、いろんなシチュエーションを考えてみて下さい。
とはいえ「きっかけ」に関しては今回は正直適当でもいいかなと思います。一応考えてみては欲しいのですが、1分くらいでOKです。
考えて止まっちゃうくらいなら、まずは書いてみましょう。
このように想定読者を決めることを「ペルソナを設定する」というのですが、とにかく細かければ細かいほど記事が書きやすくなりますので、できる範囲でトライしてください。
というわけで、そのキーワードで検索してくる人をイメージしたら次に進みましょう。
ちなみにペルソナ設定のイメージが沸かない場合は、下記の記事をあわせてご覧いただくと理解が進むはずです。

③相手の状況を想像して、伝える内容を考えよう
次は、先ほど決めたペルソナへどんな情報を伝えれば問題を解決できるのか(行動できるのか)考えてみましょう。
ラーメンの話なら、お店のラーメンの味の評判はもちろんのこと、25歳の女の人なら「店の清潔さ」が気になるかもしれません。18歳の男の人なら「味の濃さ」とか「量」がわかると嬉しいかもしれませんよね。
その想定読者が知りたい(悩みを解決できる)情報を伝えることで「よし、このお店に行こう」と行動してもらうのが、web記事の役割です。
そんな風に「なにを伝えるか」だけでなく「そのペルソナにどう行動してもらいたいのか」ということまで考えて書くと、とても素敵な記事に仕上がるはずです。
ここで考えたことは、常に意識しながら書きたいですね。
④会話するように見出し(目次)を作ろう
いざ書き始める前に、簡単に見出しを整理しておくと記事を書きやすくなります。
見出しを整理するコツは「その読者に話すつもりで、話す順番で書く」ということ。
検索キーワードは読者から質問されたことだと思ってください。
たとえば「札幌 ラーメン 東区」だとしたら、
みたいに質問されたイメージですね。
たとえばこの人に対して「わかった。まずはラーメンの食べ方から教えるね」って話し始めたら……会話が成り立たないですよね。自分の書きたいことだけを考えてしまうと変な会話になります。
おすすめのラーメンを聞かれたら「何系の味がいい?〇〇なら味噌系で美味しいし、〇〇なら焦がし醤油がおすすめだし……」みたいに伝えていくことになると思います。
そんな風にいくつかおすすめのラーメン屋さんを伝えたうえで、
ってなった人に対して「じゃあ、こんな基準で選べばいいよ」という感じで選び方を伝えますよね。
というわけで、たとえば下記のような見出しはどうでしょう。
大見出し:札幌東区でおすすめのラーメン屋10選
中見出し:〇〇店
中見出し:〇〇店
~~
大見出し:ラーメン屋の失敗しない選び方
中見出し:味の濃さの好みで選ぼう
中見出し:店の入り易さで選ぼう
中見出し:営業時間で選ぼう
大見出し:まとめ
上記の見出しなら、会話するような流れになってますよね。
こんな風に、実際に書く前に想定読者と脳内で会話して、見出しの順番を作っておくことをおすすめします。「記事テーマがブレにくくなる」んです。
目次については下記の記事でも詳しく解説していますので、上記の説明で物足りない場合はあわせてご覧下さい。

⑤いよいよ実際に書いていこう
ここまで決めれば、あとは実際に書いていくだけです。
基本的には「その読者が悩みを解決できるための情報」を網羅すればOK。とにかく読者視点で、必要な情報を書きましょう。
そんな文章を書くためのコツを、続けて解説していきますね。
ブログの「本文」の具体的な書き方

というわけで、ブログは本文を書くときにもいろんなコツがあります。こだわればいくらでも話せるのですが、なんでもかんでも意識するとワケがわからなくなるので注意。
まずはとにかく簡単に、今すぐできる具体的なブログ記事本文の書き方をご紹介していきますね。
タイトルは24文字~32文字程度でつける
タイトルは必ず「対策キーワード」を含めたうえで、24文字~32文字くらいで設定しましょう。
検索画面で、だいたい前半の24文字くらいしか見えないからですね。少し長くなったとしても、前半24字文字でメイントピックスがわかる文法にできれば最高です。
超基本の書き方は上記で十分ですが、もっとタイトルについて詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。

リード文は150文字程度で、記事の内容がわかるように書く
ブログ記事には「導入文」を付けるのがスタンダードで、これを「リード文」といいます
150文字くらいで「その記事に何が書いてあるのかわかるような内容」をまとめるのがベストです。
もう少し難しい話をすると、
- 「誰が」書いているのか(権威性・オーソリティ)
- 「何について」書いているのか
- 「なぜ」書いているのか
- 「誰に」対して書いているのか
- 「何を」解決できるのか
上記の5項目がわかると最高ですが、最初はここまで意識しなくてOK。とりあえず「今からこんな話をするよ」ということさえ伝われば良しとしましょう。
リード文について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてみて下さい。

適度に画像や図表を使いながら、読者が読みやすいよう工夫する
ブログ記事は、とにかく読んでもらえません。
ちょっとでも「読みにくいなー」とか「この記事では自分のもとめてる情報がみつからない」と思われると、読者はすぐに帰ってしまいます。
調べ物をしているときとか、心当たりありますよね?見つけた記事の内容がよくわからなければ、途中で読むのやめて検索しなおすはずです。
というわけで、適度に画像や図表をはさみながら読みやすい記事を目指しましょう。

こんな感じで。
とはいえオリジナルの画像を用意するのはなかなか労力がいります。もっともシンプルで効果的な方法は「見出し下」にフリー素材のイメージ画像を挟んでいくことですね。
フリー素材はいろいろなサイトで配布されていますので、下記の記事も参考に探してみて下さい。

結論ファーストの「PREP法」で書く

ブログ記事の書き方の基本は「PREP法」です。
上記のとおり
- point(結論)
- reason(理由)
- example(具体例)
- point(結論)
の頭文字をならべた言葉で、要するに「結論から話そう」ってことです。
さきほどもお伝えしたとおり、読者はとにかくすぐに帰ってしまいますので、早めに答えを伝えておいたほうが読んでもらいやすくなります。
PREP法の具体例や、もう一つのメジャーのライティング手法である「SDS法」については下記の記事で解説していますので、興味あればあわせてご覧ください。

「です・ます」「だ・である」と文体を統一する
記事のなかで「~です」「~だ」と表記がランダムに出てくると、それはもう読みにくい記事に仕上がります。
基本的には「ですます調」が可も不可もなくおすすめです。こだわりなければ「です・ます」で統一してみて下さい。
もっと言えば「文末表現」を工夫して綺麗に書けると最高です。
文末表現をすこし意識するだけで読みやすい文章になりますので、余裕が出てくれば下記の記事もあわせて参考にしてみて下さい。

ブログを書くときに便利な文章テクニック

基本的にはここまでにお伝えした書き方で十分良い記事が書けるはずです。
ここからは、もう少し専門的なことを知っておきたい方向け。
いろいろな「ライティングテクニック」についてお伝えしておきたいと思います。
ストーリーテリングで、読者に共感してもらう

これはライティングの専門用語ではないのですが「ストーリーテリング」というテクニックがあります。
たとえば新製品のプレゼンで、商品のスペックだけでなく「自分達がどのような想いで、なぜこの革新的な商品を作ったのか」という背景から伝え、聴衆に共感してもらうという手法です。
これをブログに取り入れるとすると「自分がなぜこの記事を書こうと思ったのか」という部分や「なぜ商品をおすすめしているのか」というところですね。
例にあげているラーメン屋の話と結びつけると「なぜ自分がこのラーメン屋をおすすめしているのか」がわかると、相手は安心して聞けます。
でも難しいことじゃなくて、
「この前食べたら美味しかったから紹介した」「〇〇がYouTubeで紹介しててすごい美味しそうだったから紹介した」「20年以上続いてる老舗の店舗だから紹介した」
まずはこんなことでもOKです。エピソードが深いほど共感は得られますが、横道にも逸れやすくなってしまうので、注意は必要ですね。
詳しく知っておきたい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。

エモーショナルライティングで、読者にイメージしてもらう

エモーショナルライティングという手法があって、これは読んだ人に「エモい」と思ってもらうための書き方です。
これは行動してもらうために必要なテクニックですね。
読者が具体的に体験できることをイメージしてもらい、行動に繋げるような手法です。
たとえば、
A「1,200kcalのエビ味噌ラーメンです」
B「エビ出汁と味噌の合わさった濃厚スープが評判の、ボリューム満点お腹いっぱい食べられる最高のラーメンです」
どっちが良いですか?まったく同じラーメンのことを話していたとしても、たぶんBの方が食べに行きたくなりますよね。
さらにいえば、これがたとえば読者の好みにピッタリだったら最高です。ボリューム満点という言葉は男性に響きますが、女性には響かないかもしれません。
スペックをそのまま伝えるのではなく、読者がメリットに感じるようなイメージを伝えて「欲しくさせる」「行動したくさせる」のがエモーショナルライティングです。覚えておくと、ふとしたときに役立つかもしれません。
下記の記事ではほかの例題も掲載していますので、ご興味あればあわせてご覧ください。

セールスライティングで、読者に行動してもらう

セールスライティングは、読者に行動してもらう構成で書くライティング手法です。
こうやって書くとエモーショナルライティングと似てるように思いますが、セールスライティングは「文章の流れ・構成」に関するテクニックで、エモーショナルライティングは「実際の文章」に関するテクニックですね。
セールスライティングでは「どんな順番で、どのように話せば、読者に行動してもらえるか?」ということを考えていきます。
基本的には、下記の要素を満たすように書いていければ良い感じですね。
- What(それは何?)
- why(なぜそれが良い?)
- so What(で、どうなる?)
- how(どうやってやればいい?)
- right now(今すぐやる理由は?)
最初は難しいと思うのですが、見出しをつくるときに意識できると最高です。とはいえカンペキな正解があるものでもないので、練習あるのみ。
詳しく知りたい方は下記の記事もご覧下さい。

良いブログを書いていくためのコツ

そのほか、ブログでもっと良い記事を書いていくためのコツをまとめました。
基本的な書き方を習得したからといって、そこから何も学ばなければ結局良い記事は書けるようになりません。
やっぱり常に練習したり考えたりするのが大切ですので、どんどん上達していきましょうね。
書いたあと、時間を置いて2回くらい読み直す
これはとても大切で、一旦公開した記事も2時間後とか次の日の朝とかに読み直しましょう。
慣れてくるとだいぶ精度は上がってきますのが、1発でカンペキに書くのはプロでも難しいものです。
何度か読み直すことで自分が間違えやすいクセもわかりますし、見つけた段階で直して綺麗な記事にできますし、ぜったいに2回は見直すことをおすすめします。
つねにライティングの練習をする
記事を書く練習は、すればするほど上達します。
実際に書くのはもちろんですが、他の人のブログを分析したり、本を読んだり、いろいろとできることはあります。
- 好きなメディアを見つけて、とにかく読み込む
- webライティングの本で学ぶ
- 馴染みのないジャンルの記事を添削してみる
- 一つのキーワードで様々な目次を作りまくってみる
- とにかくブログを書いて反応を分析する
おすすめは上記の5つですね。
もっと詳しく知りたい方は下記の記事で丁寧に解説していますので、あわせてご覧ください。

定期的にリライトしてクオリティを上げていく
ブログ記事は、一度書いて終わりではありません。定期的に書き直してどんどんクオリティを上げていくのが基本なのですが、この作業を「リライト」と言います。
ただリライトの作業は闇雲にやっても意味が無くて、検索順位とかいろいろと分析しながらやっていく必要があります。
概要だけお伝えすると、
- まずはグーグルサーチコンソールで流入クエリをチェックする
- 一つひとつのクエリに注目して、リライトする内容を決める
- 読者目線を忘れず、実際に書き直す
- リライトして1週間~経過を確認して、次の打ち手を取る
こんな流れで見ていきます。
専門的な話になりますので、まずは30記事以上書いたあたりから少しずつ考えていって下さい。下記の記事で詳しく解説しています。

ブログ記事の超基本の書き方まとめ
今回はブログ記事の超基本の書き方を解説しました。
この記事の内容が理解できれば、とりあえず不便なく良い記事が書けるようになるはずです。どんどん書いてレベルアップしていって下さいね。
もう一段階レベルを上げたい!という方は、企業メディアに転職できる程度の知識を身に付けられるよう解説している下記の記事「ブログの作り方3週間講座」もあわせて見てみて下さい。

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