新卒でWebライターを目指すのはおすすめしないという話

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新卒でWebライターを目指すのはおすすめしないという話

どうも、たくろーです。

先日問い合わせフォームから「新卒でWebライターになりたいんだけど、なかなか求人がない。どうすればいいんだろう」という主旨の質問をいただきました。

興味深かったので、その方には個別に回答したのですが「同じような人は他にもいるだろうな」と思ったので、一般化してまとめておきます。

僕個人の考えとしては「せっかく新卒カードがあるなら、もうちょっと広い視野で考えた方がいいんじゃないかな……」というアンサーです。中途で仕事を変えるならライター職をおすすめしてますが、新卒だとちょっと話が違います。

メディア事業の現場で働いてる人間の一意見ということで、参考程度にご覧ください。

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\この記事を書いた人/

たくろー
ブロガー
関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

新卒でWebライターを目指すのはおすすめしない

新卒でWebライターを目指すのはおすすめしない

結論から言えば、新卒で「Webライター」をピンポイントで目指すのは、あまりおすすめしません。

まず「Webライター」という職業は、会社から見ると毎年毎年決まった数が欲しいような仕事じゃないんですよね。メディアの収益が伸びてきて、手が足りなくなってきたタイミングで「そろそろ募集するか」と思って中途で募集するような仕事なのです。

よって、多くの会社では新卒でライターを募集する文化がありません。

さらに言えば、会社からすれば「せっかく新卒で取るなら、コンテンツ制作全般の工程を経験させて、もっと総合的な能力を持った人材に育てたい」と考えるところがほとんどです。

例えばメディア事業ど真ん中のマイベスト社も、新卒は募集してますが「ライター」とかじゃなく総合職で採っているようでした。

※上記は執筆時点の情報で、またあくまで参考としてお出ししているものですので、リアルな情報は企業ページにてご確認ください。

僕個人の考えでは「こういう新卒じゃないと入りにくいような、コンテンツ制作やってる企業の総合職を狙えばいいんじゃないの?」と思っています。

もちろん「何がなんでもライターじゃなきゃやだ!」というなら、新卒カードを捨てて、色々な会社のライター募集に手を出してみるのも良いかもしれません。

でもコンテンツ制作に関係する企業に総合職で入れば「ライターをアサインして仕事を依頼する側」「編集する側」の仕事が経験できるでしょうし、それらの仕事を経験しておけば、後々本当にライターになりたいなら余裕で転職できると思いますよ。

新卒でメディア事業に携わりたい人が狙うべき会社

新卒でメディア事業に携わりたい人が狙うべき会社

というわけで、ライターがどうというよりも、もっと広い視野で考えていきましょう。

新卒でメディア事業に携わりたいなら、以下のような条件の会社を狙ってみてはいかがでしょうか。

メディア事業ど真ん中の会社

メディア事業を主軸にした会社を狙うのは、もっとも手っ取り早い手段ですね。

ライターじゃなく総合職で入ったとしても、近しい仕事は学べると思いますし、上流工程も経験できるという点でライター職よりも有利なはずです。

一口に「メディア事業」といっても、いろんなことやるんですよ。

広告を打つこともあるでしょうし、タイアップ企画などがあれば外部のインタビュアーとかカメラマンとかをアサインすることもあります。SNS戦略や動画コンテンツの制作に力を入れる企業も増えています。

総合職で入れば、そんな全体的な部分を経験できるはずですので、せっかく新卒カードを持ってるなら「ライター」じゃなくてそっちに行くべきですね。

Web制作をしている会社

「メディアを運営していて、その運営メンバーやライターを募集している企業」と「Web制作をしている企業」では、新卒枠の数がまったく変わります。もちろん、Web制作をしている企業の方が圧倒的に募集数が増えます。

一方で、仕事内容や学べる内容にそこまで大きな違いはないんじゃないかなと思います。(ピンポイントで見ると違うと思いますが、全体の工程で見ると結局は同じような仕事してますので)

なので、あんまり「自社メディア」にこだわらずに、Web制作に携わってみるのが良いんじゃないでしょうか。

あとクライアントワークを経験しておくと、後々インハウスのメディア担当を目指すとしても、経験値的に良いのではないかなと思います。

広告や配信に強い会社

あとはやっぱり、広告に強い企業ですね。

「マーケティング」というと一気に話が大きくなってしまいますが、広告や配信に強い企業なら、メディア事業とも少なからず接点がありますし、集客のためにオウンドメディアを運営してる企業も少なくありません。

その辺りの総合職から入ってみるのも良いのではないでしょうか。

広告業界は新卒じゃないと入れないような会社も多いと思うので、新卒カードを目一杯利用するという意味でもおすすめです。

新卒募集してるコンテンツ制作会社の一例

新卒募集してるコンテンツ制作会社の一例

あくまで参考程度にですが、新卒募集しているコンテンツ制作で有名な会社をご紹介しておきます。

※あくまで執筆時点の参考情報ですので、実際に仕事を探すときはちゃんと自分で調べてくださいね。

サイバーエージェント(と関連会社)

Web系のコンテンツ制作といえば、サイバーエージェントです。

その関連会社が色々と新卒採用しているようですので、まずこの辺りは狙ってみたい所ですね。僕がもし今新卒なら、この辺は一通り検討すると思います。

サイバーエージェントの採用ページを見る

LIG

Web制作界隈では、LIGなども有名です。

メディアに携わっていきたいなら、まずLIGで経験しておけば潰しが効くのではないでしょうか。新卒募集しているようですので、チェックしてみて良いかもしれません。

LIGの採用ページを見る

マイベスト

冒頭でもご紹介しましたが、大手メディア事業会社といえばマイベスト社です。

ライターやディレクターを目指したいなら、なかなか最高峰の環境だと思いますので、せっかく新卒で目指すならこの辺りの会社にもチャレンジしたいですね。

マイベストの採用ページを見る

新卒ならWebライターを目指すより総合職だ!

というわけで、新卒でWebライターを目指すくらいなら、コンテンツ制作事業をしている会社の総合職を狙うことをおすすめします。

せっかくの新卒カードですので、ライターにこだわらず広い視野で見てみた方が良いですね。

目先の仕事だけじゃなく、将来的に潰しの効く人材を目指すことをお勧めします。

では、就活頑張ってくださいね。

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この記事を書いた人

関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

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