書類選考の結果連絡が早すぎる会社って大丈夫?元人事が教える企業のホンネ

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どうも、たくろーです。

今回は「書類選考の結果連絡が早すぎる会社はヤバいのか?」というテーマでお話します。

僕は過去にアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていました。

アパレルってのはやっぱり人の入れ替わりも激しいし、新規出店があればまとまった人数を採用しなきゃいけないし、とにかく「採用」はめちゃくちゃシビアだったんですよね。

そんな環境だったこともあり、僕が採用活動するときは書類選考の結果はとにかく早く連絡してました

たくろー
たぶん「書類選考の連絡早すぎるけど大丈夫か?」って思われてたんじゃないですかね。

もちろん「とにかく人が欲しい」という事情もあったのですが、社風もあるし、タイミングもあるし、一概には言えません。

今回の話では「書類選考の結果連絡がめちゃくちゃ早いときって、人事は何考えてるの?」ということを知ってもらえればと思います。

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目次

\この記事を書いた人/

たくろー
ブロガー
関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

書類選考の結果連絡が早すぎる!これって大丈夫?

書類選考の結果が早すぎる場合、当然ながら「落ちた場合」「受かった場合」に分かれます。

まずはその両者の場合について「実際それってどういうことなの?」ということを整理していきたいと思います。

めちゃくちゃ早く「落とされた」場合は、シンプルに足切り

「なんでこんなに早く落とされなきゃいけないんだ」というくらいの早さで、例えば応募した日の夕方くらいにお祈りメールが届くことがあるかもしれません。

たくろー
僕も人事をしていた頃にやったことがありますが、これはシンプルに足切りです。

「全く経験が足りない」と思われた場合もあれば、その日が「たまたま応募書類を処理する日だった」という可能性もあります。

ただどちらにせよ、そもそも求めている人物像から程遠いと判断されたら書類選考で落ちます。シンプルに「足切り」ですね。

めちゃくちゃ早く「通過」した場合は、いろんなケースがある

問題は「めっちゃ早く通過連絡がきた場合」ですよね。

「こんなに早く通過させてくるなんて、ちょっとブラックっぽいんじゃないの?」という心配が出てくるのは、ごもっともだと思います。

たくろー
ただこの場合は本当にたくさんのケースが考えられるので、一概にブラックだとかヤバい会社だなんて判断はつきません。

例えば現場に決裁権があるような、フットワークの軽い素敵な会社の可能性だってあります。

というわけで、書類選考の結果連絡が早すぎる場合の理由を色々と考えてみました。

書類選考の結果連絡が早すぎる5つの理由

書類選考の結果連絡が早すぎる理由とは?

ここからは5つのケースに分けて、書類選考の結果連絡が早すぎる理由をお伝えしていきます。

一概に良いとも悪いとも言えない理由もあるので、ここでは「人事担当が何を考えてるのか」というところを知ってもらえたらなと思います。

1. とにかく早く採用したいと思っている

書類選考の結果連絡が早すぎるシンプルな理由としては「とにかく早く採用したい」ということがあります。

僕がアパレル業界で経験したシチュエーションだと、例えば

  • お店の新規出店が決まってるのに全然人を集められていない
  • 急にスタッフが辞めてシフトが回らない
  • 誰か昇進や異動が決まったから、引き継ぎもあるし早く補充しなきゃならない

こんな感じです。

この場合は「ちょっとブラックっぽい感じ」が出ていますね。注意しておきたいところです。

2. 最高の人材だと思われた

次に「とにかく求めている人材に経歴がぴったりで、是が非でも面接したい」と思われた可能性があります。

僕がアパレル企業で人事をしていた頃にあった事例で言えば、

  • 外国人客の多い店舗の求人に、中国人の応募が来た
  • 店長ポジションの募集に、マネジメント経験のある人が応募してきた

こんな風に「思ってる人材とピッタリやんけ!」というケースですね。

採用をしてた人ならわかると思うんですけど、募集要項とちょっとズレた経歴の応募者ってめっちゃ多いんです。

たくろー
必須要件に「マネジメント経験」って書いてるのに「バイトリーダーしてて仕事教えたことがあります」みたいな人が普通に応募してきたりします。

確かに100%間違っちゃいないんだけど……みたいな人ですね。

そんな応募者が多い中、最高の人材がきたら何がなんでも面接まで持っていきたくなるので、自然と連絡が早くなるというわけです。

3. ちょうど応募者が揃ったタイミングだった

次に、書類選考をする人事担当が「5人くらい応募が来たら一旦面接日程を組もう」とか「◯日で一旦区切って全員に連絡しよう」と決めていたという可能性があります。

「その日に書類を送ってたから、たまたま連絡が早くなった」というタイミングの問題ですね。

たくろー
採用は本当に「タイミング命」みたいなところがありますので、これって結構重要だったリします。

とはいえ応募者側ではまったくコントロールできないので、運ですね。仕事探しは結局「運」も大切だよねということです。

4. 面接済の応募者が全員微妙だけど、誰か取らなきゃいけない

次に「何人か面接したけど微妙に物足りなく感じているところに、タイミングよく追加の応募者が来た」という可能性もあります。

たくろー
「すでに面接した人に合否を連絡する約束日まであんまり余裕がないから、できるだけ早く面接してしまいたい」という感じですね。

これも結局はタイミングの問題なのでコントロールできるものではありませんが、このケースだと受かる可能性が高いとも考えられます。

ラッキーなタイミングですね。

5. 普通に人事担当の仕事が早い

最後に、普通に人事担当の仕事が早いという可能性があります。

あるいは応募者第一に考えていて「応募書類が届いたら最優先で判断する」という仕事スタイルなのかもしれません。

たくろー
どちらにせよこの場合は「優秀な人材がいる会社」あるいは「相手のことを考えて行動する社風の会社」であるケースが多いので、良い会社だと判断できそうです。

ただぶっちゃけ「結局のところ応募者から見たらどの理由なのかわからない」というのが本音ですので、あんまり気にせず面接に行くのが良いのかなと思いますよ。

書類選考の結果連絡が早すぎる会社の特徴

書類選考の結果連絡が早すぎる会社の特徴

そんな風に書類選考の結果連絡が早すぎる場合、たぶん大企業ではないですよね。

たくろー
大企業にもなると一度の求人に集まる応募者も多いので、ある程度の日数がかかるのが普通です。

書類選考がスピーディなのはベンチャーとか中小企業のケースがほとんどですが、ちょっとそんな会社の特徴を考えてみました。

規模が小さくて、決裁を取るスピードが早い

これは良い例ですが、まず「人事担当が上長から決裁を取るスピードが早い」ということが考えられます。

まどろっこしい承認や決裁作業がいらず、風どおり良く意見が通る会社の可能性が考えられます。

この場合は「アタリ」の会社かもしれませんね。

現場が採用権を握っている

次に、決裁どうこうというよりも「そもそも現場に決定権がある」というケースも考えられます。

大企業だとあり得ないのですが、中小やベンチャーだと割とあるんですよね。

たくろー
「現場の人が現場に必要な人を面接して採用する」ということでミスマッチも起きにくく、良い会社であることが多いように思います。

ただ大量採用の職種だったらちょっと話は変わってきて、ただ適当に採用しているだけの可能性もあります。

どちらにせよ、その状況の会社の書類選考に通ったということは受かりやすいとは思うので、働きたいなら働いたら良いのではないかと思います。

とにかく人が足りない

ただ残念ながら、ほとんどの場合は「とにかく人が足りないから今すぐにでも採用したい」という状況なんだと思います。

たくろー
少なくとも僕はこの理由がほとんどで、めっちゃ早く連絡してました。

結局のところ、これがたまたまなのか、万年人手不足なのか、外から見るとわからないことも多々あります。

そう考えると、結局「応募者側からはよくわからんから、とりあえず面接受けたら?」という結論になります。

書類選考の結果が早すぎるときは、もう面接受けてみるしかない

何の解決にもなってないかもしれませんが、結局のところ「面接受けてみるしかない」というのが結論です。

まずは面接に行って、面接担当がまともな人なのか判断するのが一番ですよ。

あんまり気にせず、とにかく書類選考に通ったことを喜んでおくと良いんじゃないかなと思います。

では、転職活動頑張って下さいね。

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この記事を書いた人

関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

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