まだ1週間だけど派遣を辞めたい!3つのルートと具体的な辞め方を解説

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どうも、たくろーです。

アパレル企業でエリアマネージャーとして働いていた頃は、いろんなお店で派遣スタッフさんを雇っていました。中には1週間どころか1日で来なくなった人もいます。

今回はそんな経験から「1週間だろうが1日だろうが、辞めるなら辞めるで何とかなるよ」というお話をしていきます。

ルートは3つあって、

  • 辞めたいと伝えつつ、契約満了まで働く
  • 早めに辞められるよう相談する(やむを得ない事情を持ち出す)
  • 即日辞める(バックレ or 退職代行)

どれかになります。

たくろー
僕がアパレルにいた頃、派遣さん雇ったら5人に1人くらいは飛んでましたので、雇う側からすれば割と慣れっこですよ

できるだけ望んだ形で辞められるように、派遣の退職事情について解説していきます。

おすすめ退職代行

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目次

\この記事を書いた人/

たくろー
ブロガー
関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

まだ派遣されて1週間でも、辞めたいなら辞めよう

まだ派遣されて1週間でも、辞めたいなら辞めよう

派遣の仕事は、お互い気軽に辞められるのがメリットかなと思います。

だから1週間だろうが辞めたいなら辞めたらいいし、やりたくない仕事で人生の時間を無駄にすることはありません。

やりたいことがあるなら、そっちやりましょう。

ちなみに派遣契約は、下記の図のような関係性になっています。

「あなた」と「派遣先」の間には何の契約もありません。

ちなみに「あなたと派遣会社との契約」には2種類あって、

形態派遣会社との契約派遣”先”の会社との契約
登録型派遣期間に定めがある期間に定めがある
(あくまで派遣会社と派遣先の間の契約)
無期雇用派遣期間に定めがない期間に定めがある
(あくまで派遣会社と派遣先の間の契約)

こんな感じです。そして働き始めてすぐなら、ほぼ100%「登録型派遣」で契約しています。

と、一応色々と説明しましたが、ぶっちゃけ契約がどうだろうとまだ1週間だろうと問題なく辞められることがほとんどです。

まずは「派遣先」目線で、派遣スタッフの退職事情をお伝えします。

「派遣先」目線では、ぶっちゃけ誰でもいい

契約の関係上、派遣先としては「仕事できる人なら、別に誰に来てもらっても構わない」と考えています。

たくろー
そういう契約で利用しますし、そもそも派遣先は「人」単位では選べません。

なので、良くも悪くも「あなたじゃなくても良い」のです。

そもそも数ヶ月単位でリスクなく契約を切れるという血も涙もない働き方が「派遣」です。「派遣先に迷惑かかるかも」みたいなことは考えなくてOKですね。

派遣先としては、派遣会社から代わりの人を用意してもらえれば割とどうでも良いので、あなたが1週間で辞めようがあんまり気にすることはありません。

ある意味では、それが派遣で働くメリットの一つかなと思います。

派遣スタッフの5人に1人はすぐ辞めてた

僕がアパレルで働いていた頃の経験上、派遣スタッフの5人に1人くらいは1週間以内に飛び、続ける人は長く続く、という感じでした。

これがアパレルだからなのか、まあまあブラックだったからなのかわかりませんが、そんなもんです。

だって派遣の仕事って「この仕事やってみませんか?」って紹介されて、なんとなく顔合わせに行って、なんとなく働き始めますよね。

たくろー
どうしてもその仕事がやりたくて2回も3回も面接受けて入社した人でも辞めたくなるのに、そんな感じで働き始めたらミスマッチが起こって当然です。

それが良いとか悪いとかは別の話として「派遣スタッフが1週間で辞める」なんて、割と当たり前の世界だと思っておいて下さい。

派遣されて1週間で「辞めたい」と思った後のルート

派遣されて1週間で「辞めたい」と思った後のルート

次に、実際に派遣されて1週間で辞めたいと思ったときに、どんな選択肢があるのか解説していきます。

大きく3種類のルートに分かれますので、見ていきましょう。

基本ルート:契約満了期間まで働いて、更新なしで終了

もっとも基本的なルートは、派遣会社に「まだ1週間だけど辞めたい」という意思は伝えつつも、契約満了まで働くパターンです。

このルートのメリットは、次の仕事も紹介してもらいやすいことです。

契約満了の2週間前くらいから次の職場の顔合わせが始まり、スムーズに次の仕事を始められる可能性が高くなります。

働き続けなければ生活費に困る場合、この基本ルートで辞めて、次の仕事も紹介してもらうと良いでしょう。

最初の契約期間は1ヶ月〜3ヶ月くらいになることがほとんどですので、その期間我慢できるなら、もっとも無難な選択肢ですね。

応用ルート:話し合った上で退職日を設定して辞める

派遣会社と話し合った上で、契約満了日よりも近い日程で辞めるルートもあります。

派遣会社に「まだ1週間だけど辞めたい!」と相談した場合、基本的にはこのルートになることが多いかなと思います。

  1. あなたと派遣会社の間で、辞める日程をあらかた決める
  2. 派遣会社が派遣先に連絡して日程調整する
    (新たな人を派遣するのか、契約を打ち切るのか含めて相談)
  3. あなたが辞められる日程が決まる

こんな手順になります。

もちろん派遣先からすれば「せっかく人を用意してくれるっていうから頼んだのになんだ!シフトどうしてくれるんだ!」と怒ることもありますが、それが派遣会社のビジネスモデルですし、仕方ないですね。

例えば3ヶ月更新だったとしても「今月いっぱいで」とか「今出ているシフトで終了」とか、そういうキリが良い日程で調整されることがほとんどです。

裏道ルート:即日辞める(バックレる)

ハートが強くなければ難しいですが、即日バックレるという選択肢もあります。

ちなみに僕がアパレルで働いていた頃には、何回もバックレに遭いました。

たくろー
お店の設営作業から参加してもらっていて「オープン初日からいきなり来ない」みたいな強者もいました。これ、お店に対する最高の嫌がらせです。

そもそも一切連絡せずに来なくなることもあれば、派遣会社にだけ「もう行きません」と連絡してブッチするという人もいます。

まったく褒められた方法ではありませんが、現実的にそういうルートを選ぶ人もいる、ということをお伝えしておきます。

派遣されて1週間で即日辞める具体的な方法

派遣されて1週間で即日辞める安全かつ具体的な方法

次に派遣の即日退職を実現するための、安全かつ具体的な方法をお伝えしておきます。

2つの方法がありますので、自分にとって気持ち良い手段を選んでみて下さい。

1. 派遣会社に、やむを得ない事情を伝える

雇用関係のどの条文にも「やむを得ない事情がある場合」「双方の合意がある場合」に関しては、すぐに契約を終了できるという旨が記載されています。

なので、派遣会社にやむを得ない事情を伝えてやめればOKです。

僕がアパレル企業で雇っていた派遣スタッフの方が即日辞めた退職理由としては、

  • 妊娠がわかって体調が優れず、働けそうにない
  • 急病で出勤できそうにない→フェードアウト
  • 怪我をして入院することになった→フェードアウト

この辺りは実際に経験したことがあります。

ちなみに派遣元には派遣会社から連絡が来て「こういう理由で出勤できなくなりましたので、代わりの人を探すまでしばらく待っていただけませんか?」みたいに相談されます。

どこまで嘘か本当かわかりませんが、そう言われてしまえば仕方ないので、飲むしかないんですよね。

たくろー
契約違反だといって突っぱねても現実問題どうにもならないので、ぶっちゃけ契約なんてあってないようなもんでした。悲しいことに、これが日本社会です。

とにかく「やむを得ない事情で出勤できない」ことを派遣会社に伝えて、そのままなし崩し的にフェードアウトしていくのがもっとも安全な手段です。

2. 退職代行を使う

お芝居をするのも面倒なときは、退職代行を使うのがもっとも楽ちんな手段です。

「弁護士」や「労働組合」が運営する退職代行なら上手に交渉してくれますので、もう出勤せず、誰とも喋らず即日退職が実現できます。

たくろー
「バックレるほどハート強くないけど、もう行きたくない」という場合は、退職代行がベストですね。

手続きを済ませてくれるので、スッキリ辞められますよ。

おすすめは労働組合が運営するサービスで最安値の「退職代行SARABA」です。

詳しくは下記の記事も参考にしてみて下さい。

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派遣スタッフとして働くときのリスクヘッジのコツ

最後に、派遣スタッフとして働くときに「派遣先とのミスマッチ」のリスクを減らすコツをお伝えしておきます。

次も派遣で働くなら、この辺りは押さえておいて下さい。

最初は「1ヶ月更新」で様子を見るべき

基本的に、初回契約は「1ヶ月更新」で様子を見るべきです。

今は大体の派遣会社がそうするとは思いますが、もしも3ヶ月とか半年を提案されても「まずは1ヶ月」がおすすめですね。

結局働いてみないと職場の良し悪しは分かりませんし、そもそも派遣はろくな面接や選考をしない分「ミスマッチ」がめちゃくちゃ多い構造です。

1ヶ月更新で入ると、まずは働いて2週間くらいで契約更新の意思確認をされます。

「この職場やだな」と感じたらすぐに辞められますし、おすすめですね。

派遣先で理不尽な扱いを受けたら、すぐに派遣会社に相談すべき

僕がアパレルで働いていた頃、マネジメントの下手くそな店長もたくさんいました。

スタッフに対してろくに物を教えられなかったり、適当な扱いをしたり、そもそも「派遣スタッフと自社スタッフの契約の違い」すらわかってないような人間もたくさんいます。

なので、ちょっとでもおかしいと感じたら「派遣会社」の担当者に相談して下さい。

派遣会社と派遣元の契約では、必ず「苦情窓口」が設定されていますので、派遣会社からスムーズにその人へ連絡して、職場環境の改善に動いてくれるはずです。

結局は直らないと思いますが、例えば1週間で辞めるにしても「派遣先のせい」にできれば完全ノーダメージですので、おかしいことはおかしいと相談するのが良いですよ。

辞めたいなら辞めて、やりたいことやろう

派遣は「切られやすい」というリスクがある代わりに「辞めやすい」のが一つのメリットです。

まだ1週間だろうがなんだろうが、辞めたいなら辞めましょう。

派遣スタッフに即日辞められた派遣先はめちゃくちゃ困りますが、適当な扱いを受けたり、ろくな指導を受けられないようならお互い様です。

やりたい仕事ができるのが一番だと思いますので、次はぜひ良い仕事を探してみて下さい。

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この記事を書いた人

関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

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