退職を引き止められて残った人の末路。現場のマネージャーが解説!

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どうも、たくろーです。

今回は「退職を引き止められて残った人の末路」というテーマでお話します。

僕は以前にアパレル業界で、エリアマネージャーの仕事をしていました。退職を申し出たスタッフを引き止める機会も多く、また周りから話を聞く機会も多い立場です。

そんな経験を元にして、退職を引き止められて会社に残った人のその後や、実際に残った際のメリットデメリット、また引き止められたときに残るか否か判断する際の指針をまとめました。

退職しようと思ったけど引き止められて心が揺れているあなたへ、参考になる情報をお届けします。

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目次

\この記事を書いた人/

たくろー
ブロガー
関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

退職を引き止められて残った人の末路

退職を引き止められて残った人の末路

僕の経験上、退職を引き止められて残った人は3種類に分かれます。

  1. 上司やチームなど、周りへの「情」で残ることにした人
  2. 条件アップにつられて残ることにした人
  3. 言いくるめられて辞められない人

状況により引き止められて残った後の末路が変わってきますので、まずはケースごとに整理していきます。

上司やチームなど、周りへの「情」で残ることにした場合

「情」で残った人は、引き止められたあとも長く続くケースが多い傾向にありました。

この場合は、そもそも給与などの実利よりも「周りとの調和」や「過ごしやすさ」を重視したい方がほとんどです。

なので一度退職を申し出て丁重に扱われるようになれば、意外と居心地が良くなる可能性があります。

これは主婦のパートさんなどに多い残り方で、その後も上手くやる方が多いケースです。

条件アップにつられて残ることにした場合

給料や立場などの条件アップにつられて残ることにした人は、定期的に退職を検討することになります。

例えば月給が5万円上がって一時的には落ち着いても、1年や2年もすればまた不満が出てくるのが目に見えていますよね。

それが正当な評価なら「言い出す前にさっさと給料上げろよ」という話になりますし、そうでないなら会社の評価制度が崩壊しています。

この場合、良い未来にはならないケースがほとんどです。

言いくるめられて残ることにした場合

恫喝するタイプの上司が多いブラック企業では、とにかく言いくるめられて、強く「辞める」と言い切れずに残る人が多く存在します。

(僕が以前にいた職場でも、残念ながらそんな人が多く働いていました)

こういった人はとにかく搾取され続け、そのまま30代や40代になって「この後どうしよう」と悩むケースが多くなります。

結果的に後悔することが多いように感じますので、どこかで踏ん切りをつける努力が必要です。

退職を引き止められて残るメリット・デメリット

退職を引き止められて残るメリット・デメリット

退職を引き止められて残ったときに発生するメリットとデメリットについて解説します。

実際にそんなスタッフを多くみてきた上司目線でお伝えしますので、一個人の意見ではありますが、リアルな部分を知っておいてください。

丁重に扱われる

一度でも退職を申し出たスタッフは、多くの場合、その後は丁重に扱われるようになります。

例えば「勤務時間」に関する不満で退職しようとした人は、その後は周りの人よりも残業に気を使われたり、シフト制ならシフトの組み方で色々と優先されたりするかもしれません。

それは会社側の「また下手なことして辞められたら困るな」という心境であり、真に信頼を得られることはほぼなくなります。

ある意味では居心地が良くなるかもしれませんが、会社側からすると「腫れ物を扱う」ような目線にもなりますので、メリットでありデメリットですね。

出世に響く

丁重に扱われる反面、その後の出世はほぼ期待できません。

一度でも退職を申し出た人に対して、会社側は「どうせまた何かのタイミングで辞めるって言い出すだろうな」と判断しますので、重要な役職につけようとは思わないんですよね。

よって「出世せずになんとなく腰かけで働きたい」という方にはメリットになりますが、会社の中で出世していきたい方にとっては、残るメリットはほぼありません。

ワガママが通りやすくなる

退職を引き止められ、出世を諦めて残った人は、もはや無敵モードになります。

希望や改善案は全部伝えて、我慢ならなくなったら本当に辞めれば良いのです。

「会社に一矢報いたい」といった思考があるなら、そんな目的で一度残ってやりたい放題してみるというのも、一つの選択肢かもしれません。

しかしやりすぎると周りからの目が厳しくなってきますので、良い塩梅を見極める必要があります。(最終的に辞めれば良いのですが)

退職の引き止めを受けたときの判断基準

退職の引き止めを受けたときの判断基準

退職の引き止めを受けて悩んだときに、実際に何をどう判断して残るか辞めるか決めるべきか、その指針を整理しておきます。

もちろんこれが全てではありませんが、一度検討してみてください。

転職先が決まっているなら、退職一択

そもそも転職先が決まってから退職を申し出たなら、悩むまもなく退職一択です。

転職理由が本当に「金」だけで、引き止めによって転職先よりも良い条件を提示されたなら、短期的に考えると一考の価値があります。

しかしその後の昇級はなかなか期待できませんから、長い目で見れば結局いつかは転職を検討することになりますし、転職は若い方が一般的に有利です。

すでに転職先が決まっている場合、残るメリットはほぼありませんので、迷わず退職しましょう。

辞めたい原因が改善されるなら、残る価値はあるかも

引き止められたときに提示された条件によって、退職を考えた原因が改善されるなら、一旦残ってみても良いかもしれません。

「なんとなく辞めたかった」という場合でも、実際に何が嫌だったのか原因があるはずです。人間関係や給与、仕事内容、シフトの組み方や勤務体系などですね。

それでも嫌ならやっぱり辞めれば良いだけですから、特に転職活動などもしていなかったなら、残るという選択肢はアリです。

言いくるめられただけなら、退職代行で

もし言いくるめられて本当に言い出せないというなら、退職代行に頼って辞めてしまうことをお勧めします。

退職代行を利用すれば、自分で会社と話し合うことなく、即日にでも退職手続きを代行してくれます。
25,000円〜程度の費用はかかりますが、多くの場合残った有給を消化して辞められますので、数日の有給が残っていれば黒字ですね。

もっともおすすめのサービスは退職代行SARABAで、下記の記事に概要をまとめてあります。

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まとめ

まとめると、下記の通りです。

  • パートさんなどでゆるく働きたいなら、引き止められて残るメリットもある
  • 普通に出世して働いていきたい方は、残ってもメリットない
  • 恫喝してくるような職場なら、転職推奨

引き止めに応じずに退職するのがベターですが、場合によっては受け入れても良いかもしれません。

今の状況や自分の求めているものと照らしながら、より良い退職を実現してくださいね。

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関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

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