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どうも、たくろーです。
「仕事しない上司って、なんで出世できたの?めっちゃウザい」
「うちの上司ぜんぜん仕事しなくて腹立つわ……どうればいいんだ……」
こんな悩みにお答えしますね。
さて、仕事しない上司はどこの職場にもいるんですが、これはもう仕方がないことです。「パレートの法則」といって「組織全体のなかで、まともに利益を上げてるのは2割の人だけになる」という原理があるんですよね。
嘘みたいな本当の話ですが、様々なシチュエーションに当てはまります。だからそもそも、上司が全員めちゃくちゃ仕事してるなんてありえないんですよ。
とはいえ「じゃあなんでその人出世したの?」とか「どう関わればいいの?」みたいなところは気になりますよね。
そこで今回は、以前のブラック企業でヤバい上司とたくさん関わってきた僕が「仕事しない上司の正体や正しい関わり方」を解説していこうと思います。
仕事しない上司、見てて腹立ちますよね。その正体がなんであれ、あんまり真っすぐな性格ではないことは確かでしょう。
ちなみにワークポート社が実施した「上司との関係」に関する調査では、約70%の人が現在の上司を「尊敬できない」と回答しています。
その中身を見てみると、「話を聞いてくれない」とか「保身に走る」とか、やはり「仕事しない」というニュアンスの回答ばかりです。
ではそんな「仕事しない上司の正体」は何なのか、という話になると、僕は大きく4種類にわかれると考えています。
まずは仕事しない上司の正体について、考えられることをお伝えしますね。
その上司、実は見えないところで仕事をしている可能性があります。
僕がアパレル業界でエリアマネージャーという仕事をしていたころ、スタッフから店長への不満で一番多かったのが「バックヤードで何してるのかわからない」「全然接客してくれない」みたいな内容だったんですよ。
不満が上がってる時点で、その上司の「マネジメント力」という点がお察しなのは確かですが、このタイプは本当にもったいないですね。話せば誤解はとけるし、むしろスタッフと良い関係が築けるであろうタイプの上司です。
店長ってバックヤードで書類作ってたりとか、戦略を練ってたりとか、あと取引先とか本部と電話で商品仕入れの交渉してたりとか、そんな「スタッフからは見えない仕事」が結構多いんですよね
店長には店長の仕事があって、スタッフにはスタッフの仕事があって、という「役割分担」が組織で仕事をするという本質なんですが……それをちゃんと伝えられていない上司が「仕事しない」と思われてるというケースは存在すると。
もちろん裏でサボってる奴もいて、そんな奴はもうさっさと降格した方が良いと思いますが、中には「実は仕事してる上司もいるよ」というのも事実です。
「自分の上司はどう?」って考えてみて下さい。
その上司、とにかく上層部と仲が良くてコミュ力が高い可能性があります。
仕事しない(できない)し、その上司の上司からもよく怒られるんですが、でも「可愛がられるから出世している」と。
上司からすると「怒りやすい人」って貴重で、要するに「何でも話しやすい相手」なんですよね。だからそういう人って、仕事できなくても意外と出世しやすいんです。コミュ力高いから対外的には上手くやれますし、ある意味では信用できますからね。
でもそういう人って、もう確信犯でやってるので「部下からなんてどう思われてもいいや」と思ってるタイプもいます。「まあ上司から気に入られればいいや」みたいな。
めちゃくちゃイヤなやつですが、そういう人間がいるのも事実ですね。
その上司、部下に仕事を振る采配がめちゃくちゃ上手い可能性があります。
見てわかりやすい「仕事ができる上司」って、けっこう自分でなんでもやっちゃったりするんです。部下から相談されたら親身に聞くし、熱意をもって教えもするけど、仕事はけっこう自分でやっちゃいます。
でもそれと別のタイプの才能がある人のなかには「采配がとにかく上手い」という三国志の趙公明みたいな人もいるんですよね。
みたいなことですね。
そんな人だと、もっと先のことを考えて動いている可能性もありますし、開いた頭でまた別のことを考えてたりするので……まわりからは「うちの上司まじで仕事しない」と思われていると。
現実にはなかなかいませんが、こんな漫画みたいな人もたまに存在します。
残念ながらもっとも大多数なのが「年功序列でそのポストに就いただけ」という上司ですね。
歳をとってきた人を平社員で置いておくと、まわりの社員がやりづらいので「どんなに仕事ができなくても出世させざるを得ない」みたいな状況になるんですよね。
だから長く働いてさえいれば、ある程度のところまでは上がれます。
「そんな使えない社員、なんでクビにしないの?」って思う人もいると思うんですが、社員をクビにするのってけっこう難しいんです。法律で守られてますからね。
というわけで、このタイプの上司はもう自分も諦めてるし、その上司も諦めてるから、一番やっかいな相手です。
とはいえ「仕事できないのに長く会社にしがみつくメンタル」は学ぶべきところかもしれませんので、そこは参考にすると良いかもしれません。
仕事しない上司に4種類いるとお伝えしましたが、もちろんどのタイプも部下からすると「仕事しない上司」に見えているという事実に変わりはありません。
突き抜けて優秀だからこそ人の気持ちがわからないか、あるいは普通にイヤな奴だったりしますので。
でもそういう上司を嫌って「追い出そう」とか「仕返ししよう」なんて考える前に、まずは学べるところを学んだ方が良いと思うんですよね。
例えば「上司だけ定時で帰って、部下はめっちゃ残業してる」みたいな状況、けっこうすごいですよね。仕事を振って帰ってるのに、部下は「上司うざい」と思いながらもマジメにその仕事を完遂しようとしてるんですから。
そのスキル欲しくないですか?
というわけで、まずは「仕事しない上司」から学べる部分は学んでいきましょう。
まず、その人がどれだけ仕事しないと思われていても「出世できている」という事実があります。
そこには「継続が大切」とか「能力がないのに問題を起こさずに社会で生きる術」とか、大切なことが沢山隠れてるんですよね
というわけで「なんであんなやつ出世したんだ」と思ったときに、本気でその理由を探るとけっこうおもしろいことがわかります。
例えば僕がアパレルのエリアマネージャーとして働いていたころ、そのころの僕の上司に「全然仕事しない人」がいたんですよね。本当に内外から「仕事しない」と思われてる人。
じゃあなんでそんなポジションにいるのよ?って思って考えてみたら……まあやっぱり「人たらし」なんです。
適度に悪いこともやってきて、でも今は落ち着いていて、口数は多くないけど良いこと言う。そんな男。
「仕事しないのはウザいけど、まああの人なら仕方ないか」みたいに、最終的に謎に許されてるんですよね。(仕方ないわけないのにね。仕事しろよ。)
そういう人から学べる部分は学んだ方が良いと思いますし、ただただ嫌ってその上司のことを見ないのはもったいないな、と思った経験でした。
まあ、仕事しないのはどうかと思いますけどね。
「部下がみんな文句言いながらも仕事を終わらせてくれる」という状況を作り上げてるのって、それはそれですごくないですか?
人に仕事ふりまくって、自分は仕事せずに部署の仕事を回してるのってすごいですよね。僕は絶対にその人の下では働きたくないんですが、でも学ぶところって沢山ありそうです。
これまたエリアマネージャー時代の経験ですが、めちゃくちゃ仕事振ってくる上司いたんですよ。びっくりするほど右から左に流してくる人。
(前いた会社、仕事しない上司のバラエティ豊かすぎない?)
僕がその人の直属の部下になる前、つまり外から見てたときは、実は「めっちゃ仕事できる人」みたいなイメージだったんですよね。でも実際にその人の部下になってみたら、めちゃくちゃ仕事振ってきて「お前なんもやってないやん」みたいな上司でしたと。
これ、才能です。自分が「すごい仕事してる感」を外に与えながら、実は全部部下にやらせていると。
もちろんその上司にも言い分はあると思いますし、事実「おれも裏でいろいろ仕事してんだよ」みたいなこと言ってましたが、まあわかんないですよね。
でもそんな仕事のやり方でも、全体を回せているなら才能です。僕がその人から学んだ処世術は「部下の ” 評価 ” だけは、ちゃんとするところ」ですね。それはやっぱり大切で、会社で働く以上そこをおさえておけば割と上手く回るんだなという学びです。
僕はそんな上司に使い潰されたくなかったので結局辞めましたけど、学ぶべきところは沢山ありました。
その上司、本当に仕事してないならそれはそれでスゴイですよね。それで辞めさせられずに給料もらってるんですから。
できればそんな存在になりたいですよね。
ちなみに僕の実体験だと、アパレルの「店長」にめちゃくちゃ多かったタイプです。
蓋を開いてみるとスタッフから続々と店長への不満が出てきて、もう店が崩壊する寸前だったりとか……まあそこまで気づけなかった僕とか会社が無能なんですけどね。
でもそういう人って、どこにいってもバレないようにサボりながら上手いこと生きていくタイプだと思うんですよね。だから年功序列だったとしても店長になったんでしょうし。
ある意味では反面教師として学びになりますし、場合によってはそんな人を目指すのもいいんじゃないでしょうか?
どう生きたいかなんて、人それぞれですからね。僕はイヤですけど。
さて、そんな感じで「仕事しない上司からも学べるところがある」というお話はしましたが……肝心のことが解決できていません。
「結局、いまの状況どうすればいいのよ?」ってところですよね。
というわけで、最後に「仕事しない上司への対処法」をお伝えしておきたいと思います。
生理的に無理ならおすすめしませんが、一番円満に解決するのが「その仕事しない上司とめちゃくちゃ仲良くなる」という方法です。
なんでも言えるようになるから自分も仕事しない側になれたり、むしろそのおかげで出世できたりするかもしれません。
で、上司からすると部下のマネジメントって死活問題なので、部下から仲良くしようとされて嫌な上司ってほぼ存在しないんですよね。だから結構イージーモードです。
とはいえその上司から「こいつまじで仕事できねえな」と思われてたら邪険にされるかもしれませんので、ある意味ではその判定基準にもなりますね。
逆に言えば基本的には受け入れてもらえますので、あなたにやる気さえあれば実現できる、もっとも円満かつ現実的な方法ですね。
「仲良くするなんて生理的に無理!」という場合は、そのまた上司に相談するという手があります。
その場合は「こういう状況なので、こうしたい」という具体的な要望内容が必要ですね。
なんとなく「こういう状況です」と報告するだけでは、相手も忙しいので「で?どうしたいの?」と思われる可能性がなきにしもあらずです。(そんな会社辞めた方がいいですが、そんな会社が多いのも事実)
例えば自分が部署を異動したいのか、その上司に指導して欲しいのか、仕事のチーム体制を変えて欲しいのか……という要望をはっきりさせてから相談しましょう。
とはいえ、下手すると「生意気だな」と思われて居づらくなる可能性もある諸刃の剣です。
どちらにせよそんなことで邪険にされる会社なら辞めた方がいいとは思いますけどね。なにしろ、仕事しない上司がいるような会社ですから。
「仲良くするなんて生理的に無理!でも絶対にその仕事は続けたい!」という場合は、やはり「無視して働く」のが現実的な選択肢のひとつになります。
とはいえ根本的な解決にはならないのですが、現実なんてそんなもんです。リスクを取らなければ、環境を動かすことはできません。
仕事が回ってなければ会社の上層部がテコ入れしてくると思いますが、そうじゃないってことは「会社としては問題ない」と思ってるってことですからね。
僕はそんなクソみたいな会社辞めた方が良いとは思いますが、でも事情もあると思います。辞められないなら、できるだけその上司のことは無視して自分の仕事だけを見つめて働きましょう。
「諦めてしまう」っていうのは、腹も立たなくなるし良い選択肢だと思いますよ。
ってやってしまえば、合法的に即日辞められます。
仕返しとしてはめちゃくちゃ効果的ではありますが、それを自分が許容できるかどうかですね。「目には目を」みたいな方法なので、決して褒められた手段ではありません。
でも個人的には「困っていても上司から見てみぬフリをされて本当に仕事が進まない」とか、そういうどうしようもない会社ならやっちゃっていいんじゃない?とは思います。お互い様ですしね。
ちなみに退職代行にお願いすれば、上記の「有給つかいながら即日辞める手続き」を丸投げできるので、それもおすすめですよ。
僕が一番おすすめしたいのは、転職ですね。
当たり前っちゃ当たり前の選択肢なので、言われなくてもわかってるとは思うんですが……。
とはいえ無駄にイヤな思いをする職場にいる意味ってあんまりないと思うので、状況が許すなら転職するのが一番だと思います。
その上司から盗める技術は盗みつつ、できれば次なるステージにいきましょう。
いまどき転職なんて珍しくも無いですし「3年働かなかったら詰む」みたいな空気も薄れてきていますので、無理に我慢する必要ないですよ。
ちなみに僕も35歳で未経験職に転職できましたし、わりとなんとかなります。頑張って良い会社探してみて下さい。
というわけで「仕事しない上司はけっこうクソ野郎ではあるけれど、学ぶべきところはあるよ」っていうお話でした。
「自分がそうなろう」ってわけではありませんが、良いところはマネできると良いかなと思います。で、学べるところだけ参考にしたらサクっと転職してまともな会社にいきましょう。
それでは、あなたが次は良い会社に当たることを祈っています。。
いまの仕事と報酬、
バランス取れていますか?
たとえ最初は理想の職場だと思っていた環境でも、数年単位で勤めていると、少しずつ不満を感じてきます。
その原因は、仕事内容と報酬額のバランスによるもの。「これだけ仕事ができるようになったんだから、もっと給料が上がってもいいよなあ」という気持ちや理屈は、なかなか会社へ伝わりません。
努力で身につけたスキルは安売りせずに、定期的に自身のいるステージの見直しをおこなっていきましょう。
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