どうも、たくろーです。
「次受ける予定の会社が副業禁止してるみたいなんだけど、これっておかしいの?」
「うちの会社副業禁止だけど、バレたらどうなる?」
こんな「副業禁止」についての悩みにお答えしますね。
結論として、会社の就業規則に「副業禁止」と書いてあればバレたらマズいですし、最悪クビになるかもしれません。
でも日本の国としては副業を推奨していますし、ブログとか、YouTubeとかココナラとか、世間の人はみんないろいろとパラレルワークをしている時代なんですよね。
僕は本業とは別で、個人でもブロガーやwebライターとして活動しながら生計を立てています。同僚とか上司もみんな自分で事業をもってて、話を聞いてるだけでおもしろい環境ですね。
でも、前にいた会社は副業禁止でした。今の時代副業禁止してるとかあきらかにおかしい環境だったな……と、今になって思います。
というわけで今回は「いまどき副業禁止はおかしいから、ちょっと将来設計も含めて会社を選んだ方がいいかもね」というテーマでお話しますね。
いまどき副業禁止の会社はおかしいけど、バレたらマズい

今どき副業禁止の会社がおかしいか否か。YESかNOで答えるとすれば、間違いなく「おかしい」でしょう。
でも実際問題として、副業禁止の会社で副業がバレると困ったことになる可能性はあります。
シンプルに言えば「就業規則」で禁止されていれば処分されますし、禁止されていなければ何ごともありません。
あくまで会社のルールによります。
例えば1989年にはタクシー運転手がガス販売の副業に力を入れすぎてクビになっています。(判例詳細)タクシー運転手は乗客の安全を守る義務があるのに、本気でガスを売りすぎて疲労困憊で働いてたそうです。
しかし2000年には、個人で喫茶店を営業していた学校の先生が副業禁止でクビになったものの「業務に著しく影響があったわけではないからクビはやりすぎだ」とクビを撤回させた判例もあります。(判例詳細)
そもそも就業規則に「副業禁止」と入っていても「その就業規則の妥当性」が認められなければ処分はできないと。
さらにいえば、確実に懲戒解雇になるわけでもなく、会社の規定にもよると。
つまり「クビになる可能性もあるけれど、会社とか従事してる業務による」という話ですね。
会社に副業がバレるタイミングは2種類

次に気になるのは「そもそも副業って会社にバレるの?」ってことですよね。
結論としては「バレることもある」のですが、そのタイミングは以下の2種類です。
- 住民税の金額に違和感を持たれたとき
- 密告されたとき
とくに小さい会社だと、住民税の額がおかしければバレます。
住民税を給与天引きで支払っている(特別徴収)なら、あなたの住民税の額は会社の経理に知られています。
住民税の金額は前年度の所得に応じて額が変わるので、会社の給料から計算される住民税の額と違っていれば「あれ?こいつ、なんかやってんな?」と思われることもあるでしょう。
不審に思われれば、理由を聞かれるかもしれなくて…そうなるとまあバレますよね。
あとは酔った勢いでうっかり同僚や部下に話してしまい、そこから密告されるようなケースもあるかもしれません。
密告と言うと大袈裟ですが、人はうわさ話が大好きなので。
なんて何気なく話が広がり、そのうち上司の耳にはいって呼び出されると。
というわけで、会社に副業がバレるとしたら「住民税」か「密告」のどちらかです。
とはいえ、根本的な部分から考え直しておきたいところですよね。
「副業してるの、会社にバレたらマズいな…」なんて気にしないといけない会社って、どうですか?
日本としては、副業を推奨している

冒頭でも少しお伝えしましたが、前提として「法律では副業は禁止されていない」ということはご存じでしたか?
それどころか、いまの日本では副業が推奨されてるんですよね。
昔は「会社の就業規則には副業禁止の項目をいれようね」と言っていた日本が、あるときクルっと手のひらを返しました。概要は下記の通りです。
平成30年1月、モデル就業規則を改定し、労働者の遵守事項の「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと。」という規定を削除し、副業・兼業について規定を新設しました(第14章第67条)。
参考:厚生労働省公式サイト「副業・兼業」
新しくなった「モデル就業規則」を要約すると、下記のような内容が書いてあります。
「自分のスキルを伸ばすためならガンガン副業しようぜ。終身雇用なんてもう無理だしね」
さて、このように日本としては副業をオススメしていますが「副業なんてゆるさん!」と就業規則に書いてある会社もまだまだあるみたいで…シンプルに遅れてますよね。
副業禁止の会社は、やっぱりおかしい

サラリーマンが副業を始めたいと考えるケースは、2種類あると思います。
- 自分のスキルを上げるついでに稼ぎたい
- リアルに生活に困窮している
上記のどちらかのはずです。ですよね?
僕は前者の理由で始めたのですが…これって会社にとっても良いことしか無いですよね。かってにプライベートを削ってスキルを上げてくれるんですから、会社は感謝すべきです。
それが全然ちがった業種の副業だったとしても、例えば人脈が広がったり、全然ちがう業界の知見が入るわけですから、損になる事なんて基本的にないんです。
(夜中まで居酒屋で働いて、本業の勤務中は眠くて仕事できない…とかはダメですが。)
さらに後者の場合だと「満足な給料を出しててくれないのに、副業すら禁止する」という鬼のような状況です。
昔の会社は「終身雇用前提」で雇っていたので、
こんな感じでした。(といっても、その時代は直接知りませんが。)
でも今の副業禁止の会社って…
こんな感じです。
こうやって聞くと、今すぐ辞めたいですよね。
どちらに転んでも、いまどき副業を禁止している会社は「ちょっとなあ…」という話です。
というわけで、あなたの会社の就業規則に「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」みたいな文面がないか確認しましょう。
はいってたら…。
とりあえずブログでも始めて、次のキャリアを目指すことをおすすめします。

サラリーマンにおすすめの副業とは?

副業OKな会社に転職しようと決意したという前提で、もう少しだけ話を掘り下げます。
あなたなら、どんな副業をしようと考えていますか?
居酒屋とかコンビニでバイト?
それとも、何か本業のスキルを活かしてフリーランスとして仕事を受ける?
バイトは生活に困窮している場合はOKなのですが…そうでなければちょっと時間がもったいないですね。
おすすめは、副業ではなく「複業」になるような仕事です。
ちなみに年間の副業収入が20万円を超えると確定申告する必要がでてきますが、いまは無料ソフトでカンタンに管理できます。会計ソフトについて比較した以下の記事もあわせてどうぞ。

最高におすすめの副業は、ブログ

ブログは、元手のかからない副業の代名詞です。
初速が遅くて、実際にお金になるまでは半年~1年ほどの時間がかかりますが、ブログの良いところはお金だけではありません。
「webマーケティング業界」のキャリアにもなることが、ブログを始める最大のメリットです。
そのためには最低限「WordPress」でブログを始める必要がありますが、今は何もスキルがなくてもOK。元手は年間1万円少々で、楽しくwebマーケティングのスキルが身に付くのがブログです。
僕も本業のwebメディア運営のノウハウをプライベートのブログ運営でも活かしつつ、パラレルワークしてます。ブログを始めて1年ほど経ったころには、月に10万円~20万円ほど稼げるようになりました。
下記の記事ではブログ運営の実体験などもいろいろと書いていますので、ぜひあわせてご覧下さい。


手に職があればココナラから副業を始めるのも良いかも

「ココナラ」は、個人のスキルを売り買いできるというサービスです。
「1000円で似顔絵かきます」とか「webサイト構築します」とか、気軽に募集したり、お願いしたりできるサイトですね。
なにかできることがあるなら事業を始めるのにもってこいなサービスですので、よかったら使ってみて下さい。
発信できることがあるならYouTubeもおすすめ

文章を書くのが苦手だったり、手を動かすスキルが無い場合は、シンプルに「知識」や「経験」を発信するのがおすすめ。
そこで最適なプラットフォームはYouTubeです。
今から参入するとなれば、「自分がめっちゃ詳しい、超ニッチな分野」を狙うべきかなと思います。まだなんとか行けそうですね。
副業OKな会社の探し方

それでは実際に「副業OK」な仕事の探し方をお伝えしておきます。
正直いまの時代、あえて副業が禁止されているような会社にいる必要はないでしょう。
みたいな発想でしかないと思いますので…ナンセンスですよね。もうちょっと自由に働ける環境を探しましょう。
dodaで探す場合

無料で登録したあと、トップページの検索窓で「副業」と入力し、場合により「職種」や「勤務地」で絞って検索してみましょう。
わざわざ「副業NG」と書く会社はありませんので、備考欄などに「副業OK」と書いてある会社だけが出てきます。そこから好きな会社を探しましょう。
さきほど検索してみたら、「副業OK」と書いてある企業は全国で600件超。思ったより少なかったのですが…わざわざ明記していない会社や非公開求人も沢山あります。
実際にエージェントに相談して「副業OKの会社が良い」と伝えれば探してくれますので、一度面談してじっくり相談してみるのもオススメです。
リクルートエージェントで探す場合

無料で登録したあと、トップページの検索窓で「副業」と入力し、検索結果のページでさらに「職種」や「勤務地」で絞りましょう。
doda同様、「副業OK」の会社だけが表示されます。
実は公開求人で「副業OK」と書いてある企業は135件とかなり少なかったのですが…リクルートエージェントは「非公開求人」がめちゃくちゃ多いことで有名です。
無料登録するだけで見れますので、探しつつエージェントに相談してみて下さい。本格的に仕事を探すときは、できれば2~3社のエージェントと話してみて、もっとも信用できそうなエージェントと転職活動を始めるのがオススメです。
webマーケティング業界は、だいたい副業OK
webのライターとかマーケターを募集している会社で「副業禁止」の企業、見たことありません。
業種柄、自分で事業をもっている人が多くて、副業禁止になんてできないんですよね。
webマーケティングの入り口は間違いなくブログです。「どうせ転職するの難しいだろうな…」なんて思ってしまう方は、以下の記事からブログでキャリアを作っていく方法を見てみて下さい。
本気出せば、誰でも未経験でwebライターに転職できます。

ちなみに僕は35歳で、アパレル→webマーケ業界に転職しました。

いまどき副業禁止の会社はちょっとヤバい。良い会社を選ぼう。
「副業したい」と思っていて、なおかつ副業禁止の会社にいる人は、今すぐその会社を去った方が良い人生を歩めそうです。
「副業したいな」と思ったタイミングは、ステップアップするチャンスだと思っています。
今は、いつどんな会社の経営が傾くかわからない時代。
できれば会社に依存せず、自分のスキルで生きていきたいですね。



- トラブルなく辞めたい
- 有給を全部つかって辞めたい
- 安い方が嬉しい
こんな人は、労働組合の退職代行を選びましょう。
労働組合法で会社と交渉する権利が認められていて、トラブルになる可能性がほぼありません。
もっともおすすめなのは「退職代行SARABA(サラバ)」ですね。24時間対応でレスも早いと評判も上々です。

下記の記事には、まともな退職代行サービスだけを厳選したランキングも掲載しています。退職の検討材料にして下さいね。
