「どんな会社にしたいか」と面接や面談で聞かれたときの模範回答を考えてみた

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どうも、たくろーです。

面接とか面談って難しいですよね。受ける側も、やる側も難しい。でもやらないわけにはいけないものなのですが、特に「謎の質問」を受ける側はなかなか困ります。

面接や面談で聞かれる謎質問のひとつ「どんな会社にしたいか」について、真面目に考えてみました。

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\この記事を書いた人/

たくろー
ブロガー
関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

「どんな会社にしたいか」と面接や面談で聞くと、ヤバい奴を見抜ける

「どんな会社にしたいか」と面接や面談で聞くと、ヤバい奴を見抜ける

「いや、そんなこと聞かれてもオレ社長でも役員でもないから知らんよ」と思ってしまいますが、まずは質問の意図をおさえておきましょう。

「どんな会社にしたいか」と面接や面談で聞く意図は「空気を乱して自分勝手な権利を主張してきそうな地雷社員を避けたい」みたいなところです。

え?って思うかもしれませんが、この質問の回答傾向から「会社から見てヤバい奴」を見抜けると。

聞かれる方はたまったもんじゃありませんが、実は会社にとっては、なかなか有益な質問だったのです。

「どんな会社にしたいか」でヤバい奴を見抜ける理由

「どんな会社にしたいか」でヤバい奴を見抜ける理由

「どんな会社にしたいか」に対する回答傾向で、会社側はヤバい奴を見抜けると。

その理由は以下の通りです。

  • 仕事において何を重視する人物なのかわかる
  • 立場の「わきまえ感」がわかる

仕事において何を重視する人物なのかわかる

「どんな会社にしたいか」と聞かれると、いろいろな答え方があります。

  • 会社の利益に関すること
  • 会社の事業内容(サービス内容)に関すること
  • 会社のイメージに関すること
  • 働き方に関すること

ざっと考えても、上記のようなカテゴリの回答がありそうですね。

例えば「めっちゃ稼ぎたい」と思っている人と「安定して働きたい」と思っている人は、それぞれ回答が変わってきそうです。その回答内容により、会社や部署の価値観や空気感と合う人物なのかジャッジされるんですね。

またここで「会社の在り方」ではなく「自分の働き方」に関する回答をすると「なんかめっちゃ労働者の権利を主張してきそう」と思われてしまうかもしれません。

基本的には「会社側からこう思われたい」と考えているイメージにあった回答をすることが大切です。

立場の「わきまえ感」がわかる

重要なのはこちら。この質問によって「わきまえ感」が透けて見えてきます。

例えば、下記二つの回答があったとします。

  1. 風通りがよく、なんでも意見を言い合えるような会社にしていきたいです!
  2. 「サービス開発といえばうちの会社だ」と言われるような会社にしていきたいです!

一見すると、どちらも会社のことを考えていそうな回答に見えます。

しかし(1)の回答は、会社側から見て「ヤバい奴」だと思われるかもしれません。立場的に「管理する側」が言うことだからです。つまり「役割を理解せずに、なんかめっちゃ権利主張してきそう」みたいな、嫌なイメージを持たれかねません。

一方で(2)を実現するには、社員の働きが必要ですよね。このように「自分が頑張るべきことの先にある理想像」を語りましょう。

例えば営業なら利益について。開発エンジニアならサービス内容について。PRやマーケなら企業イメージや集客について、それぞれの業務分野で理想を語るのがおすすめです。

「どんな会社にしたいか」に対する模範回答を考えてみた

「どんな会社にしたいか」に対する模範回答を考えてみた

では「どんな会社にしたいか」に対して、実際にどう答えれば良いのか。

押さえておくべきポイントをまとめると、以下の通りです。

  • 「会社からこう思われたい」と考えているイメージに沿った回答をする
  • 働き方ではなく、会社の在り方について語る
  • 自分の業務分野の先にある理想を語る

「自分が実現したいこと」ではなく「会社が自分に求めていること」を考えて回答しましょう。

よって模範回答は立場や仕事によっても細かく変わりますが、回答例は下記の通りです。

回答例1「◯◯と言えば△△社だと言われる企業を目指したいです!」

「自分達がこれから頑張って、会社の名を上げるんだ!」と前向きなモチベーションを伝えられる回答例がこちらです。

例えばですが、車といえばトヨタですよね。

まだトヨタの車両部門がそこまでシェアを取れていなかった頃、作業員や営業職の面接で「車といえばトヨタだと言われる企業を目指したいです!」と答えると、それはなかなか好ましい回答になったはずです。

ただ「◯◯といえば」の部分は、自分のやる予定の仕事と関わっていたり、会社の意に沿ったものである必要があったりはしますので、そこの見極めは間違えないようにしましょう。

回答例2「世界で活躍する会社にしたいです!」

その会社のサービスや商品が海外でも売れるような場合。「グローバル展開を目指して頑張りたい!」と夢を大きく語るのも、好ましい回答の一つです。

例えば国内向けにお菓子を作っている老舗の企業だったとして。

「小さい頃から御社の作るお菓子が大好きでしたから、世界中の人に製品を味わってもらえるような会社にしていきたいです!」とグローバルに語るのは、なかなか良いのではないでしょうか。

ただこれを使う場合、外国語の資格を持っているか、あるいは「外国語を勉強している設定」にしておかないと辻褄が合わなくなります。

(あと本当に海外支店ができたときに、人事の印象に残っていたら海外に飛ばされるかもしれません)

「どんな会社にしたいか」と聞かれたときのNG回答例

「どんな会社にしたいか」と聞かれたときのNG回答例

最後に「これだけはやめとけ」と言いたいNG回答例をまとめておきます。

「働きやすさ」に言及する回答

「自分たちの働きやすさ」に関する回答をすると、会社から地雷認定される可能性があります。例えば下記のような回答は避けましょう。

NG回答例

  • 残業0の会社を目指したいです
  • 業界1ホワイトだと言われる会社を目指したいです

社長や役員、あるいは人事部門の責任者レベルが言うなら素晴らしいのですが、イチ社員や応募者の言うことではありません。

良い環境で働きたいのはもちろんですが、言うことじゃありません。

「社風」に言及する回答

「その会社の文化」に言及する回答も避けましょう。「なんでお前がそれ言うねん」と思われるだけです。

下記のような回答はちょっとやめた方が良いかもしれません。

NG回答例

  • なんでも言い合える、風通りの良い会社にしたいです
  • 社員同士の仲の良い、笑顔で明るい会社を目指したいです

学校の道徳の授業とかでクラスについて言うなら良いのですが、会社相手ではちょっとマズいですね。

まとめ

「どんな会社にしたいか」と聞かれたときは、会社が自分に求めていることの先にある理想像を語りましょう。

決して経営者側の視点から喋ったり、自分の働きやすさについて喋ったりするべきではありません。

あくまで「こいつとは一緒に働きたいな」「わきまえてて良い奴そうだな」と思われるのが目的ですので、色々と考えて臨みましょう。

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この記事を書いた人

関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

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