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この記事を読めば「円満退社は無理だ」といわれる本質的な理由と、円満退社を実現する方法がわかります。
会社を辞めるとき、できれば円満退社したいですよね。でもなかなか難しいケースもあり…すぐ上にも書いたとおり、僕が以前の会社に退職を申し出たときは裏切り者扱いされたりもしました。
でもケンカして辞めるのも不毛じゃないですか。僕の場合はなんだかんだと最後までマトモに働いて、引継ぎも120%くらい済ませて、最終的には円満に辞められたんじゃないかなーと思ってます。
というわけで「退職を申し出たときには煽られたものの、円満退社を実現できた方法」を実体験からまとめつつ、円満退社に関する根本的な話をまとめました。
「円満退社なんて無理だ!」なんて考え方も多いですが…最終的に自分がストレスなく過ごすには、キレイに辞める方が圧倒的にオススメです。ぜひ参考にして下さい。
円満退社を定義するのは難しいですが「職場のだいたいの人から笑顔で送り出されること」かなと思います。全員じゃなくても、7割くらいが笑顔だったら十分に円満退社じゃないでしょうか?
そういう意味では、僕が以前の会社を辞めるときも円満退社でした。退職を申し出たときには明智光秀扱いされたりめっちゃ煽られましたが、最終的には全員に笑顔で送ってもらえましたので。
もしぼくの辞めた状況が知りたい方は、下記の記事を読んで戻ってきてください。
それはそうと「円満退社は基本的に無理」って意見もよく聞きます。
その論点は「退社の影には必ずダメージを背負う社員がいるから」って話ですね。
道理とか法的にどうって話じゃないのが厄介。のこった社員の「感情」とか「実際に生まれる採用コスト」が論点になっていて、わりとどうしようもない部分です。
細かく考えるといろいろあると思いますが、まずは「円満退社が無理だ」と言われる理由を整理していきます。
仕事を辞めると、その仕事はほかの誰かに割り振られることになります。会社がタイミングよく採用できたら良いのですが…大抵はいまいる同僚のだれかに一旦乗っかりますと。
そうなると、その人は給料もあがらないのに仕事量が増えちゃって「お前のせいで仕事ふえたぞ!」なんて恨まれる可能性は0じゃありません。
もちろん退職する人はまったく悪くなくて、あえて誰のせいかといえば「用意できない会社のせい」なんですが…場合によっては負の感情をぶつけてくる人もいるってことですね。
「その人の人間性が悪い」なんて話はあまり意味がなくて、残念ながらどこにでもそういう人はいるんです。なので、恨まれないためには普段の仕事の仕方とかコミュニケーションに気を付けるしかないですね。
もし普段の行いがよくて、めっちゃ仕事ができてたとしたら。
なんて同僚から思ってもらえるかもしれません。基本的には普段の行いに気を付けた方が良いってことですね。
辞めた人の穴を埋めるために新しい人を雇う場合は、採用コストがかかります。僕は人事部で採用関係の仕事をしていたこともあるのですが、まともな正社員なら1人雇うのに30万~100万くらいかかります。教育も考えればもっとですね。
そして辞める人が優秀であればあるほど、同じレベルの人を雇うには高くつきますし、辞められた上司の顔も潰れます。
とか思う人もいるかもしれません。
でもしゃーないんです。そんなことまで考えてたら辞めれませんので「そんなことで怒るような上司がいる会社なら、円満退社なんて関係なく辞めて正解」って話ですね。
誰かが辞めると、職場は必ずザワつきます。さらにその人に影響力があればあるほど、めっちゃザワザワしますので…その沈静化に時間も労力もかかると。
自分がマネジメントしてたときは、これに一番神経使いました。「大丈夫か?ほかに芋づる式に辞めようとするやついないか?」ってしばらくヒヤヒヤです。
って感じで次々に辞めちゃう職場、ほんとにあります。仕方ないんですが、それが原因で職場が崩壊したら恨まれる可能性はありますね…。
少なくとも「俺辞めるんだよ」とか言いふらしたりするのは避けておきましょう。大人しく過ごすのが無難です。
退社するときに恨まれやすいシチュエーションを3点あげましたが…円満退社について突き詰めると「考え方による」としか言えないかもしれません。
ちなみに「円満退社」を実現できたときのメリットを考えてみると、こんな感じです。
要するに「退職後も元同僚たちと連絡がとれて、場合によって助け合えるかも?」という話ですね。
同じ業界で転職するケースはもちろん、全然違う業界に行く場合も、たまに元・同僚と話をすることで仕事のヒントが掴めるかもしれません。フリーランスになったときに仕事を受注できるかもしれませんね。仕事ぶりをわかってもらえているので、会社側も仕事を任せやすいはずです。
ただ「円満退社」の一番のメリットは、4つ目に書いた「退職を申し出てから最終日まで気まずくない」ってことかなと思います。もしめっちゃケンカした状態で1か月とか2か月とか働くことになったら…地獄ですよね。
というわけで「円満退社する方法」を解説していきたいと思います。
僕が煽られながらも最終的には円満退社を実現した方法をベースにしつつ、これまでの人生で接したことのある「辞めていった同僚や部下」の傾向から考えてみました。
とも思うのですが、やっぱり論理と感情は一致しないんですよね。
最終的にこっちがストレスなく辞めるには、のこされた側の感情をコントロールしてあげたほうが建設的です。
以下の3点に注意して、できるだけ円満に辞められるように工夫していきましょう。
仕事を辞めるってことは、きっと何か実現したいことがあるんだと思います。
それが大きなものではなくとも、収入を増やしたい、仕事のスキルを上げたい、こんな生活がしたい…なんてことがあるから辞めるんですよね。
なので、まずは退社する理由を「会社が悪いわけじゃないんだよ」ってストーリーで伝えてあげるのが、残された側の感情をおだやかにするコツです。
たとえば会社に恨みごとを言ったり「理由は言いたくありません」なんて正直にいっちゃうと、かえって自分が不利になるだけなんですよね。
例えば僕は、以下のような流れで退社の意向を伝えました。
自分にはやりたい事がある→この会社で実現できないかめっちゃ考えたけれど、現状はその部署もないし、どうにもビジョンが見えなかった→そんなときにタイミングよくお話をいただいて、このチャンスに乗るしかないと思ったから転職を決めた
ぶっちゃけ最初は「責任感ないんじゃねえか」とか「なんで今なんだ」とかめっちゃ煽られたんですが、上のような話をしていけば納得してもらいました。
「できれば会社にいたかったけれど、自分のやりたい事がどうしても実現できそうにない。夢をかなえる為に転職するんだ」という方向で伝えるのが一番のコツですね。
もし普段から「自分のやりたいこと」として話してたことなら、より説得力が出ます。この「退社理由」で理解が得られれば、円満退社はほぼ確定しますね。
これは本質的な話をすると「上司にお土産をもたせる」ってことなんですが…。
ぶっちゃけ自分が辞めたら上司の評価が下がることが多いんですよ。なので上司がさらに上に報告を上げるときに「説明しやすい理由」を用意してやるのがコツです。「それなら仕方ないな」と思ってもらいやすいようなストーリーですね。
なので「自分にどうしてもやりたい事があって転職するだけで、上司のマネジメント不備のせいじゃないんだよ」ってわかる話を、わかりやすく持たせてあげて下さい。
僕が退職したときは、2ヶ月の引き継ぎ期間を取って退社しました。
めちゃくちゃ優しいですよね。
このように、ちょっと余分なくらい引き継ぎ期間を取っておくのが円満退社するコツの一つです。
民法では2週間前に言えば辞められますが、リアルにそれで引継ぎして退社するとなると……現実的にはけっこう難しいことが多いんじゃないでしょうか。
もちろん立場とか業務内容にもよると思いますが、通常で1ヶ月、親切にやるなら2ヶ月くらいで引き継ぐのが良いのかなと思います。
僕は転職先を決めてから退社報告しましたが、その場合はスケジュール調整も大変です。
転職先には遅めに、退社する今の会社には短めに伝えつつ、擦り合わせていくのがオススメですね。
退職が決まった後、同僚に会社の悪口をいったり、むやみに次の会社の自慢をしたりすると、「ヤバい奴」認定されます。
それでは円満退社なんてできません。
「後学のためにダメなところあったら教えてくれ」みたいなこと言われたとしても、そこで本当に言っちゃうのは悪手です。
相手は本心で言ってきてるのかもしれませんが、実際に言われたら絶対に機嫌が悪くなりますので…。
まわりに変な風に伝わって、居心地が悪くなる可能性すらありますよ。
残念ながら会社にアドバイスしてあげるほどの義務はないので、そこはかわしましょう。
「いや、不満なんて全然ないんすよ!できれば続けたかったんですけどねー」っつって辞めるのがベストですね。
結論として、まともに働いて、まともに辞めれば、まともな会社であれば円満退社できます。
ちなみに僕が辞めた会社は、退職代行を使われたことがあるような会社です。
普通に辞められるなら円満退社を目指した方が良いと思いますが、いざとなれば退職代行でもなんでも使って辞めましょう。
では、あなたも円満退社できることを陰ながらお祈りしています。