定時退社は悪じゃない。自分の仕事に自信を持つのが大切だという話

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定時退社は悪じゃない。自分の仕事に自信を持つのが大切だという話

「定時退社したいけど、みんな残ってるから帰りにくい……どうすればいいの?」

「定時で退社する日はなんとなく気まずい。他の会社は実際どうなんだろう?」

こんな疑問にお答えします。

今回のお話は「自分の仕事に自信をもって、堂々と定時退社できるようになろう」っていうテーマですね。

とはいえ残業自体が全部ダメとは思いません。突発的な仕事に対応しなくてはならないことも絶対に出てきますし、場合によってはサビ残上等なタイミングだってあるでしょう。

でも、無駄な残業には断固反対です。

僕は以前アパレル業界でエリアマネージャーや人事の仕事をしていましたが、無能なマネージャーほど担当エリアのスタッフの残業時間が多くて不平不満が出ている傾向にありました。「みんなで一緒に仕事をするのが当たり前」みたいな謎理論で、とくに仕事の残ってない人も帰りにくい空気を出すケースが多いんですよね。

そういう「無駄な残業」は意味ないので止めた方が良いですし、意味不明な指示はキッパリと断れるようなメンタルで仕事していきましょう。

というわけで、今回は「定時退社」を当たり前にしていくために必要なマインドの作り方から、定時退社しやすい仕事を選ぶためのコツまで解説していきます。

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目次

\この記事を書いた人/

たくろー
ブロガー
関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

定時退社は悪じゃない。自分の仕事に自信を持とう

定時退社は悪じゃない。自分の仕事に自信を持とう

そもそも定時退社は当たり前のことで、決して悪ではありません。「皆残ってるし、自分の仕事は終わってるけどなんとなく残らないと気まずい……」みたいなマインドで残業してるなら今すぐやめましょう。

簡単に言ってしまえば、毎日かかさず「今日はこれだけ仕事したから十分だ。帰ろう」と思えるような働き方をするのが、堂々と定時退社するためのコツですね。

僕は時間内に仕事を終えるのも、そのために仕事量を整理したり業務を改善するのも能力の内だと思っています。それを実現するに必要なことは「自信」だということ。

というわけで、まずは定時退社を実現するために「定時で余裕で帰れるくらい自信をもって仕事をやり切る」というマインドを身に付けるコツを解説していきます。

予定の組み方が上手だったら、定時退社は余裕

そもそもの話として、その日やるべき仕事を終わらせればスッキリした気持ちで帰れるはずです。言い換えれば、その日にどこまで仕事を進めるべきか段取りを組んでおく必要があるということですね。

「予定の組み方が上手だったら残業せずに堂々と定時で帰れる」というのが、定時退社を実現するに向けた根本的な考え方だと覚えておきましょう。

予定を上手く組まずに仕事をしているのは、例えばゴールが決まってないマラソンをしているようなもの。「なんとなくいつもと同じくらいの時間走ったけど、もうゴールなのかな?止まっていいのかな?」みたいな思考でだらだらと走るしかないとか地獄ですよね。

もちろん普通の会社なら「もう終わる時間だから走るのやめろよー」って教えてくれるんですが、そうじゃないブラック企業なら自分でペースを守るしかありません。

仕事の段取りを付けるのが下手だ……という自覚がある方は、ぜひ下記の記事をご覧頂いて仕事のやり方を見直してみて下さい。

仕事上の「不必要なこだわり」をやめるのが手っ取り早い

「仕事の段取りは付けられているけど、そもそもの仕事量やスピードに難があって定時で終わらない」という場合、仕事に対する不要なこだわりを捨てることで改善できる場合があります。

たとえば書類を仕上げるときに、できるだけ見栄えを良くしようと表組みにこだわったり、画像やグラフにこだわりすぎて無駄に時間が過ぎていませんか?

もちろんその書類に必要な要素や内容は盛り込む必要はありますが、それが装飾の段階になったら80%だろうが120%だろうが自己満足になるだけの可能性があります。

「定時」は、いわば会社との約束事です。「この時間までに、自分がその日にやるべき仕事を終わらせましょう」という契約ですよね。

まずはそれを守ることを目指して、不要な仕事を削りながら時間配分を考えることをおすすめします。

仕事量が多すぎるなら、上司に相談して整理することも必要

「自分の能力のなかで精一杯やり切ってるけど、定時にはどうしても終わらない」という場合、勇気を出して上司に相談してみることも必要です。

なんとか仕事をこなせている限り、自分が限界を感じていたとしても、上司には「まだまだいけそうだな」と思われている可能性すらあります。

精いっぱい仕事をしていれば「これは量が多すぎる」とか「具体的に何を削れば完遂できる」なんてことがわかってきますので、まずは自信をもてるまで本気で仕事をしたうえで相談してみて下さい。

そうすれば、むやみに出世に響いたり、面倒くさいと思われるようなことも無く、仕事の棚卸に協力してもらえるはずです。

定時退社にはメリットとデメリットの両方がある

定時退社にはメリットとデメリットの両方がある

基本的にみんなが目指したい「定時退社」ですが、とはいえデメリットの側面もあります。

とはいえ本来あってはならないデメリットが多いので「なんだかな……」という感じではありますが、これから定時退社をしていくうえで知っておきましょう。

定時退社のメリットは、生活に余裕ができること

定時退社できる環境で仕事をしていれば、生活に余裕ができます。

  • 仕事のあとに予定をいれやすい
  • あまった時間を副業やスキルアップに使える
  • 「仕事だけの生活」にならず視野が広くなる
  • 総合的な生活の豊かさに繋がる

僕はいまのWEBマーケ会社では基本的にほぼ毎日定時退社を決め込んでいますが、かなり時間に余裕があります。

18時に終わって18時45分くらいには家に着いていますので、そこから寝るまでの5時間6時間は自由時間ですね。朝も10時からと余裕があるので毎日ブログ記事も触れますし、かなりワークライフバランス良いですね。

副業やスキルアップにも時間を使えることで、回りまわって金銭的な余裕にも繋がりますので、基本的には定時退社の生活はめちゃくちゃおすすめですね。残業して稼ぐよりも、自分でビジネスをすることで視野が広がります。

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定時退社のデメリットは、頭の固い会社だと詰むこと

定時退社のデメリットは、主に「社会の悪しき暗黙の了解」と戦うことにあります。

  • 上司の頭が固いと出世できない可能性がある
  • 周りから腫れ物扱いされるかもしれない
  • 残業代で稼げない

シンプルに「残業代で稼げない」という金銭的なデメリットもありますが、個人的には定時で帰って副業した方がメリットが大きいと思っていますので、これに関しては人によります。

ほかの2つは、完全に会社や空気や周りの人の考え方によります。まだまだ古い考えの人は多いので、下手に定時退社を強行すると干される可能性は十分に考えられるでしょう。

定時退社をしたいのにそんな会社にいるのは完全に時間のムダですので、諦めて新しい職場に移るのもおすすめですね。

定時退社できる仕事を探す5つの方法

定時退社できる仕事を探す5つの方法

というわけで、どれだけ「定時退社するコツ」を実践したとしても、周りの人間の頭が固かったり会社の体制がブラックだったりすると現実的に続けていくのは難しいかもしれません。

もし会社がどうしようもないなら、無駄な時間を過ごさずサクっと転職が良いですね。定時で退社しやすい仕事を探すコツを解説していきます。

そもそも定時退社しやすい業界・職種から仕事を選ぶ

残業が多かったり定時で退社しやすかったりという状況は、業界や職種によって傾向があります。そもそも定時退社しやすい仕事を選ぶのが、ワークライフバランスを整えるための一番の近道ですね。

残業が多い仕事 定時退社しやすい仕事
  • 営業
  • エンジニア
  • 代行業

客先から突発的な仕事がくる職種・業界。個人の能力が大きく影響する仕事。

  • 製造
  • 小売
  • 一般事務

交代制の職場や、営業時間が決まっている仕事。全員の仕事が均一な職場。

あくまで目安ですが、成果が個人の能力に大きく左右される仕事は残業が多くなってしまう傾向にあります。できる人に仕事が集まりますし、できない人は「やってる感」を出さないと肩身が狭くなるからですね。

対して毎日決まった仕事をするような仕事で、とくにシフト制・交代制の職場は比較的残業が少ないでしょう。でも小売りはそもそも1日の勤務時間が長かったり休みが少ない傾向にもありますので注意が必要。

とにかく業界や職種によって定時退社のしやすさは変わってきますので、参考にしてみて下さい。

転職エージェントで「原則定時退社」の条件で仕事を探す

最近の「働き方改革」や「ワークライフバランス」が叫ばれるようになって、やはり「働きやすさ」で選ぶ人は増えています。

そこで各転職エージェントや転職サイトが導入しているのが「残業無し」や「原則定時退社」の職場で絞り込める機能ですね。

「原則定時退社」の職場で絞り込める転職エージェントの検索画面の解説

例えば上記の画像は転職エージェント「doda(デューダ)」の検索画面ですが、こだわり条件に「原則定時退社」で絞り込める機能があります。

そのほか「年休120日以上」とか「フレックス」とかいろいろと働き方から検索できますので、まずはここから情報収集してみるのもおすすめです。

定時退社しているか確認するため、外からオフィスを見てみる

いざ応募したい会社が見つかれば、場合によっては定時を過ぎた時間に外からオフィスを見てみるのもおすすめです。

職場に普通に電気が灯っていたり、人影がゾロゾロといるようなら危険信号ですね。残業が常習化している職場だという証拠です。

とはいえ毎回こんなことするのはメンドクサイと思いますので、例えば1次面接を受けて「ん?ちょっと違和感があるぞ?」と感じてからとかでも良いかもしれません。

その会社に入社するか否かの判断材料にできますね。

定時退社しているか確認するため、電話をかけてみる(ちょっと迷惑)

相手の会社の迷惑になる可能性がありますので推奨はしませんが、定時前後に職場に電話を掛けてみるのも一つの手段です。

定時を過ぎてからも当たり前のように電話を取る人がいる会社、ぜったい働きたくないですよね。

そんな会社少なくなってきてはいますが、一つの検討材料にできます。どうしても気になる会社があれば試してみるのも良いかもしれませんが、くれぐれも迷惑行為にならないよう注意のうえ試してください。

その会社で働いている知り合いから話を聞く

もっとも確実な方法が、その会社で働く知り合いからリアルな話を聞くことです。

狙って実現するには難しい方法ですが、SNSなどでたまたま繋がりがある人が別の支店にいるなんてときはラッキーですね。

あるいは会社は違っても同じ業界で働いている人なら「あの会社はヤバい」みたいな噂を知っていることもあるかもしれません。

慎重に決めたい場合は、いろいろと情報収集の方法があるというわけですね。

定時退社が当たり前の社会を作るのは僕たちだ

定時退社を実現していくコツを解説してきましたが、結局のところ一人ひとりの意識が変わらないと定時退社は当たり前になりません。

つまり僕たちが実践していき、後世にそのマインドを受けついていくのがもっともベストな方法だということですね。

ぜひ今日から仕事のやり方を整理して、定時退社を実現して行って下さい。

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この記事を書いた人

関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

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