カテゴリー
Amazonサービスのレビュー webライター アパレル サブスクのレビュー プログラミング 仕事 体験談・レビュー 働き方 北海道のライフハック 北海道の話 北海道の風景 好きな作品レビュー 札幌移住の話 楽に生きる考え方 買って良かった物のレビュー 転職 辞め方 退職代行
どうも、たくろーです。
今回は「接客業に向いてない人」をテーマにお話します。
僕は過去にアパレル業界で8年くらい働き、人事やエリアマネージャーの仕事を経験しました。ぶっちゃけ自分で自分のことを「接客業には向いてなかったな」と評価してますし、逆に「この人本当に接客向きの性格してるな」と思う人もたくさん見てきています。
今回はそんな知見をもとに「接客に向いてない人」について考えてみました。
接客業における向き・不向きは、ひとえに「ものごとを楽観的に考えられるか、気にしすぎるか」といった本人の資質や性格的なところにあります。
もちろん細かく真面目な性格をしている人の方が、会社から重宝されたりはするのですが、「まあなんとかなるやろ!それ適当にやっといて!とりあえずお客さんきたからしゃべってくるわ!」みたいな人の方が接客の仕事には向いてます。
それは接客業が、下記のような特性を持つ仕事だから。
こんな仕事、「細かいこと気にする人」だとやってらんないですよね。
接客業はやればやるだけ成果が積み上がるタイプの仕事ではなく、ぶっちゃけ運やタイミングも結果に絡んできます。
よって多少うまくいかなくても「まあなんとかなるやろ」とか「別に自分のせいじゃねえし」と開き直れる人じゃないと、潰れちゃうことも多いんですよね……。
接客の仕事自体に、そこまで難しい技術は要しませんが、本人の性格的な部分で向き不向きはあるなと思います。
接客業に向いてない人の特徴は、まとめると「気にしすぎな人」です。
何かと周囲からの評価や見られ方、言われたこと、失敗したことなどを引きずって気にしてしまう人は、接客業ではなかなか大変かなと思います。
具体的に見ていきましょう。
よく考えないと言葉が出ない人は、基本的に接客業に向いていません。
例えばどうでもいい世間話が苦手だったり、「こんなこと言って大丈夫かな」と心配しすぎたりする人は、成果がどうというより上司からの印象が悪くて居づらくなる可能性があります。
コミュニケーションファーストの仕事ですから、やはり「適当に世間話ができるスキル」は大切ですね。
熟考しなければ言葉が出ない方は、接客業では苦しむかもしれません。
相手の気持ちに共感するコミュニケーションができない人は、接客業には向いてない可能性があります。(共感「してるフリ」でも可。)
接客の本質は「おもてなし」と「問題解決」ですから、お客さんからすれば「わかってくれる人」に聞いてもらいたいんですよね。イマイチ話を理解してるのかどうか判断つかない店員だと「こいつでほんとに大丈夫か?」と、なんとなく不安になってくるわけです。
「わかります!そうですよね」「確かにそうおっしゃる方も多いんですが、実は大丈夫ですよ」と一言添えるだけの話ではありますが、できない人が意外と多い。
例えばアパレル販売員に女性が多いのは、この「共感力」の高さゆえではないかと思っています。
ルールを理解して「それならこの場合はこうすればいいな、常識的に考えて」みたいな判断ができない人は、接客業に向いてません。
不特定多数の人と関わりますから、やっぱりイレギュラーがめちゃくちゃ起きるんですよね。返品とか、飲み物の持ち込みとか、基本ルールはあるものの「これは常識的に考えたらこうした方がいいよね」と判断しなきゃいけないことがあります。
例えば「飲み物NG」とは言ってるものの、ぐずり始めた赤ちゃんにちょっとミルクを飲ませるところを見て「店内で飲食はご遠慮ください」とか言い始めたら、完全なるサイコパスですよね。
(店長に聞きに行ってもいいんですけど、その判断を店長に聞きに行ってる時点で、お客さん側が結構イラっとして店の評判が下がる可能性があります)
応用力というほどのことじゃありませんが、当たり前のことは当たり前として融通を効かせて判断できる人じゃないと厳しいかもしれません。
人から言われたことをいちいち引きずってしまう人は、接客業に向いてません。
例えば上司とか本部のお偉いさん、お客さんから、それなりに心無いことを言われるのは日常茶飯事です。
相手の気持ちを慮れる人ばかりじゃありませんから、「え?それ嫌味か?」みたいなこと言ってくるお客さんだってたくさんいます。あるいは本部の人がふらっときて「全然売れてないね。君新人?ちゃんと笑顔で挨拶しようね」とか言われた日には、打たれ弱い人はもう終わりですよね。
ある意味では「何言ってんだこいつ」と、相手の言うことを適当にあしらえるくらいのメンタルじゃないと、接客業はつらいかもしれません。
合理的な考え方が根付いている人は、接客業に向いていないかもしれません。
もちろん仕事の能力的には、合理的な考えができる人の方が良いのですが、同僚や上司に「感覚派」が多くて嫌になってくる可能性があります。今の時代、性別差の話をするのはナンセンスではありますが、接客業は割と女社会だというのも一因ですかね。
「いや、どう考えてもこっちの方が効率いいのにな」と思うことでも、いますぐクリティカルな問題がなければ現状維持を選ぶ場合が多くて、イノベーションが起こらないんですよね。
なので「まあ皆に合わせてなんとなく働ければいいや!楽しいし!」くらいの人じゃないと、接客業は辛いかもです。
人から「いじられる」ということに耐性がない人も、接客業は向いてないかもしれません。
本当にいろんなお客さんもいますから、中にはめちゃくちゃ失礼な人もいます。とはいえ真面目に言い返したらクレームになって面倒ですから、適当に流してあしらう能力が必要なんですよね。
なので学生時代に人からいじられるのが嫌いだった人、ワイワイとどうでもいい表面的な話をするのが苦手だった人には、接客業は厳しいかもしれません。
変なプライドがなく、とはいえ自分に自信があって「人から何を言われようがどうでもいい」と思える人の方が、接客業には向いてるかもですね。
では「あ、自分は接客業に向いてないな」と思った人は、どんな仕事を選ぶべきなのでしょうか。
僕はいまWeb・PR系の仕事をしていますが、こんな風にあまり人と関わらず黙々と作業するタイプの仕事は良いかもしれません。
他にもいくつか選択肢が考えられますので、ご紹介していきます。
接客業は、立地とか商品の質、時の運でほぼすべての結果が決まるのに、なぜか販売員も成果主義です。僕はここが一番嫌でした。
同じように「クソみたいな商品でも、売れなかったら販売員のせいになるのが嫌だなあ」と思っている人は、やればやった分だけ前に進める仕事が良いのではないかと思います。明確なタスクが決まっている仕事ですね。
例えば工場作業、建築、インフラ、クリエイティブ系、経理など。
仕事が評価されるかどうかは仕上がりによりますが、とにかくやれば前に進む仕事です。
あるいは人と喋ること自体は好きだと言う場合は、そこに「自分の個人的な売上」が絡まないタイプの仕事を探してみるのも良いかもしれません。
資格は必要ですが、例えば図書館司書。その他公営施設の受付や、大学の事務員、ネットカフェの店員、喫茶店のホールなどのサービス・飲食業です。
「人とは関わりたいけど、そこに売上が絡むと嫌になる」という場合、あくまでチームプレイの職場や、公営施設のスタッフを目指すのは良いかもしれません。
不特定多数の人と関わるのが苦手なら、特定の相手とだけ関わるタイプの仕事も良いかもしれません。
例えばルート営業、法人向けの商売、営業事務などのサポート業務、その他経理などの内勤です。
経験が接客業のみの場合、営業職は転職先として割と定番です。一方で内勤を狙うなら、まずは派遣から始めるなど工夫してみると良いかもしれません。
そもそも人と関わらない仕事もおすすめです。
とはいえあまり多くはないのですが、真っ先に思い浮かぶのがブロガーとかアフィリエイター、YouTuberなど。
もちろんチームでやることもありますが、基本的には自分一人で作業をして積み上げていく仕事ですから、当面の生活資金が問題ないならチャレンジしてみると良いかもしれません。
他にはWebライターなども、場合によっては取材が入ってくることもありますが、基本的にはあまり人と関わらずできる良い仕事です。
僕がアパレルの接客業をしていた頃、「どうせここからじゃろくに転職もできないだろうな」と、割と絶望していたことを覚えています。
このまま50歳60歳までずっと販売やサービス系に関わる仕事をして、土日休みなんて経験せずに終わりを迎えるのか・・・とか、無駄に絶望してました。
でもね、意外となんとかなりますよ。
僕も35歳でIT系に転職しましたし、やりたいことと熱意があれば、割となんとかなります。
なのでもし接客業が向いてないなと感じるなら、ぜひ自分がやってみたい仕事にチャレンジしてみてください。楽しい仕事って、意外とありますよ。
いまの仕事と報酬、
バランス取れていますか?
たとえ最初は理想の職場だと思っていた環境でも、数年単位で勤めていると、少しずつ不満を感じてきます。
その原因は、仕事内容と報酬額のバランスによるもの。「これだけ仕事ができるようになったんだから、もっと給料が上がってもいいよなあ」という気持ちや理屈は、なかなか会社へ伝わりません。
努力で身につけたスキルは安売りせずに、定期的に自身のいるステージの見直しをおこなっていきましょう。
リクルートエージェントは、国内トップクラスに求人が集まる完全無料の転職サービスです。いま自分が担当している仕事への最新オファー・平均報酬額を確認して、今後の動きを検討してみてはいかがでしょうか。