年間休日84日のライフスタイルを暴露!リアルな勤務実態を元従業員が語る

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どうも、たくろーです。

僕が以前勤めていた会社は「年間休日84日」という、なかなかハードコアな労働環境でした。

要するに「月に7回の休み×12ヶ月」という内訳になるんですが、今どきまあまあスゴイですよね。

実際めちゃくちゃしんどかったですし、その少ない休日すら、ほぼ何もできず終わってました。

たくろー
今は年間休日120日の会社に転職しましたが、生活スタイルはめちゃくちゃ変化しましたよ。

やっぱり会社を選ぶときは、年間休日数って大切です。

今回は過去を思い出して「年間休日84日ってどんな働き方になるの?」というところを具体的に解説していきたいと思います。

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目次

\この記事を書いた人/

たくろー
ブロガー
関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

年間休日84日の内訳とは?

年間休日84日の内訳とは?

僕が過去に働いていた会社の「年間休日84日」の内訳は「1ヶ月に7日休み×12ヶ月」でした。

特に休む曜日が決まっているとかではなく、アパレル業界でしたので「シフト制(変形労働時間制)でしたね。

年間休日84日の会社の働き方を考えると「シフト制」あるいは「週休2日制」のどちらかになりますので、それぞれ簡単に内容を解説しておきます。

シフト制で働く場合の休みの内訳

シフト制で働く場合は、そのまんま「1ヶ月に7日」の休みを入れて回すことになります。

だいたい「3日働いて1日休み」くらいのペースですね。

そして「1ヶ月単位の変形労働時間制なら、31日ある月で177時間8分まで働ける」みたいなことが法律で決まっています。(出典:厚生労働省HP

そう考えたときに、1日あたりだいたい7時間くらいずつ働くようなシフトになるのが、まともな会社の働き方の内訳になります。

たくろー
年間休日84日がまともかどうかは一旦横に置いておきましょう

ただぶっちゃけこれだけ休みの少ない会社なら、そもそも法律とか守ってないところも多いんじゃないかなと思います。(※個人の感想です)

少なくとも僕がいた会社は「労働基準法?なにそれ?」みたいなところだったので、1日の勤務時間も平気で9時間10時間を越しつつ、残業代という概念がありませんでした。

「シフト作るときは1ヶ月の勤務時間が200時間超えないと気まずい」みたいな謎の空気が漂っている、社畜製造機みたいな環境でしたね。

週休2日制で働く場合の内訳

年間休日84日で週休2日制なら、だいたいは「日曜+隔週の土曜日が休み」みたいな働き方の内訳になります。

たくろー
不動産なら「水曜」が固定給であと1日どこか休みだったり、業界によってもちょっとずつ変わりますね。

そして基本的には週に40時間までしか働いちゃダメなので、1日7時間くらいが実働時間になるのが一般的です。

ちなみに「週休2日制」というのは、こんな感じで1ヶ月のうちに一回でも2日休める週があれば名乗れるんです。

知ってました?(僕はそんなこと、仕事探してるときは知りませんでした)

ちなみに確実に週に2回休みがあるのは「完全週休2日制」になります。年間休日84日だと、完全週休2日制は夢のまた夢ですね。

そもそも年間休日84日って違法じゃないの?大丈夫?

そもそも年間休日84日って違法じゃないの?大丈夫?

「さすがに1ヶ月に7日しか休みがないって少なすぎるやろ」

と思ったので、働いていた頃に年間休日84日の違法性について調べたことがあります。

しかし残念ながら、日本ではこの休日数は合法なのです。

もちろん「勤務時間」とか「雇用形態」とか、いろんなことが関わってくるところではありますが、下記の通り「最低限、毎週1回休みがあればいいよ」と決まっています。

第三十五条 使用者は、労働者に対して、毎週少くとも一回の休日を与えなければならない。
出典:労働基準法

「週に1日しか休みが無い」ってのは流石に今どきなかなかありませんが、とはいえ法律でOKだと決められています。

ただそのうえで、勤務時間には縛りがありますけどね。

第三十二条 使用者は、労働者に、休憩時間を除き一週間について四十時間を超えて、労働させてはならない。② 使用者は、一週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き一日について八時間を超えて、労働させてはならない。

出典:労働基準法

こんな感じで色々と細かい条件はありつつも、年間休日84日ということ自体は違法では無いということです。

求人票はちゃんと見ておいたほうが良い

ちなみに僕がその会社に入社したきっかけは「紹介」だったので、まともに求人票とかを見たわけじゃなかったんですよね。

それで雇用契約書には「4週7休」と書いてあったので「じゃあ5週目が半分以上ある月は、8日休みがあるのかな」と思ったら、普通に毎月7日しか休みがありませんでした。

たくろー
会社の制度に関しては、勝手に良い方向に想像したら大体は裏切られます。これは覚えておいて下さい。

でもそんな事もよくわからない無知な状態だったので、言われるがままに働いていました。

そんなこともあるので、求人票をちゃんと見たり、もちろん面接でちゃんと聞いたり、入社前に確認しておいたほうが良いですよ。(まあ、当たり前ですね。)

年間休日84日のリアルなシフトを公開

年間休日84日のリアルなシフトを公開

僕が実際に年間休日84日で働いていたときのシフトが出てきたので、ちょっとご紹介してみます。

まんま載せるとフォーマットでバレるので、表にしました。ちょうど1日が日曜日で始まる31日月のシフトです。

※スマホの場合は横スクロールできます

1(日)
遅番
2(月)
遅番
3(火)
4(水)
早番
5(木)
遅番
6(金)
7(土)
遅番
8(日)
遅番
9(月)
遅番
10(火)
遅番
11(水)
12(木)
遅番
13(金)
遅番
14(土)
遅番
15(日)
遅番
16(月)
遅番
17(火)
18(水)
早番
19(木)
遅番
20(金)
21(土)
遅番
22(日)
遅番
23(月)
24(火)
遅番
25(水)
遅番
26(木)
遅番
27(金)
遅番
28(土)
遅番
29(日)
遅番
30(月)
31(火)
遅番

こんな感じで、ナチュラルに6連勤とかあるんですよね。

ちなみに遅番と早番は、それぞれ8時間勤務ですので、192時間勤務ですね。当然のように残業代なんて概念はありませんでしたので、普通に法律違反してます。

今考えたら結構しんどいなーと思いますが、当時はこれが当たり前の感覚で働いていました。

休みの日は無気力に寝てるだけだった

ちなみにこんな働き方をしていたら、やっぱり休みの日は「体力回復」に充てることになります。

連休が作りにくいので、そもそも遠出するのも難しいですし、どうしても「適当に過ごして適当に休日が終わる」みたいな悲しい生活になってたんですよね。

たくろー
よっぽどやりたい仕事だったらいいかもしれませんが、僕の場合はそういうわけでもなく惰性で働いていたので、尚更キツかったというのもあります。

今は年間休日120日の会社に転職しましたが、休みの日は副業をしたり、写真を撮りにいったり、大型連休には遠出したりと、割とやりたいように過ごせています。

なんというか「生きてる感」が全然違いますね。

当然ではありますが「働く会社の休日数って大切だよね」というお話でした。

年間休日84日は、普通にキツい

というわけで、年間休日84日というのは「普通にきついし、プライベートが犠牲になりがち」というような勤務体系です。

個人的には「転職推奨」ですし、もし今その会社への入社を考えているなら、おすすめはできません。

どうしてもやりたい仕事だったら良いかもしれませんが、そうでも無いのに休みもないのは結構消耗しますので、休日日数はちょっとこだわることをおすすめします。

では、あなたも良い会社と出会えることを祈っています。

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