仕事ができない人を無視すると余計疲れる。ベストな接し方とは?

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どうも、たくろーです。

「どうやったら部下の仕事ができるようになるんだろう。まじで疲れる……」

「なんであの人、何回言われても仕事できないの?もう無視した方がいいのかな?」

こんな悩み、ありますよね。

でも無視したら余計に疲れることになりますので、今回は「仕事ができない人をうまく利用していく方法」をお伝えしようと思います。

ちなみに、今のあなたはどんな立場ですか?

部下の教育を任せられたのでしょうか。それとも同僚に足を引っ張る人がいるのか、上司があまりに仕事ができなくてイライラしているのか……。

どれもあるあるだと思いますが、僕は全部経験があります。

特に前に働いていたアパレル企業でエリアマネージャーとか人事の仕事をしていた頃に、それはもうたくさんの人を見てきましたので……。

たくろー
経験上言えることは、その本人が「仕事のできなさ」を理解しないと根本的には解決しないってことですね

でもそれを理解してもらうのが難しくて、本気で対処しようと思えばめちゃくちゃ疲れる作業になります。「そもそも大人なんだから、そのくらい自分でわかってくれよ……」って話ですしね。

というわけで、基本的には諦めが肝心です。仕事ができない人にはあまり期待せず、とにかく効率よく仕事がまわるように上手く接していきましょう。

まずは「仕事ができない人」について解像度を上げて考えたうえで、その「仕事ができない人」とのベストな接し方を立場別(部下・同僚・上司)で実体験からお伝えしていきます。

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目次

\この記事を書いた人/

たくろー
ブロガー
関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

そもそも「仕事ができない人」って何?

そもそも「仕事ができない」ってどういう状況?

そもそもの話ですが、今回話題にあげている「仕事ができない人」というのは「存在するだけで会社にとってマイナスだし、まったく成長しない」ような存在のことです。

「周りの足を引っ張る」とか「会社にまったく利益を出せない」とか「その人が何かするたびに、むしろ仕事が増える」とか、そんな感じですね。

もちろん新人だったらそんなの当たり前ですので、育成すれば良い話ですが……今回の話はそうじゃなくて「まったく成長しない(できない)人」のこと。

今回はそんな残念で悲しい人を「仕事ができない人」と定義してお話していきます。

無視すると余計疲れる。辞めさせるなんて意識は持たない方が良い

これは綺麗ごとでも何でもないんですが、その仕事ができない人を「辞めさせるにはどうすればいいんだ」とか「無視してやろう」なんて意識は持たない方が良いと思っています。

というのも、そんなことしても結局自分が損するだけだからですね。

その人を無視するみたいな「いじめ」みたいなことをすると、余計に仕事が上手くまわらなくなってめんどくさくなるのが目に見えています。

仕事ができない人を無視した末路をあらわしたイラスト

本末転倒とはこのこと

たくろー
人事権があるなら、会社としての判断で切り捨てるのも選択肢の一つですが。

僕も過去には仕事ができない人のことを無視したこともありますし「さっさと辞めろよ」みたいな態度で接したこともありますが……まあやっぱり自分も相手も居心地悪くなるだけなんですよね。

今思えば、そんなことしても何の解決にもならないなんて分かりきったことでした。

だから最終的には「上手く利用する or 自分が転職する」の二択しかありません。

まともな接し方をすると疲れるから、上手く利用するのが良い

そして基本的には「仕事ができない人をサポートすることで自分の評価を上げていく」みたいなエサに利用するのが良いと思ってます。

綺麗ごとだけで他人の面倒を見るなんてバカらしいですし、自分にとってメリットがあるように動くのが良いですね。

例えば自分のマネジメント力アップのためとか、仕事を教えて自分の理解を深めるためとか、あるいはサポートしてポイントを稼ぐとか、あくまで自分の利益になるように利用していけるとベストです。

そのためには、まずは仕事ができない人の特徴をよく知ったうえで接していくと良いでしょう。「敵を知り己を知れば百戦危うからず」ですね。

仕事ができない人の3つの特徴とは?

仕事ができない人は視野が狭い。その3つの特徴とは?

これまで僕が接してきた「仕事ができない人」は、視野が狭くて客観性もなく、そのくせ何故かプライドが高い傾向にあります。

だって周りの人の仕事ぶりと自分の仕事ぶりを比べたときに自分が劣っていたら、普通は「自分って仕事できないんだ……」って気づくんですよ。

気づいたら直そうとしますし、そうすればだいたいの人は人並みに仕事ができるようになっていくものなんです。僕だってそうでしたし、皆そうだったはず。

でも客観性がなければ、そもそも自分が仕事ができないことに気づけません。

仕事ができない人が悩む図

最終的には「まあいいか」で終わる

もし気づいたとしても変にプライドが高いから、心の奥底では「いや、自分は間違ってないし。」って思ってしまって、本気で対策しようとしない(できない)んですよね。

たくろー
「自分が悪いってわかってはいるんだけど……」みたいなこと言う人は、ただそう言ってるだけで本心では認めてませんからね。わかってたら直そうとしますし。

だから、いつまでたっても仕事ができないし、仕事も転々とすることになると。

というわけで、まずはそんな「仕事ができない人」を理解するために、特徴を3つに整理してお伝えしていきます。

特徴1. その瞬間にもっとも「楽」な道を選んでしまう

仕事のできない人ほど、後先のことを考えずに「その瞬間に楽な選択肢」を選んでしまいます。

視野が狭いから、先々のことをイメージできないんですよね……。

例えば「指示されたことがよくわからなかったけど、とりあえず返事しておく」とか「わからないけど、聞くのはなんか怖いから適当に最後までやってみよう」とするとか。

仕事ができない人をあらわしたイラスト

なんの意味もない時間

間違えてたら結局ぜんぶやり直しになるだけなのに、とりあえずイヤなことは後回し後回しにしてしまいます。

これ、仕事のできない人にめっちゃ多い行動ですね。

たくろー
しかも深層心理では「自分はできる」と思ってるから、確認せずに同じミスを繰り返すんですよね。

これはもう、仕事のできない人あるあるです。

特徴2. 基本的に「自分は悪くない」と思っている

仕事ができない人は、どんなときでも深層心理では「自分には非がない」と思っています。

プライドがあって「仕事ができない自分を認めたくない」みたいな意識が働いてる部分があると思うんですが……何をしても「他人事感」とか「お客様感」が出るんですよね。

だから成長できないし、同じミスを繰り返すし、仕事をしていても何となく上の空です。で、だんだん居心地が悪くなってなんとなく仕事を転々としていくと。

仕事ができない人がまったく改善しないことをあらわしたイラスト

同じことやりそう

例えば何か注意されたときに返事だけはするけど、全然改善できない人がこのタイプです。実はプライドめっちゃ高いんですよね。

たくろー
なんとなく現実から目をそらしているというか、本気で自分や仕事と向き合うのを避けてる感じです。

この特徴が強く出ていればいるほど、仕事ができるようになるのは難しいのかもしれません。

特徴3. 人の立場にたって物事を考えられない

仕事ができない人は、視野が狭くて自分のものさしでしか物事を判断できません。なので「相手がどう思うだろう?」って考えるのが、とにかく苦手です。

自分の視点で考えるだけでもキャパオーバーしていて、脳がパニックになってる状態かもしれませんね……。

仕事ができない人をあらわしたイラスト

来た道反対ですよ

大体の人は成長とともに視野が広がって周りを見れるようになっていくんですが、仕事ができない人は「自分と向き合わない」ので、成長できなくて視野が広がりません。

たくろー
考えることがとにかく自分視点だから「ここを工夫しておけば、他の人が仕事しやすいだろうな」みたいな気の回し方も一切できないんですね。

むしろ「自分だったらこうする」みたいに謎のオリジナリティを出そうとしてきて、余計に場を混乱させます。

でも上手くハマれば有能だと思うので、この特徴が強くでている人はクリエイティブな方面で才能を発揮した方が良いのかもしれません。

【立場別】仕事ができない人とのベストな接し方

【立場別】仕事ができない人への対処方法

それでは、そんな「仕事ができない人」にどのように対応していけば良いのかお伝えします。

僕がアパレル企業のエリアマネージャーとして、上司にも部下にも挟まれながら働いていた頃の経験からお話しますね。

で、身も蓋もない話で申し訳ないのですが……冒頭でもお伝えした通り「諦め」が肝心です。

仕事ができない人に期待したって自分が疲れるだけですので、とにかく上手く仕事が回って、かつ自分に利益があるように立ちまわっていくのが良いでしょう。

たくろー
がんばって仕事教えて覚えられるなら、今ごろ仕事できるようになってますので……「自分が教えてこの人を変えるんだ!」なんてあんまり思わない方が良いですね。絶望するだけです。

「仕事ができない人には何も期待せずに、とにかく自分のスキルや評価を上げるエサにしながら上手くやっていく」ことを目指すのがベストですね。

別にその人の親でもなんでもないので、こちらが心をすり減らしてまで何とかする必要はありません。

あくまで自分や周りがスムーズに働ける環境を目指していきましょう。

仕事できない人が「部下」だったら、適正にあった仕事を割り振るしかない

まったく仕事ができない部下がいるなら、適性に合った仕事を、その人に対処可能な分量だけ与えていくしかないと思っています。

諦めて「その人にでもできる仕事」を任せていきましょう。

仕事ができない人には、適正な仕事量を割り振る

仕事の采配がカギ

もちろん本気で成長しようとしてるなら手助けしてあげると良いですが、そんな人だったらすでに仕事できるようになっていってると思いますので、前提が間違ってます。

断言しましょう。その部下は、心の奥底では「頑張ろう」なんて思ってません。

というわけで「全然成長しないけど、自分の教え方が悪いのかな……」なんてあなたが悩む必要も0ですね。

たくろー
義務教育じゃないんだから、そもそも仕事のスキルなんて自分が努力して身に付けるべきですしね。

もちろん部署全体の仕事がまわるようにサポートはすべきですが、そうしたうえでその部下の居心地が悪くなるなら、その人のレベルが会社に合ってないだけです。

あんまり深く考えずに、あくまで能力に合った仕事の割り振りをしていくのがベストですね。

仕事できない人が「同僚」だったら、自分の評価を上げるコマにするとよい

同僚が全然仕事できない人で、足を引っ張られて困るという場合。

例えば「上司に相談する」なんて当たり前のことは思いつきますが、結局改善されないのが目に見えてますよね。

だから僕は「徹底的にその人サポートして、自分の評価を上げるためのコマにする」という選択肢を取っていました。

たくろー
こうやって書くと嫌なやつですけど、会社に貢献しかしてませんからね。

例えばこれはエリアマネージャーの仕事をしていた頃ですが、やっぱり仕事ができない人って部下からのハレーションがすごい頻度で起こるんですよ。

やれ「シフトがおかしい」とか「パワハラだ」とか、1か月に1回くらいはなにか揉めて、その度に出向いて丸く収めてました。

仕事ができない人をフォローしている図

ポイントを稼ぐ簡単なお仕事

そうすると自然と上司からの評価も上がりますし、部下からの信頼感も上がります。というか、自分がその人に仕事教えるのも違うし、上司に言ったってどうせ改善されないし「そうするしかない」というのが本音ですが……。

というわけで、同僚に仕事ができない人がいるなら「開き直ってめちゃくちゃサポートしてあげる」のがおすすめです。

サポートしてるうちに自分の仕事のスキルも上がると思うので、最終的にはそんな残念な同僚のいる会社からは転職しましょう。

仕事できない人が「上司」だったら、その人をマネジメントすると良い

上司の仕事ができなさすぎて、どうにも自分の仕事がスムーズに進まない……というケースもあります。

で、そんな上司ってもう喋るのもめんどくさいし「無視して仕事をする」っていうのも一つの手ではあるのですが、やっぱり限界が来るんですよね。

そんなとき、僕の場合は「その上司をマネジメントする」みたいな意識で仕事をすると上手くいきました。

たくろー
マネジメントって書くと偉そうですが、とにかくその上司に期待するのをやめて、自分から情報を取りに行って管理するようにしたんですね

これまた前の会社でエリアマネージャーをしていた頃の話ですが、そのときの僕の上司は「めちゃくちゃ予定を忘れやすい人」だったんです。

エリア全体に関わるような連絡を平気で忘れていたり、1日前になって突然「〇〇店にヘルプ出さないと」みたいなこと言い始めたり、もうめちゃくちゃだったんですよね。

そこでもう、開き直ってこちらから頻繁にその上司の予定を確認するようにして「〇日はこれで、〇日はこれだから、事前にこうしておいた方がいいですよね?」みたいに先々のスケジュールを見越してマネジメントするようにしたんです。

仕事ができない上司をうまくマネジメントする図

わが子のように面倒を見る

そうすると仕事がスムーズに進むようになって楽になりましたし、上司からは感謝されるし、やっぱり自分の評価も上がるし、わりと良いことづくめでした。

たくろー
もちろんその上司との関係性にもよりますし、生意気な感じで接してしまうと良くないのでコミュ力は必要ですが

でも変に敵対したり無視したり、これまた上司にチクって対応してもらうなんてことよりも「上司に変に期待せずに自分でなんとかした方が早い」って話ですね。

仕事ができない上司は、上手く利用して自分の能力や評価を上げるエサにするのが良いですよ。

仕事ができない人は、むしろ上手く利用していこう

仕事ができない人と本気で向き合っても、自分が疲れるだけです。あくまで自分にとってメリットのある範囲で、無理なく接していきましょう。

仕事ができない人が多くて仕事にならないような職場なら転職した方が良いかもしれませんし、みんなでサポートできる程度なら修行だと思って続けるのも良いですね。

むしろ仕事ができない人が一人いることで、サポートするように立ちまわることでチームが上手くいく可能性もあります。

仕事ができない人のことも変に敵視したりせずに、上手く利用していけると良いですね。

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この記事を書いた人

関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

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