引っ越し費用の値切り方│関西から札幌に30万円で引っ越した方法!

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引っ越し費用の値切り方│関西から札幌に30万円で引っ越した方法!
ねこさん
札幌に引っ越すから、引っ越し費用の値切り方をおしえて欲しいな。そもそも見積もりってどうやって取るの?ついでに家の探し方とか札幌の物件の特徴も知りたいな。

こんな疑問に、関西から札幌に移住した私がお答えします。

調べても具体的な費用の情報などが殆どなかったので、「引っ越し費用の値切り方」と、札幌へ引っ越しする為の基礎知識や体験談をお伝えします。

結果、夫婦で兵庫県→札幌市内に1月末に引っ越した際、引っ越し業者に払った費用は30万円程度でした。詳しく解説します。

あと、値切るのは3社以上呼ぶ必要があるのですが、ズバット引越し比較みたいなサイトを使えば楽ですので、宜しければどうぞ。

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目次

\この記事を書いた人/

たくろー
ブロガー
関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

関西から札幌への引っ越し

この記事では「引っ越し」の流れを、札幌の家探しから引っ越し業者の探し方、それぞれのお得な方法までまるっと解説します。

移住前に調べた際は参考になるデータが殆どありませんでしたので、いろいろと実体験でお伝えできればと思います。

引っ越しする手順

引っ越しする手順

おおまかな流れをご説明します。

実際に引っ越しするために、動き出しから2か月程度で計画しておくと安心です。

  1. 札幌への引越し日程を決める
  2. 引越し業者の見積もりを数社取る
  3. 【値切る!】使う引っ越し業者を決める
  4. 【物件探し!】札幌の物件を探す
  5. 不動産屋に内見予約しておく
  6. 札幌への飛行機やホテル予約
  7. 現地に行って物件を決める
  8. いざ引っ越し

できるものは同時に進めて行けば良いのですが、順序としてはこのような流れになります。

当記事では、おおまかに「③引っ越し」「④物件探し」について解説します。

引っ越し費用の値切り方

引っ越し費用の値切り方

では、基本の値切り方をお伝えします。私が引っ越した際は下記のような状況。

  • 引越し日は1月末
  • 夫婦二人分の荷物
  • 3LDK→2LDK
  • 兵庫県から札幌市への引っ越し

兵庫県から札幌市への1月の引っ越しで、純粋な引っ越し代は夫婦二人で30万円くらいでした。

一番最初に提示された金額は、業者によっては70万円超。

めちゃくちゃいろいろ調べましたが、このくらいが下限かなと思います。

カンタンに調べたら「50万円かかった!」とか「100万円くらいかかった!」という様々な情報が出てきます。値下げ交渉していなかったり、時期が悪かったり、大家族だったりしたのでしょうか。

引っ越し費用の基本

先に基本的な引っ越し費用の考え方をお伝えします。

引っ越し費用の基本

基本料金+実費(人件費)+オプション費用=引っ越し費用

まずはこの方程式が基本。

基本料金について

この中の「基本料金」は、一定金額以下には下げづらい費用です。

国土交通省が規約を定めていて、引っ越しや運送の基本料金は運ぶ距離やかかる時間に応じた価格が法律で決まっているため、一定の金額よりも値下げできません。

下記は、近畿運輸局ホームページより引用した「引越運送に係る時間制・距離制運賃の一例」の表。「基本料金」がコレです。

基本料金 基準 1t~2t車 3t~4t車 5t~6t車
上限 下限 上限 下限 上限 下限
時間制 4時間制 20,360 13,580 24,000 16,000 26,900 17,940
8時間制 33,970 22,650 40,010 26,670 47,090 31,390
8時間超、1時間増すごとに 3,410 2,270 3,890 2,590 4,670 3,110
距離制 100km~110km 37,560 25,040 42,740 28,500 51,970 34,650
140km~150km 43,850 29,230 49,940 33,300 60,720 40,480
190km~200km 51,720 34,480 58,910 39,270 71,620 47,740
200km~500kmまで20km増すごとに 2,760 1,840 3,160 2,100 3,860 2,580
500kmを超えて50km増すごとに 6,940 4,620 7,870 5,250 9,640 6,420

※近畿運輸局ホームページより2020年3月時点の情報を引用

※法改定もありますので、あくまで目安にして下さい。

基本料金は、上記の表のような規定の「上限~下限」の間で各引っ越し業者が独自に決めています。

値切れるとすると「下限」までです。

最初に見積もり出してくるときは、ここに色を付けていることが多いため、そこを値切りたいところ。ただ、自分で厳密に計算することは難しいため、複数社の見積もりを取ることで解決します。

実費(人件費)について

ここは、主に時期で変動します。

  • 2月末~4月頭は高い
  • その他は大抵値切れる
  • 1月は特に安いかも

要は、「忙しい時期は高いけれど、暇な時期は安い」です。

そりゃそうですよね。

オプションについて

例えば梱包を全てしてくれるとか、楽器を特別な便で運ぶとか、ペットも運ぶとか、そういったサービスです。

ここは付けるか外すかですので、値切るのは少々難しいように思います。

具体的な値切り方

それでは具体的な値切り方を解説します。

私はこれまで5回くらい引っ越しをしていますが、これまでの経験上ほぼ全ての引っ越し業者が最初は存分に利益が出る価格で見積もりを出してくるので絶対に値引き交渉をしましょう

(もしかして関西圏だけですか?違いますよね?)

これはもうお約束みたいなものです。

ボケたらつっこむ。

見積もりがでたら値切る。

引っ越す際の基本ですが、基本的には3社以上呼んで見積もりをとって戦わせて下さい。

  1. 1社目の見積もりをとる
  2. 2社目に「1社目はこの値段」と伝えて見積もりをとる
  3. 3社目に「1社目と2社目はこの値段」と伝えて見積もりとる
  4. 1社目に「2社目と3社目はこの値段」と伝えて見積もりをとる

最低限ここまでは頑張って、一番安いところにしましょう。

あと、何社にも個別で連絡するのは面倒なのでズバット引越し比較みたいなサイトを使えば楽です。

具体的な金額の見方

繰り返しますが、引っ越し代の基本は下記の方程式です。

引っ越し費用の基本

基本料金+実費(人件費)+オプション費用=引っ越し費用

基本料金は、どの会社も下限はほぼ同じ金額になるはずです。

ここに関しては、一番安い業者に合わせて値切れますよね。「あそこは基本料金こうだけどおたくは何で高いの?」といった具合です。

実費(人件費)は、会社によってマチマチです。

ここも、安いところの数字を引き合いに出して交渉しましょう。

オプション費用は、必要に応じて。

オプションは必要ならつけるし、不必要なものは外しましょう。ここは値切るというよりは、付けるか外すかです。

関西→札幌の引っ越し費用を値切った結果

我が家も3社の見積もりをとって、最初に提示された金額は3社それぞれ40万~70万くらいでしたが、最終的に全社30万円くらいまで下がりました。

これ、値下げ交渉してなかったらめっちゃもったいないですよね。3社同じくらいの金額だったので、一番丁寧そうな業者を選びました。

ちなみに札幌への引っ越しの日はめちゃくちゃ吹雪いていましたが、それでも引っ越し作業はとくに滞りなく終わりました。

内心かなり心配していたのですが、札幌の引っ越し業者の方は真冬の引っ越しにも慣れています。

そのあたりはご心配なく。

札幌での物件探し

おまけで、札幌での「物件探し」も簡単にご説明します。実は、札幌の賃貸事情には他の地域にはない強みがあります。

  • どの不動産屋も取り扱い物件が一緒
  • 礼金が殆どない
  • 最低利用期間が設定されている
  • 殆どの部屋に暖房器具がついてる

ポイントを押さえておくことで、引っ越しがスムーズに進みます。

どの不動産屋も取り扱い物件が一緒

札幌の賃貸物件は、すべての不動産会社でデータベースを共有しています。

つまり、ウェブ上で見られる札幌市内の賃貸物件は、どこの不動産屋にいっても対応してもらえるという事。これは選ぶ側からすると超助かります。わざわざ不動産屋さんをハシゴしなくて良いです。

礼金が殆どない

札幌の賃貸物件は「礼金」というシステムが殆どありませんので、初期費用安いです。敷金はわかりますが、礼金とか正直取られる意味わかりませんよね。

これも札幌移住のオススメポイント。

最低利用期間が設定されている

礼金がない代わりに、最低利用期間が設定されていることが多いです。期間は2年縛り。「2年以上住んだらいつ引っ越してもいいけど、2年以内に出ていくなら違約金払ってね」といったシステムです。必ず取られる礼金よりは納得できますね。

殆どの部屋に暖房器具がついてる

札幌の賃貸アパートやマンションの部屋には、殆どの場合はじめから暖房器具がついています。ガスファンヒーターとか石油ファンヒーターとか。

もしかしたら「ファンヒーターってなによ」って思う方もいるかもしれませんが、ストーブみたいなものです。

買わなくて良いので助かります。

もっと詳しく知りたい方は、下記の記事もあわせてご覧下さい。

<関連記事>札幌の賃貸事情について

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引っ越しの具体的な手順

具体的な引っ越し手順もお伝えしていきます。

私はこれまでの人生で5回ほどは引っ越しを経験していますので、もう慣れたものです。が、引っ越しになれていない方も、この順番で準備すればとりあえずOKです。

  1. 最低限の条件を決める
  2. ウェブ上で物件を探す
  3. いくつかに絞る
  4. 北海道に行く日程を決める
  5. 不動産会社に予約する
  6. 実際行って決める

1.最低限の条件を決める

最低限決めておく事はこちら。

  • 暖房の種類
  • ガスの種類
  • 間取りの幅(1LDK~2LDK、とか)
  • 階数(何階以上とか)
  • 造り(木造以外がおすすめ)

これは北海道に移住するためというよりも、引っ越す際の基本的なことですね。

2.ウェブ上で物件を探す

先ほどもご説明した通り札幌の賃貸不動産は全社のデータベースが共通なので、アパマンショップでも、北海道の地元の不動産チェーンのビックでも、どこでも良いです。

しかし、物件を探すサイトは、キャッシュバック賃貸が圧倒的におすすめです。

なぜなら、物件を契約するとお祝い金を貰えるからです。

自分が引っ越したときにはこんなの使わなかったので、正直損した気分です。簡単にご説明しておきます。

キャッシュバック賃貸

スーモやアパマンショップなど、賃貸不動産各社が物件を載せているポータルサイトです。

良い物件があればここから直接ウェブ上でお店に予約ができて、そのお店で契約までいけばお祝い金がもらえます。

最初に予約した物件じゃなくても、最終的に何かの物件を契約すればOK。

これは、札幌の「どこの不動産屋でも見れる物件が一緒」という事情と相性が良いです。

他の地域だと、「最初に予約した不動産屋さんには良い物件がなかったから違う不動産屋で契約した=お祝い金が貰えない」といった状況も予測されます。

しかし、上にも書いた通りで札幌に引っ越す場合はほぼ100%お祝い金がもらえますので、キャッシュバック賃貸から登録しない手はないです。

普通に契約しても、お祝い金なんて貰えませんからね。

3.いくつかに絞る

さて、それではキャッシュバック賃貸で物件候補をいくつかに絞ってみてください。

ここで候補を絞る目的は、「絶対ここじゃないとだめだ!」という物件を探す為ではありません。とりあえず自分の考えをハッキリさせるのと、予約をするために選ぶだけです。

上に書いた通り、キャッシュバック賃貸から予約した場合は途中で不動産屋を変えない限りほぼ100%キャッシュバックが貰えます

ここで悩みすぎる必要はありません。

4.北海道にいく日程を決める

物件の候補をしぼったら、実際に札幌に行ける日程を決めて、飛行機やホテルを予約しましょう。1泊ではなにかあった際に怖いですので、2泊はしておいた方が良いです。

たとえば

  • 大家さんの都合が悪くて家を見れない
  • どうしても迷う
  • ついでにもっと札幌を楽しみたい

このような状況が予想されます。2泊は見ておきましょう。

5.不動産会社に予約する

5件ほどまで候補を絞って、札幌に行く日程とホテルを決めれば、不動産屋さんに予約します。先ほどのキャッシュバック賃貸から物件を見ていた方は、そのままウェブで予約すれば良いです。

その部屋を取り扱っている地区のアパマンショップ等の不動産屋さんに予約できますが、悩んだときは予約したホテルの近くの店で予約するとベストです。純粋に行きやすいので。

「予約なんてする必要あるの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、事前に予約しておいたほうが不動産屋さん側としても都合がつけやすいですし、やる気のあるお客さんの方が接客に力が入ります。泊数に時間制限があるので、確実に相談できるように予約必須です。

6.実際にいって決める

あとは現地で見学して、決めるだけです。

絶対に2泊中に決める必要がありますので、事前リサーチはしっかりしておきましょう。

おまけ:当日はついでに観光する。

夜はすすきのに飲みに行ったり、時期によっては大通公園のイベントで夕食も最高です。

大通り公園では、夏はビアガーデン、秋はオータムフェスト、冬はミュンヘンクリスマス、いろいろなグルメイベントをしていますので、丁度タイミングが合うと最高です。

そうして私たち夫婦は札幌へ移住しました

最終的にかかった引っ越し費用は下記の通り。

かかった費用

  • 賃貸まわり:20万円
  • 引っ越し:30万円

合計:50万円

  • 引っ越しは3社以上見積もりを取る
  • 不動産屋は事前予約必須

2か月くらい気合をいれれば、そのあとは大好きな札幌での生活が待っています。

札幌は本当に良いところです。是非お待ちしています。

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関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

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