この記事を読めば「札幌に仕事がない」と言われる真相がわかります。仕事の探し方もご紹介。
僕が札幌への移住を考えていたとき、「札幌には仕事がない」とよく耳にしました。
僕は「転職」と「異動」を天秤にかけて、最終的に「異動」という形で札幌に来たのですが…。「まじで仕事がない」といろいろな人に言われたので、それはもう躊躇しました。
しかし実際に札幌に移住してきて働いてみると、特にそんなことは感じません。なんなら移住してきてからすでに一度転職しています。
とはいえそれではスッキリしないので、「なぜ札幌には仕事がないという噂があるのか?」という理由まで考察しました。
札幌の仕事の探し方とあわせて、「札幌に仕事がないと言われる理由や実態」についても解説します。
札幌には仕事がない?いや、あるよ。

一言でいうと、札幌に仕事はあります。
それでも「北海道(札幌)には仕事がない」という噂が出るのは、結論からいえば「年配の人が多いから」ではないかと考察しました。
実際の求人データを見ながら順番に解説していきます。
他県との求人数の比較
東京や大阪、名古屋などと比べると勿論求人量は落ちますが、それはもう当然としておきます。
札幌市と同じくらいの人口なのが岐阜県。同じくらいの土地面積なのが香川。
上記2県と比較して、札幌の求人の量や種類の傾向を計りました。
※2020年2月時点のリクルートエージェントさんのデータをお借りしています。求人情報は日々変動しますので、あくまで参考までにご覧ください。
純粋な求人数
札幌 求人数2112件

香川 (土地面積が同じくらい) 求人数1090件

岐阜(人口が同じくらい)求人数2694件

IT系、web系の求人数
札幌 IT系求人696件

香川(土地面積が同じくらい) IT系求人186件

岐阜(人口が同じくらい) IT系求人178件

札幌はIT系の求人比率が高いし、仕事の数自体も多い

地域 | 全体求人数 | IT系の求人数 |
札幌 | 2112(1197) | 696(512) |
香川(=面積) | 1090(1451) | 186(93) |
岐阜(=人口) | 2694(1312) | 178(80) |
カッコ内は非公開求人の数です。ご覧頂いてわかるように、札幌はIT系の求人がとても多い地域と言えます。
「ITって難しそう…」と思う方もいらっしゃると思いますが、正直未経験でできる仕事もたくさんあります。データ入力、ヘルプデスク等といった基本的にマニュアル化されている仕事も上記に沢山含まれていますので、こういったものは未経験でも全然OK。
さらにいえば、観光地なので飲食店や小売店も多いですし、他にも仕事はいろいろあります。
そこから、「札幌は仕事が少ない」に繋がったと考えられます。
とはいえ正直タイミングもありますし、結局は自分に合う仕事があるかどうかですから、とりあえず求人を見てみましょう。
ここから先は具体的な仕事の探し方に入ります。
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札幌に移住する際の仕事の探し方

具体的な仕事の探し方に入ります。
実際に良さそうな仕事があっても、気軽に飛行機で札幌に行って面接を受けるのは時間的にもコスト的にも厳しいですよね。
ですので、選択肢は3つです。
- 面接スケジュールを数日間に詰め込んで札幌に受けに行く
- 地方で面接可能な企業を探す
- ウェブ面接可能な企業を探す
順番に解説しますが、3が一番コストがかからなくてオススメです。
1.面接スケジュールを数日間に詰め込んで札幌に受けに行く

いくつかの企業の面接日程をうまーく調整して、札幌まで受けにいく方法です。
メリット
- 実際に働く会社を見学できる
- ついでに観光できる
デメリット
- 旅費がかかる
- 全部落ちたら絶望感がすごい
やはり実際に自分が働く会社を見られるのはメリットですが、コストやリスクが大きいです。これからご紹介する2や3の方法を検討して、どうしても難しければ選びましょう。
2.地方面接可能な企業を探す

全国に支店のある企業であれば、地方面接が可能な場合も多いです。
転職サイトの求人情報で勤務地を見て、今住んでいるところと札幌で募集していたらだいたいOKなはずです。
・メリット
- 支店ではあるが、実際の企業の雰囲気を見られる
- 家の近所で面接を受けられるので、交通費が安い
・デメリット
- 転勤のある企業が多い
コストは少なくて済むのですが、おそらく北海道への移住を考えている方にとっては最大のデメリット、転勤のある企業の場合も多いです。
いろいろな支店で募集してるんですからね。
ですが、転勤無しと明記してある会社も沢山ありますから、そういった求人を選べばOKです。札幌に住みたいのに、わざわざ転勤のリスクを背負う必要はありません。
好きなときに好きな場所に住みましょう。
3.ウェブ面接可能な企業を探す

一番オススメな方法はこちら、「web面接可の企業を探す」という方法です。
今のご時世、ZOOMやスカイプなどでのweb面接が可能な企業が増えてきていますので、遠隔でも就職を決めやすい環境です。
移住民には朗報ですね。
・メリット
- コストが一切かからない
- 柔軟な対応のできる企業が多い
・デメリット
- 実際の会社の雰囲気は見れない
パソコンやスマホで面接を受けられるので、コストは掛からないしスムーズにできて最高です。
ではどうすればウェブ面接可能な企業を見つけられるのでしょうか。
もちろん求人に明記してある企業を探していくのも良いのですが、「プロに探してもらう」という手段をオススメします。
一つひとつ探していくと日が暮れそうですし、最終面接まで本当にwebでOKなのか、1次だけなのか、といった細かい部分の確認も面倒です。
「完全に無料で、自分にぴったりな仕事をプロに探してもらう方法」
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”完全無料で”自分に合った仕事をプロに探してもらう方法

完全に無料で、自分に合った仕事をプロに探してもらう。
めっちゃいいですよね。
そんなことが、「転職エージェント」というサービスを利用すれば叶います。
転職エージェントとは、完全無料で転職のお手伝いをしてくれる会社のこと。
転職エージェントに登録して、自分の希望を伝えれば、その希望合った”受かる可能性のある会社”を紹介してくれます。面接日程の調整とか、給料の交渉とか、ぜんぶやってくれます。
もちろん「WEB面接で採用までいける会社を探して欲しい」と伝えれば、そのように。
めっちゃいいですよね。
コツは、2、3個のエージェントに登録して担当者のレベルを見極めること
しかしこの転職エージェント、ひとつ弱点があります。
それは、転職の成否が「担当エージェント」に大きく影響されるということ。
そのエージェントに業界の知識が足りなければ、もしかすると自分の希望がうまく伝わらないかもしれません。
変な新人にあたってしまえば、こちらの方が知識が多いことだってあるかも。
でも利用するのが1社だけだと「その担当がオカシイのか、自分の経歴が悪いのか」という判断ができません。
なので、自分の経歴や業界に強そうな転職エージェントを「最低2つは」登録して、話を聞いてみることをオススメします。
短期間で2回の転職活動をした経験&人事部にいてエージェントと商談していた経験から、おすすめできる企業は下記の通りです。
リクルートエージェント…最大手なので、シンプルに求人数が多い。
doda(デューダ)…リクルートに次ぐ大手。元々エンジニア系に強く、今はオールマイティ。
第二新卒エージェントneo…20代のみ。面接対策の手厚さが評判。
- ウズキャリ
…20代のみ。ブラック企業を排除して紹介してくれる。
マイナビエージェントという大手企業もあるのですが、以前の会社で営業担当と商談したときに「イマイチはっきりしねえな」と思った記憶がつよく、印象よくなかったので省いています。(あくまで個人の、イチ担当営業の印象です。)
リクルートエージェントとdodaは、さすが大手というべきか、営業さんもめちゃくちゃシッカリしていました。
求人の募集票にちょっとでもファジー(あやふや)な部分があると「この部分の条件はどうなっていますか?」と確認が来ていたことを覚えています。
第二新卒エージェントneoは、海外採用にとても強い「ネオキャリア」という会社が運営していて、営業部隊が超優秀と有名な会社です。ウズキャリはシンプルに若者に人気。
少なくとも上記のエージェントなら、話を聞いてみる価値はあるかなと思いました。
何人かの担当と話してみて、いちばん信頼を置けそうな人にお願いしましょう。
「ブラック企業を避けやすい」というメリットもある
しかもメリットはそれだけではなくて。
転職エージェントを使えばブラック企業を自然と避けられる可能性が高い、という傾向もあります。
転職エージェント、利用するこちらは無料なのですが、雇う側の会社がお金を払ってます。
1人採用するごとに〇十万円、みたいな課金形態がほとんどで、会社からすれば採用にまとまったお金がかかるというワケですね。
そんな背景から、転職エージェントに登録している企業に共通した特徴が見えてきます。
- 一定以上の資金力がある
- 人材にお金をかけられる会社だとわかる
- いま、本気で人が欲しいんだとわかる
シンプルに「儲かってて、金をかけてでも人が欲しい会社」という状況である可能性が高いんですよね。
少なくとも、「つぶれそうな会社に入社してしまった…」みたいな絶望的な状況は避けられます。
それがこちらとしては完全に無料で利用できるので、良いことしかありません。
登録するだけでも、非公開求人が見れてオトク

転職エージェントの求人には「公開求人」と「非公開求人」の2種類があります。
たとえば上の画像はリクルートエージェントの求人検索画面ですが、「非公開求人1,197件」と記載があります。
つまり無料で登録さえすれば、この1197件の求人が追加で見れるようになる、ということです。
さらに、エージェントは会社の人事担当と綿密に打ち合わせをしているので、求人に書かれていない裏情報も沢山知っています。
つまり「求人に明記していないけどウェブ面接可能な企業」だって、非公開の求人も合わせて探してくれるわけです。
めちゃくちゃ効率良いですよね。
登録→面談→応募→(面接対策)→内定
さいごに、エージェントを使ったときの基本的なフローもお伝えしておきます。
まず登録すると、エージェントと面談する日程の打ち合わせがあります。今はほとんどのエージェントで、オフィスで面談するかWEBで面談するか選べるでしょう。
面談で話すことは、「どんな企業で働きたいか?」という話題がメインです。これまでの経験や事情から、どんなジャンルの会社で働きたいのかはっきりさせるようなミーティングですね。
面談の最後には、希望に合った求人をその場でいくつか提案してもらえます。好みの求人がなければ、もちろん応募せず帰ってもOK。後日良い求人が出るたびにメールなどで提案してくれます。
希望により面接対策や履歴書、経歴書の添削も受けられて、最終的に内定を目指していきましょう、というサービス。
利用しない理由がないサービスなので、本気で仕事を探すなら絶対に2つ以上は登録して話を聞いておきたいですね。
リクルートエージェント…最大手なので、シンプルに求人数が多い。
doda(デューダ)…リクルートに次ぐ大手。元々エンジニア系に強く、今はオールマイティ。
第二新卒エージェントneo…20代のみ。面接対策の手厚さが評判。
- ウズキャリ
…20代のみ。ブラック企業を排除して紹介してくれる。
札幌での転職&仕事探しQ&A
それでは、自分が札幌に移住する際に心配していた事や、その他疑問をまとめておきます。
Q1:札幌は給料が低いって聞きますが本当ですか?
A1:正直、統計でみる平均給与は低めです。
とはいえ職種によりますし、札幌市内の仕事はそこまでひどくありません。個人的に求人を見ていて思う事は、「北海道の僻地が平均給与を一気に下げている」ような印象を受けます。また詳しく検証したいと思います。
Q2:冬場の暖房手当は、どの企業もありますか?
A2:札幌といえど、普通の中小企業では一般的ではありません。
超ホワイトな企業やそもそもの基本給の低い企業で「燃料手当」のような手当が設定されている印象です。あったらラッキーです。電気代は工夫で安くできますので、下記の記事も見てみてください。

Q3:今より給料が下がると生活費が心配です。家賃相場はどうですか?
A3:札幌は築年数が長めの物件が多く、そういった所はかなり安いです。
但し、新築や広い家は普通に良い値段します。下記の記事でめちゃくちゃ調べて検証しましたので、是非みてみてください。

「札幌に仕事は無い」は、嘘。ぜひ仕事を探して移住しよう。

- 札幌には仕事はある
- ウェブ面接可能な企業がオススメ
- 転職エージェントを使えばラクチン
札幌はとても良いところです。
あなたもぜひ、良い仕事と出会えることを祈っています。

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