怪しいと噂の『お金の大学』読んでみたら、わかりやすい資産形成の入門書だった

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どうも、たくろーです。

今回は『お金の大学』の書評です。とても評判になっていますが、これがなんで人気で、どんな人におすすめなの?という話をしていきます。

「お金」ってワードを聞いたときに「怪しい……」って身構える人と、反対に飛びつく人がいると思うんですけど、この本は「怪しい」って疑う人向けです。

たくろー
僕は自己啓発書とか変な情報商材とかには拒否感が出るタイプなのですが、この書籍は全然OKでした。 

変な儲け話が書いてあるとかではなく、節約とか老後とか、そんな話がわかりやすく解説されてる「資産形成の入門書」的な本ですね。

簡単にレビューしていきます。

ちなみにYouTubeで中田さんが取り上げてましたので、時間ある方はこちらを見れば良いんじゃないかなと思います。

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目次

\この記事を書いた人/

たくろー
ブロガー
関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

書籍『お金の大学』とは

『お金の大学』とは、ブログやYouTube、オンラインサロンとして活動している『リベラルアーツ大学』の運営者である「両学長」が書いた書籍です。

たくろー
キャッチコピーは「自由に生きるための知識の学び場」ということで、これだけ聞くと外野から見れば「うわっ怪しい」って思ってしまいそうです。

ただアイコンになっているライオンのキャラクターや、著者の「両学長」の人柄、上手な伝え方が、その怪しさを上手に中和できています。

現に具体的かつシンプルなノウハウを発信していて、今回の書籍もブログもYouTubeも、一貫して「学校では教えてくれないお金に関する知識を学べる」という内容になっています。

『お金の大学』の概要

ちなみにこの書籍で語られている超基本の内容は、上記の動画でざっくり学べます。

YouTubeとかブログで解説されている内容を、初心者向けに1冊にまとめたような書籍だと考えておくと良いかなと思いました。

Amazonの商品説明文は、以下の通りです。

貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う
一生お金に困らない「5つの力」の基本!

◎人生6大固定費の見直し方法
◎必要な保険は3つだけ
◎マイホームより賃貸をおすすめする理由
◎おすすめの副業8選
◎初心者でもプロに勝てる資産運用法
◎やってはいけない投資の見抜き方

生活・仕事・老後のお金の不安を減らし、自由に生きるためのノウハウがぎっしり!
累計再生数1億回超! チャンネル登録者数70万人!
日本一わかりやすいお金の教養チャンネル「リベ大」の
誰も言わないけど、やれば人生が変わる『お金の勉強』超実践型バイブル!

Amazon商品ページより引用

こんな感じで「お金や資産形成に関する具体的なノウハウ」を解説してくれている書籍ですね。

『お金の大学』が怪しいと言われる理由

『お金の大学』が怪しいと言われる理由

この書籍、検索して調べようとしたら「お金の大学 怪しい」なんてワードが出てくるくらい、まあまあ怪しいと思われてるんですよね。

なんでなのかなと思ったので、実際に読んだり調べたりして考察してみました。

理由は大きく2つかなと思います。

テーマが「お金」だから胡散臭い

この本の前評判として「怪しい」「胡散臭い」という声があるのは、やっぱりテーマが「お金」だからというのは大きいかなと思います。

たくろー
「お金」という言葉には魔力がある一方、どうにも胡散臭くなっちゃうんですよね。

ただ今回の書籍で取り上げられている内容は、いわゆる「簡単に稼げる方法」とかじゃなくて「ごく真っ当なノウハウばかり」です。

ある意味では当然ですし「もし知らなかったなら損してる」とも言えそうな初心者向けの内容が詰まったものですね。

だからこれまで「お金」に関する話を避けてきた人こそ、ちょっと目を通してみると役立つ本かもしれません。

信者が結構きつい

Amazonのレビューに目を通してみるとわかるんですけど、信者とアンチの対立が半端ないんですよね。

だからこの本の内容とか著者がどうというよりも「どうでもいいけど、外野から見たら怖いし怪しい」という話です。

特に信者の方の「両学長!ありがとうございます!」「ついていきます!」みたいな「悪気なく著者の足引っ張ってる行為」がキツいですね。

たくろー
この信者と呼ばれる人たちが醸し出す空気が「なんか宗教みたいで怪しい」に繋がってるのかなと思います。

信者っぽい人のレビューはぶっちゃけ結構キツいんですけど、本の内容は普通です。

『お金の大学』の感想レビュー。3つの良いところ

『お金の大学』の感想レビュー。3つの良いところ

それでは具体的なレビューをしていきますが、この本は「とにかく読みやすい」のがウリです。

最近は「本の内容を図解で解説」なんてものも流行ってますが、この本はイラストや図がふんだんに使われていて、基本的な説明も会話調になっているので、この本自体が図解みたいなもんです。

1,000円くらいですし、とりあえず気になるなら読んでみて損はないかなと思いますよ。

とりあえずこれだけやってればOKな「節約」がわかる

これまで何も手をつけたことがなかったという人にとっては「基本の節約術」がわかるのが良いところです。

節約術って単発でいろんな情報を目にするとは思うんですが、とにかく「点」で語られることが多いんですよね。

細かいことがチョイチョイチョイチョイと紹介されるので、その一部だけ真似したところで大した節約にならないことがほとんどです。

でもこの書籍を見れば「とりあえずコレとコレやってれば最低限OK」みたいな節約術が「線」として繋がってわかるので、その点はメリットに感じました。

たくろー
ただ入門書的な内容ではありますので「格安スマホ」「民間電力会社」「保険」この辺のワードに敏感な人なら、節約に関してはあんまり目新しい内容はないかもです。

お金に関する「現実」がわかる

この本では「こんなことしてもお金は増えないよ」とか「そもそも稼ぐ力がないと増やせないよ」とか、割と現実的なことを解説してくれています。

だから「FXなんて怪しいから絶対やらない」とか「仮想通貨?いや、やめた方がいいでしょ」と思ってるような、僕みたいな人にとってはピッタリな書籍だなと思います。

堅実な情報を教えてくれてますし、現に著者の両学長は仮想通貨投資を推奨していません。

その点で、なんというか「正直な本」だなと感じました。これも良いところです。

たくろー
ひらたく言えば、謎の情報商材とかとは違って「知り合いが持ってても嫌じゃない本」ですね。

自分に足りないところを整理できる

この書籍では「お金に関する5つの力」というものが軸に語られています。

「そのどれが自分に足りなくて、じゃあどうすればいいのか?」という基本の部分が整理できるんですよね。

例えば十分に稼げているなら「じゃあ次はお金を増やしたり守ったりする知識が必要だよね」というように、段階を追ってステップバイステップでやるべきことが解説されています。

たくろー
僕は全編通して「答え合わせ」のように読めました。根拠付けて解説してくれてるパートが多かったので「それはそういう理屈だったのかー」という発見がありましたね。

もちろん全部そのまま再現する必要はないと思いますし、あくまで一例として参考にするだけでも価値があるのかなと感じました。

この「割と誰にとっても実用的な部分がある」というのも、この本の良いところですね。

『お金の大学』の口コミ・評判

『お金の大学』の口コミ・評判

最後に、Amazonから一部抜粋して「口コミ」とか「評判」みたいなものをご紹介しておこうと思います。

「これは確かにそうだな」と感じた部分だけ、抜粋しつつお伝えします。

良い口コミ・評判

お金の一般常識入門といったカンジで、この手の情報に疎い人には良い入門書になると思います。収入を増やす項目より、支出を抑える項目の方が参考になりますね。

Amazonのレビューより抜粋・引用

You Tubeで口を酸っぱく言っている「稼いで」「貯めて」「増やして」「守る」。
これを動画に劣らぬテンポでダイジェスト説明している書籍(決して内容が薄い訳でなくYou Tubeに上げられている動画本数に比べてです)。
You Tubeだけを見ていれば十分かな?とも思っていたが、文字になった情報でも何かしら発見があるもんですね。
ただやはり、じゃあ更に具体的な事はどうしてるの?どうすればいいの?って所は、QRコードから動画紹介があります(笑)

Amazonのレビューより抜粋・引用

「入門書」「初心者にいい」「YouTubeのダイジェスト版として読みやすい」

この辺りはかなり同意できる評判でした。そもそもファンもアンチも多い方なので極端な意見が多いのですが、この辺りが本質かなと思います。

悪い口コミ・評判

金融関係で実務をしたことがある人間ならば絶対にしない、断定的な表現が多いため、盲目的になり考えずに行動された人が10〜20年後には非常に不幸になりそうである。
保険も盲目的に解約せずに払済みといった選択肢や減額といった選択肢がないため危険である。
盲目的にならず、十分に注意して行動していただきたいです。

Amazonのレビューより抜粋・引用

これはちょっとあるかなと思いました。

保険とかリセールバリューとか「確かにそうなんだけど、それ丸々信じて思考停止して真似したらどうかなー」という内容があるっちゃあったんですよね。

たくろー
あくまで「自分に合ったものだけ取り入れよう」という意識は持ってた方がいいかなと思いました。

とはいえ基本的に間違ったことは言ってないと思いますので、あとは読み手次第な気はします。

『お金の大学』は、資産形成の入門書として読むとアリ

個人的には、この本は「アリ」でした。

物足りない内容もありましたが、「あんまり節約してこなかった人」とか「これから資産形成を考えていきたい初心者」にはめっちゃいい本ですね。

ぜひ入門書として手に取ってみて下さい。

では。

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この記事を書いた人

関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

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