【意外】マニュアルフォーカスでピントを合わせるコツ教えます。【撮影】

一眼レフカメラを持つと、きっと何かのタイミングでマニュアルフォーカスのレンズに出会います。

初めてマニュアルフォーカスのレンズを買って、それが単焦点のオールドレンズだったりして、「よしこれで良い感じのスナップを撮りまくるぞ!」と街に繰り出して帰ってきたらピントが全くあっていない写真が量産されていた…。

ありますよね。

マニュアルフォーカスのレンズ、投げ捨てようかと思った日もありました。

しかし、やっとコツがわかりました。

それをお伝えしたいと思います。

目次

マニュアルフォーカスとは

と

マニュアルフォーカスとは、手動でピントを合わせる事です。

ピントが合っていない事を、「ピントが甘い」とか、「写真が眠い」とか、「解像しない」とか、いろいろな表現を使って表します。

今回ご紹介するマニュアルフォーカスでピントを合わせるコツを使えば、眠い写真やピントが甘い写真をできるだけ避けられるようになるハズです。

ピントが甘いってどういう状況?

純粋にピントが合っていない状態を指します。

以下のような写真です。

ピントが甘いってどういう状況?

なんだかピントが合っていなくて、眠い感じがしますよね。

(「写真が眠い」って初めて言い始めた人すごいな。)

この写真、本当は提灯をもっとシャキっと撮りたかったんです。

でもMFでのピントの合わせ方のコツがわかっていなくて、とにかくなんとか無限遠付近で合わせて撮って、モニターで見たらまあまあ写ってたから「ヨシ!」としたらこんな写真でした。

非常に悲しいです。

とくに開放f値の低いレンズを購入すると、どうしても開放で撮りたくなります。そうすると被写界深度が浅くなってピントが甘くなるというお決まりコースです。

F8くらいまで絞ればピントの合う範囲が広くなって難易度は下がりますが、開放で撮りたいやん…。

そんな状況でピンボケ写真を量産していた私が、「あ、冷静に考えたらこうすればピント合うじゃん」と気づいてからは、一応ピントを合わせられるようになりました。

ピントの合った写真

上の風景は焦点距離50mmのオールドレンズの開放のF1.4で撮った風景ですが、まあまあピント合ってますよね。

これも今回ご紹介するコツを使って撮りました。

以前のように気づかず撮っていたら、この山もぼやけてどこにピントが合っているのかわからない写真になっていたと思います。

マニュアルフォーカスでピントを合わせるコツ

マニュアルフォーカスでピントを合わせるコツ

それではコツをお伝えします。

皆さん一眼レフで写真を撮るときって、ファインダー覗きますよね?やっぱりファインダー覗いて撮るほうが写真撮ってる感じがしますし、かっこいいです。

でも、今回それは諦めます。

かっこよさ重視ではピントの合った写真は撮れませんでした。

マニュアルフォーカスでピントをしっかりと合わせるコツは……

ファインダーは諦めてライブビューで拡大してピントを合わせる

これだけです。

「え?」って思いましたか?

ピントが合わない原因

ピントが合わない原因

そもそもピントが合わない原因って、画面が小さいからなんですよ。

だいたいの場合、「ファインダーで覗いてるときはピント合ってる」のに、「帰ってPCで見たらピント合ってない」という現象です。

絶望しますよね。

そういった状況でピントの追い込みをかけるには、もう画面を大きくするしかありません。

画面を大きくするには、ライブビューにして拡大するしかありません。

なぜこんな簡単な事に気づかなかったのでしょうか…。でもどこにもそんな事書いてないし。

調べてもイマイチ出てこなかったので、当たり前の事なのかもしれません。でも、「当たり前」と思った方は、きっと中級者以上の方でしょう。

きっと私のように気づかない方も多いはず。

マニュアルフォーカスが必要なシーン

さて、マニュアルフォーカスでピントを合わせるコツをお伝えしましたが、「実際どんなシーンで使うの?」という方の為に、いくつかご紹介しておきます。

そもそもオールドレンズを利用する方はマニュアルしかない場合が多いですが、最近のレンズは大抵オートフォーカスが付いています。

そんな中、わざわざマニュアルでピントを合わせた方が良い場面もあります。

それが以下の場面です。

  • 星景撮影
  • ワントーンの被写体の撮影
  • 夜間撮影

上記はオートフォーカスでは非常にピントが合いづらいです。

星景撮影

星景撮影

星を撮影する際、星が良い感じにうつるようにピントを合わせる必要があります。この場合も、今回お伝えしたコツと同じように、「星をライブビューで拡大して、星にしっかりとピントを合わせる」という事が、綺麗な写真を撮るコツになります。難しいですよね。

ワントーンの被写体の撮影

ワントーンの被写体の撮影

雪像とか、実はオートフォーカスだと全然ピント合いません。オートフォーカスの原理として、色の濃淡の違いで距離感を判断しているからです。(違う機構もあるかも?)

なので雪のように色がどこも一緒な被写体は、オートフォーカスが役に立ちません。マニュアルフォーカスで撮影するコツを存分に発揮する場面になります。

夜間撮影

夜間撮影

ワントーンの被写体と同じ考え方にはなりますが、暗いと全体的にトーンダウンしますので、純粋にピントが合わなくなります。ある程度まではオートフォーカスで合うかもしれませんが、最後の追い込みはマニュアルでの調整が必要なシーンがあります。

そんなときも、今回ご紹介してマニュアルフォーカスでピントを合わせるコツを使えば、良い写真が撮れますね。

マニュアルフォーカスでピントを合わせるコツでした。

マニュアルフォーカスでピントを合わせるコツでした。

もしかするともっとすごい技を使う方や、めちゃくちゃ目が良かったり慣れている方もいて、そんな方はライブビューなんて使わなくてもキッチリと撮れるのかもしれません。

でも普通の人には無理です。

もう全然無理。

諦めて毎回ライブビューで撮るのが手軽ですし確実です。

ファインダーの拡大鏡なんてのも商品としてあったりするようですが、デジカメならライブビューでよくないですか?(もしかしたら何かメリットがあるのかもしれませんが。)

もちろん被写体が大きければファインダーで十分なのですが、ピントが合わないシチュエーションは被写体が小さかったり全体的な風景写真をパンフォーカスで撮りたい場合だと思います。

そうなったら諦めてライブビューです。

あ、ライブビューで撮ることが多くなると電池消費が多くなるので、予備の電池も持ち歩きましょう。

では。

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この記事を書いた人

Nikon D750信者です。
北海道の風景が好きで移住してきました。主に旅先や日常、あとは神社の写真を撮っています。
道内のすべての神社をファインダーに納めるのが目標です。

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