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この記事を読めば、サラリーマンが出世する意味やメリットがわかります。
今回は「次のキャリアのために、サラリーマンは一定のポジションまで転職しておくべき」というテーマでお話します。
終身雇用の崩れた今、「出世なんてする必要なくない?」という声はたくさん聞こえてきます。でも、だれかを雇うために履歴書を目にしたことがある人は「出世するのは意味ない」なんて絶対に言わないはず。
そのポジションにならなければ見えない景色が、必ずあるからです。
とはいえ、ただただ上司にゴマだけすって出世するような生き方が良いのではありません。それならスキルアップに時間を費やした方が良いとは思いますが、普通に仕事をする中で出世する意味は、間違いなくあります。
というわけで、ブラック気味の会社でまあまあ出世したものの、「あ、この会社でこのまま出世していっても意味ないな……」と思って別業種にサクっと転職した僕が、「サラリーマンの出世」についてお伝えします。
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「ある一定のポジションまで出世した経験のある人のほうが、会社として採用しやすい」
これまでアパレル業界でエリアマネージャーや人事として採用に関わって感じた事です。
僕はけっきょく「今の仕事で、このまま出世していっても自分にとって無駄だな」と思って転職したのですが……出世そのものが無駄だとは思いません。
「そもそもお前誰だよ」という話だと思いますので…少しだけ僕の経歴をお伝えしておきます。
26歳でアパレル業界のお店のスタッフの一般社員として入った会社で、29歳で複数店舗を統括するエリアマネージャーになって、しばらく働いたあと本社で人事の仕事をして、35歳で転職して、今はwebライター(企業メディアの編集長)をしているという経歴の人間です。(ちなみに25歳頃まではほぼゲーム廃人のニートでした)
担当店舗の売上額でいえば、ピーク時は年間で10億円以上を取り扱っていました。アパレル業界に現場から入った人間としては、そこそこ出世した方ではないでしょうか。
転職の体験談などは、以下の記事もどうぞ。
前提として「基本的に独立は考えていない」という人向けではありますが、サラリーマンとして生きていくならある程度のポジションまでの出世は目指すべきだというのが僕の考えです。
サラリーマンとして出世する事には、意味があります。
給料があがるとかそんな当たり前の事は抜きにしても、サラリーマンが出世すると上記のようなメリットを得られるからですね。
2と3は1の補足のような内容になりますが、以下ご覧ください。
サラリーマンとしてある一定のキャリアまで上がることで、転職しやすくなるというメリットがあります。これはもう確実。
これからの時代を安心して生きるためには「いつでも転職可能」な自分を整えておく事がとても重要だと考えています。
自分が現場でマネジメントをしている頃や人事部にいた頃、いろいろな人の履歴書をみてきました。くわえて自分でも転職活動をして、気になる企業に応募してみました。
それらの経験から思ったことは「係長や課長クラスまで出世した事ある人は会社として雇いやすい(採用されやすい)」ということ。
実際自分にも係長や課長くらいのポジションの経験がありました。自分が今のゆるふわホワイト企業に転職したときも、他業種かつ他職種で「未経験」と言って良いくらいの状況でしたが、そのマネジメント経験を買ってもらって転職できたんですよね。
なぜ係長や課長クラスなら雇いやすいのかというと、会社側として「プレイヤーとしても使えそうだし、管理職としても使えそうだし、使い勝手が良さそうだ」と思ってもらえるからですね。
スキル | 平社員 | 係長 or 課長 |
仕事 | わからん | わからん |
マネジメント | できなさそう | 出来そう |
時間管理 | できなさそう | 出来そう |
挨拶 | わからん | 出来そう |
電話対応 | わからん | 出来そう |
PDCA回す | たぶん無理そう | 出来そう |
経費管理 | たぶん無理そう | 出来そう |
コミュニケーション | わからん | たぶん出来そう |
上の表がそのまますべてに当てはまるとは言いませんが、だいたい遠からずといった印象です。もちろん最終的には面接で判断されますが、経歴書の第一印象ってめちゃくちゃ大切なんですよね。
思うに、サラリーマンとして生きていくためには客観的に見て「使いやすい」と思われる経歴を作っておくのがもっとも効率的ではないかと。
(とはいえ実際の能力がないと、ボロがでて転職先で社会的に死にますが)
「あ、この経歴なら使いやすそう」と思われるために、係長か課長くらいまで出世しておくのは転職において有利です。
「つぶしが利く経歴」とも言えますね。いつか転職するかもしれない人は、ある程度出世しておいて損はありません。
その会社に将来性があるのか、自分にとって良いのか悪いのか…という事が、出世するにつれクリアになってきます。
理由は以下のとおり。
役職の無いサラリーマンだと、視点が低すぎて上記のような事に関わる事すら難しい場合があります。
業務範囲が広がって様々な数値を取り扱う必要がでてきて、売上内容も細かく知るようになるでしょうし、会社がしている事業だってもっと広い範囲でわかってくるんですね。
でも出世するうえでもっとも意味があることの一つは、俯瞰的な「仕事観」が身に付くことです。
仕事にある程度の裁量が出てきて、部下に何をされたら嬉しいのかわかってきます。そうすればもっと自分がどう動けば良い仕事ができるのかかわかってくるんですね。
つまり「会社でサラリーマンとしてうまく働く」という方法がよくわかってくるのが、係長や課長クラスです。
「あ、こんな収益構造の会社から見れば、こういう経歴の人間が欲しいだろうな」みたいなことも自分で理解できてくるので、転職にも有利になります。
サラリーマンとして出世すると、純粋に会社のなかで生きやすくなるってことですね。
係長や課長といえば、いわゆる中間管理職。僕もそうでしたが「自分もプレイヤーとして働いて、部下のマネジメントもしている」という方が大半です。
そんなポジションだと、取引先と会社の板挟みになりますし、もちろん部下と上司のクッションにもなります。いろいろと上手く調整して仕事を回していく必要があるので、それなりの経験がつくんですね。
全員が効率よく動いてくれれば良いのですが……悲しいことに、人間なので能力に大小もあり、そんなに上手くはいきません。
状況によっては汚い事をする必要もでてきて、たとえば部下や部署のミスや不正をうまいこと握りつぶすケースなんてものも出てくるかも…。(法律に触れるような不正じゃなく、あくまで会社の意味のないルールに違反した内容とかですね。)
そんな風に揉まれるのがわかっているので、課長や係長は社会人経験として普通に強いと。
ちなみに中途採用の面接官は、大抵の会社では係長や課長クラスが出てきます。
お互い経験したことのあるポジションの仕事や経験を話すことになりますので、面接でも話が盛り上がりやすいことは想像に難くないでしょう。その「経験」が純粋に有利ですね。
2019年に経団連会長が「終身雇用もう無理でーす!」と宣言してから、これからのサラリーマンとしての生き方を考えなければならない時代に入りました。
これが昔の企業体制で、新卒で入って定年まで同じ会社で働くような場合。ある一定のところで「あ、おれ出世無理だな」と感じても、そのまま同じ会社に居続ける事はできました。
窓際で定年を迎えるなんて人生も、安定という意味ではアリだったと思います。
でもこれからの時代。大企業でも40歳以上になったらリストラの対象になります。老人が余って、若者が足りず、海外からの優秀な人材が入ってくるでしょう。
そんな中でうまく生き抜いていくためには、「いつでも転職できる体制」を整えておく必要があります。
能力的な意味でも、ポジション的な意味でもです。
会社に60歳まで務めれば退職金がもらえて、家を買うときはお金を出してくれる時代は終わりました。自分の身は自分で守らなければなりません。
そうなってくると、ある程度出世しておいて転職や独立もしやすいような経験をつけておくべきです。
出世する意味、ありますよね。
サラリーマンには、出世するデメリットもあります。以下の2つを思いつきました。
以前に人事として採用に関わっていたときに、履歴書を見たり面接しながら実際に感じたことです。
解説していきます。
部長クラスまで上がってしまうと身動きが取りづらくなります。
「部長」って、その会社の事をよく理解していなければ任せられないポジションですよね。
もし転職するとなると、面接相手も最低限部長が出てくるし、確実に役員面接もあります。そもそも採用コストがめっちゃ高くなりますし、求人自体も少ないでしょう。
できれば社内の事を理解している人でなければ任せたくないので、会社としては内側の人間を出世させて部長のポジションに置きたいと。
「じゃあちょっとポジション下げれば転職できるの?」という話なのですが…
できるか否かでいえば、「できる」とは思います。でも自分のメンタル的にそれでいいの?という話ですよね。
プレイヤー気質の職種・職場なら良いかもしれませんが、管理がメインの職場の部長だとかなり厳しいはずです。
”人となり”を相当知っていないと、積極的には雇いたくないポジションだということは容易に想像できます。
というわけで「部長」以上の肩書は、転職を見越した場合は不良債権になりえます。せっかく出世したのに、悲しいですね…。
会社と添い遂げる気合がある人か、いざというときの転職先のコネをたくさん作っておけるパリピ気質の人でない限りは、出世するのは一旦課長クラスで止めておくのが無難だと思っています。
人を束ねるような仕事をするならマネジメント経験が有れば役立ちますが、基本的にプレイヤーとして働く予定であれば、自分のスキルをひたすら磨いた方が有意義です。
出世すると部下の管理やら評価やらの余計な仕事がふえるので、プレイヤーとしてのスキルだけを磨きたい人にとっては完全に無駄になります。
そういった方の場合は、確かにスキルを磨くだけ磨いて早めに独立してしまった方が、出世するよりも圧倒的にコスパは良いはずです。
ジャンル選びさえ間違えなければ、失敗してもスキルさえあればプレイヤーとして働けますしね。
ちなみに「webライター」という職業は、「編集者」としての経験まではつけておいた方が良いと感じています。
僕はいま企業メディアの運営チームで編集長をしているのですが、「一般のライターだったら、あんまり成長できてないだろうな…」と感じています。
やはりある程度までは出世して、仕事の全体像を見ておくことは大切ですね。
出世しておけば最終的に独立するにしても、それ以降に関わるのは「別の会社の、これまで自分が経験したポジションの人」になるからです。
相手が何を求めてるのかわかるので、営業も仕事もずいぶんヌルくなることはイメージできるでしょう。
これからの時代、出世してある程度のポジションに身を置いて、常に動きやすくしておく必要がありそうだ、とお伝えしました。
次に気になることは、「じゃあサラリーマンとして出世するって具体的にどうすればいいのよ?」という事でしょう。
僕は中小企業でしか勤務したことがないので、あくまで「中小企業で出世するコツ」にはなりますが、基本的な部分をお伝えしたいと思います。大企業で勤めている方は、上司にでも聞いてください。
基本的には、上の3点に気を付けて働いていれば出世に近づくはずです。
(あくまで僕の経験談なので、できなくても責任は持てませんが…)
様々な事をスピーディにこなせる人は、出世しやすいと言えます。
いろいろと思いつきますが、一言で表すと「適応能力がある」というところでしょうか。
効率化していけるから仕事が早い。先々をを見れているから動きも早い。言われそうな事をあらかじめ想定できているから、返事も早い。
仕上がりは70点とか80点で良いので、先々のことを考えながら早く仕事していくことをおすすめします。一緒に仕事しやすいので部下にいたら嬉しいし、引きあげたくなるタイプです。
正義マンになろうという事ではありません。「その会社にとって正しい判断ができる」という意味の「正しい」です。つまり、会社にとって正しいならアホみたいな業務もする必要があるかもしれません。
例えば…少しでもお店で働いたことがある人ならわかると思うのですが、「レジの違算を少なくするために定期的にレジ金をチェックする」という謎行動が蔓延しています。
「レジの違算を少なくする打ち手の効果を測るために定期的にレジ金チェックする」ならわかるのですが、「レジ金チェック=違算を少なくする打ち手」みたいに捉えて、とりあえずチェックしてるだけの状態の店や会社、めっちゃ多いです。
1回のチェックに10分かけて、1日5回やったらほぼ1時間です。時給1,000円換算でも1か月で3万円の人件費をレジ金チェックにかけています。つまり、1年間で36万円。自動レジにした方が確実だし安いですよね。
これも客観的に見たらアホみたいな業務ですが、会社としては「改善するためにこんな行動をしているから、自分たちは正しいんだ。」みたいな思考になります。
でもそこで「いやいや!自動レジにしましょうよ!」と言い始めると、その承認を通す為の企画書を作る必要が出てきて面倒なことになるから、触らないのが一番。「会社にとって何が正しいのか」と考えて割り切って働ける人が求められています。
でも、何も気づかないのは違います。「実際はこうだとも思いますけど、わかりますよ。このままでいきましょう。」と言えるスタンスが一番出世しやすいです。これも部下にいたらすごく嬉しいタイプで、引き上げたくなります。
上の項目とすこし被る部分がありますが、社会の仕組みをよく分かってる人が出世に近いでしょう。
例えば、「こうした方が効率良いのにな」と思う仕事なんて一杯あります。ただ、それはそのポジションから見てそう思うだけで、別のポジションの人から見ると必要な作業が含まれているのかもしれません。
説明しやすいのが接客の話で、わからない方がいれば恐縮なのですが、たとえば服屋さんで「いや、お客さん全員に声かけるのなんて、嫌がる人もいるし、ゆっくり見たい人もいるし、お客さんにとってよくないよな」と全員が思ってるんですよ。5%くらいは本気でおもってるイカれた奴もいますが
でも、世の中の仕組みがそれを許さない。
声をかけない=サボってると捉える人もすごく多い業界なので、ミステリーショッパーなんていうクソ役者がだまし討ちをしてくるサービスを取り入れているお店や施設もたくさんあって接客に点数を付けられるし、ふとしたタイミングでお偉いさんが来た時にもめっちゃ接客してないと怪訝な顔をされます。
そういった事を客観的に考えて、わかってる人がすごく出世しやすいです。
お客さんには嫌がられない程度に手加減してお話をできて、お偉いさんの望むような雰囲気を出せて、ミステリーショッパーがきても良い点数を出せる。
でも内心では「アホみたいだな」と思える。
そんな人が、とても出世しやすいです。
つまり出世しやすい人とは、会社には良い顔をしつつも内心ではちゃんと考えて「空気を読んでる」人と言えます。
もしも出世を目指す若人がこの記事をみてくれているのであれば、これらのことに気を付けて空気を読みつつ働けば、道は開けるのではないかとおもいます。
サラリーマンの悩みを出しました。そこそこがんばって働いていたので、悩んでいる若者の相談には乗れる気がします。
A.出世すればするだけ働く時間が増えるという謎推論は今すぐ捨てましょう。同じ時間で他の人より成果を出せるようになったら出世できます。
A.出世した人が全員仕事ができるわけではないのは何となく想像がつくと思います。その逆と考えると、必ずしも仕事ができないわけではないと思います。上司の好き嫌いもあります。
A.それは悲しすぎるので早めに転職した方が良いのではないでしょうか。あなたにあった仕事をしましょう。転職エージェントに相談すれば、あなたのスキルで応募できる企業を紹介してもらえます。
A.自分の好きな仕事をして好きなように生きれるのが一番良いとおもうので、出世したいなら頑張ったらいいと思います。したくないならプレイヤーとして頑張れる自分にあった仕事を探すのがいいです。
というわけで、「課長クラスになるまでにその会社を見極めて、将来性がやばそうなら逃げ出してもっといい仕事に移った方が良い」という結論です。
サラリーマンとして出世することで「純粋に社会のなかで生きやすくなっていく」というのが、最大のメリットであり「意味」でしょう。
僕はそんな感じで、やりたかった仕事のゆるふわホワイト企業に転職しました。
ではまた。
いまの仕事と報酬、
バランス取れていますか?
たとえ最初は理想の職場だと思っていた環境でも、数年単位で勤めていると、少しずつ不満を感じてきます。
その原因は、仕事内容と報酬額のバランスによるもの。「これだけ仕事ができるようになったんだから、もっと給料が上がってもいいよなあ」という気持ちや理屈は、なかなか会社へ伝わりません。
努力で身につけたスキルは安売りせずに、定期的に自身のいるステージの見直しをおこなっていきましょう。
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