役に立たないコンサルの特徴5選

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どうも、たくろーです。

これまでの人生で「コンサル」というものに6回お世話になったことがあります。1回はアパレルで、残りの5回はWeb関連(SEO、マーケティング)でお世話になりました。

その中で「役に立ったなあ」と感じたのは2社で、どちらも法人コンサルです。残りの「イマイチ役に立たなかった」と感じた4社のうち1社は法人、残り3社は個人コンサルでした。

ちなみにどれも勤めている会社の経費で利用したものですので、僕の懐は痛んでいません。会社の金をつかって経験できることは尊い。

あくまで僕の経験上の話ですが「個人コンサルは話を聞かず、ただただ自分の言いたいことだけ喋る奴が多い」「法人コンサルはクオリティが担保されているけれど大当たりを引くのが難しい」という印象です。

そういった経験を踏まえて「役に立たないコンサルの特徴」というテーマでまとめました。これからなんらかのコンサルを依頼しようと思っている方は、よろしければご参考ください。

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目次

\この記事を書いた人/

たくろー
ブロガー
関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

コンサルの種類

コンサルは「法人」と「個人」でかなり雰囲気が変わります。自分に合ったコンサルを選ぶには、最低限それぞれの特徴について理解しておく必要があります。

法人コンサル

法人コンサルは、良くも悪くもクオリティが担保されています。会社ごとに一定のレギュレーションが敷かれ、教育も施されていますので、完全にハズレを引くケースが少ない一方で大当たりを探すのも難しい印象です。

まずデメリットは2つ。

1つ目は担当者を選べないシステムになっているケースが多いこと。法人コンサルは「その界隈で実績のある有名な人が立ち上げた会社」であることが多いのですが、担当してくれるコンサルはとくに目立った実績があるわけではないイチ社員であることがほとんどです。いわば「コンサルをするための教育を受けた人」が多く、セオリーに沿った改善は得意ですが、細かいところまで相談したいとなると微妙なことが多い印象。

2つ目は「一緒にグロースさせましょう!」という熱意があるコンサルは少なく、ほぼ「質問あればなんでも答えますよ」といった受け身なスタンスな会社が多いこと。こちらの質問力や活用力が高くなければ、お金が無駄になりやすい気がします。(もちろん会社や担当者によるでしょうけど)

一方で法人コンサルを利用するメリットは、うまく会社を選べば安定して質の高いサービスを受けられることです。

とくに「めっちゃ実績を出したことがある奴ら」が集まってできたコンサル会社については、個人・法人の良いところが合わさってる感じでした。コンサルを受けて良かったと感じた2社が両方「実績ある奴らがカリスマの元に集まったタイプ」の会社です。

個人コンサル

個人コンサルは、良くも悪くもクオリティが担保されていません。

事業が成功するかどうかは運も絡みますから、運ゲーで勝ち残って実績が出たタイプのコンサルだと、うんこみたいな知識しかない場合があって地獄です。しかも「実績を出した分野でそのまま稼いでいればいいのに、なぜか弟子を取ろうとする人」ですから、その可能性が低くありません。

基本的にはバランスが悪くピーキーな性能の人が多く、とある分野ではめちゃくちゃ実績を出したことがあるものの、少し横にそれるとポンコツになる人ばかりな印象でした。

また僕が関わった個人コンサルの方々は、基本的に「自分の経験がMAX・正解」の感覚で喋り、あまりこちらの話を聞かず一方的に提案してくることが多く、いい印象がありません。もう少し言うと「聞いている雰囲気は出すものの右から左に流していて、結局自分の喋りたいことだけ喋る」といった感じで、信者を集めるのは得意ではあるものの普通の会社では働けないようなタイプの人ばかりでした。

でも人柄的にはいい人もいて、50代以降のおじさんコンサルに多い「熱意を持って並走して、ポンコツなりにめっちゃ手を動かしてくれる人」は、人によってはすごく合っている気がします。(僕は無理でしたが)

ちなみに若くして一発成果を出してコンサルを始めた人は「質問あったらなんでも答えますよ。データドリブンでいきましょう」的な人が多い感じです。スポットでアドバイスをもらうには、このタイプがいいかも。

本当にピンキリだとは思いますが、個人コンサルについては、今のところ「なんか思ってたのと違うなあ」という人としか出会ったことがありません。

役に立たないコンサルの特徴5選

ここからは、法人・個人どちらにも当てはまる「役に立たないコンサルの特徴」をお伝えしていきます。

あくまで僕がこれまでに接したコンサル6社の感想をもとにした内容ですので、個人的な見解が多分に含まれます。その点にだけはご留意いただき、ご参考ください。

1. コンサル対象を事前に調査しない

「いやいやそんなことすでにやっとるよ。ちょっと見たらわかるやん」みたいなことを普通の顔して説明し始めるコンサルがいて、このタイプは本当に役に立ちません。

もちろん成約するかわからない無料相談の段階で、調査に工数をかけられないのは分かります。しかし契約後は「自分よりもこちらの事業に詳しい」くらいの存在になってくれないと、コンサルを依頼する意味がありません。

とはいえまともなコンサルは、無料相談の段階でも多少なり準備をしてきます。自分の事業について質問してみて「こいつ何も調べてねえな?」と感じたら契約は見送りましょう。

あくまでコンサル側の経験ベースでだけ喋り、自分の事業に当てはまらないことも構わず提案してくるコンサルは、役に立ちません。

2. 前提の擦り合わせをしない

役に立たないコンサルほど、前提知識の擦り合わせが雑な印象です。

仕事上のコミュニケーションを取る際は、お互いの知識レベルがどの程度なのか、お互いに把握しておくのってめちゃくちゃ大事だと思っています。低く見積もられると「いやいや、その辺はもう3周くらい擦ってから相談してるんやけど」となりますし、高く見積もられると「何いってるかわからん」となって、どちらも地獄になります。

この辺りは、法人コンサルはどこも割と丁寧でした。一方で個人コンサルは基本的に話を聞かず、とにかく自分の視点だけでアドバイスをし始める人が多いため、合うか合わないかバクチになります。(奇跡的にレベル感が合ったら、すごくいいかもしれません。)

おそらく個人コンサルを始める人は「情報商材」や「スクール」などを売ろうとしたことがあるタイプの人間だと思いますので、その一方的にレクチャーする感覚が染み付いてしまっているのだろうと思います。

少なくとも僕がコンサルに期待しているのは「レクチャー」ではなく「並走」ですので、そこで認識がずれることが多いのかもしれません。(レクチャーを受けたいならコンサルではなくスクール的なものを利用します)

3. パッと数値を言えない

役に立たないコンサルほど「言った言わない」を気にしすぎるのか、所感の数字もパッと言えないことが多い印象です。

事業のスタート地点では、予算を決めるにも目標を決めるにも、ある程度の「リアルさのあるざっくりした数値」が欲しくなります。

例えばメディア事業であれば「スポーツジャンルで月に100万円くらい予算いれて記事をリリースしていける環境を整えれば、1年後にはSEOで月間UU30万くらいは目指せるよね」みたいな、なんとなくのイメージがあります。

上記のように、その界隈の「まあこのくらいだよね」な数値を教えてほしいのですが、役に立たないコンサルはこれが言えません。KPIやKGIを考える上でリアルな数値が欲しくて、界隈で実績がある人に結構な金額を払ってコンサルを頼んでいるのに、その程度のことも言ってくれないと苦笑いが出てきます。

「使える経費や環境による」で逃げられることが多く「そりゃそうだけど、そのくらい喋れるようになってからコンサルやれよ」と思ったことが何度かあります。

4. 具体的なアイデアや事例を出さない

役に立たないコンサルは話の抽象度が高く、具体的なアイデアや事例があまり出てきません。

コンサルタントに「具体的なアイデアや事例を示す能力」は必須だと思っています。それがないと信頼もクソもありませんし、そもそもコンサルとしての存在意義がないと感じます。

もちろんコンサルティングの種類にもよるとは思いますが、教科書に書いてあることだけ喋るなら教科書を読めばわかるのです。

コンサルは先生ではなく並走者ですので、この辺りを勘違いしているコンサルはほんとに役に立たないと感じます。

5. 人の話を聞かない

とくに個人コンサルに、人の話を聞かず一方的に話すタイプの人がいます。

なんとなく話を聞いている感じは出すものの、だいたい自分の良いように脳内変換して、自分の理論だけを喋り始める印象です。結果的にコンサルというよりも「レクチャー」になり、求めているサービスと違ってきます。

プレイヤーや情報商材屋あがりで個人コンサルを始めた人にすごく多いので、契約前のコミュニケーションで「ん?」と思ったら注意したいところです。

役に立つコンサルを見分けるコツ

コンサルに頼るのが初めての場合、まず個人コンサルは避けた方が良いかと思います。スポットならいいかもしれませんが、いきなり数ヶ月契約で個人に頼るのはおすすめしません。

良し悪しが見分けられるようになれば個人コンサルにお願いするのもいいと思いますが、そうでなければまずは一定のクオリティを担保している法人に頼るのがおすすめです。

その上で役立つコンサルを選ぶには、契約前のやり取り・ミーティングで以下の点を確認してみてください。

契約前に担当予定のコンサルと喋らせてもらう

コンサル会社によりますが、だいたい初回はちょっとお偉い人や、界隈でちょっと有名な人が説明に出張ってきます。するともちろん実績もあるでしょうし、慣れていて話も上手でしょうから、そのときは「このコンサルめっちゃ良さそう!」と思わせられます。

しかし実際に契約がはじまったら担当者は違う人になって、初回に顔を出した「すごい人」はほぼ出てきません。(大企業などの上顧客なら出てくるかもですが)

それは仕組み的に仕方ないとして、契約まえにかならず担当予定のコンサルトとも喋らせてもらうことをおすすめします。そのためにスポットでお金を払ってもいいくらい。

そこで微妙ならやめた方がいいし、ウマがあえばそのまま契約すれば良いかと思います。もちろん「すごい人」がいる会社ならマインドやテクニックは受け継いでいるでしょうから、ある程度のクオリティは担保されています。

業務範囲・稼働量を明確にしてもらう

コンサルをうまく活用するには、業務範囲や稼働量をある程度明確にしてもらうことが大切です。

お互いにいい距離感を保てるならフワッとさせておいた方が都合が良いのですが、なかなかそうもいきません。「ここまでお願いしていいのかなあ」と遠慮してしまってはお金がもったいないし、求めすぎてクオリティが下がったら本末転倒です。

そもそも何をしてもらえるのか、こちらで考えるのは大変ですので、そこはコンサル側から提案してもらいつつ遠慮なく活用しましょう。

レスポンスの早さを確認する

これは偏見もありますが、レスポンスが遅い人は大体仕事ができない傾向にあります。コンサルならなおさらで、人の相談に乗って並走するのが仕事なのに返信が遅いなんて、サービスが成り立つとは思えません。

ここで大切なのが、そのレスポンスの早さの基準は人それぞれだということです。あくまで自分の感覚にあったコンサルにお願いしたいところ。

そしてここも「営業担当」ではなく、実際に担当する予定であるコンサルタントのレスポンススピードを確認しましょう。本契約前に1回お試しでスポットを頼むなどすることでチャットグループを作ってもらって、あえて色々な時間にチャットを送ってみてもいいかもしれません。

もしもレスポンスの早さやタイミングを物足りないと感じる相手だったら、おそらくコンサルをお願いしても損した気分になると思いますので、避けておいた方が良いでしょう。

まとめ

役立つコンサルを見つけるのは一苦労です。

基本的には本当にわからないところだけスポットでアドバイスをもらうような使い方が一番いいような気がします。そこで本当に相性の合う人を見つけたら、3ヶ月や半年といった継続契約で並走してもらうのが良いのかもしれません。

役に立たないポンコツコンサルにお金を払わないように、ご注意ください。

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この記事を書いた人

関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

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