転職したいのに受からない人へ。その理由と対処法を元採用担当が教えるよ

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転職したいのに受からない人の理由と3つの対処法。元採用担当が教えるよ

どうも、たくろーです。

「転職したいのに、全然受からない……どうすればいいんだ……」

「書類は受かっても、1次面接で5連敗だ。何がだめなんだろう……」

こんな悩みにお答えしますね。

実は僕も、まったく面接に受からず絶望してた時期がありました。大学卒業したあとになんとなく税理士の資格の勉強をしながら生きてたころ、本当にどこにも受からなかったんですよね……。

でも月日が経って、そんな僕も社会人経験が長くなってきました。

たくろー
以前にアパレル業界でエリアマネージャーの仕事をしていた頃には、ざっと数えただけでも通算で300人以上は面接してきた経験もあります。

流石にそれだけ経験してきたら、あの頃の僕が受からなかった理由もハッキリわかるんですよね……。

さて、今のあなたが転職したいのに受からない理由もそれと同じです。教えてあげましょう。

何が足りないのかといえば「自信」と「根拠」です。

書類、声、話し方、志望動機、経験、エピーソドトーク、などなど。

採用担当はあなたの書類や顔を通して感じられる「自信」を見ています。そして、その自信の「根拠」が、本心から出ているものなのか確認しています。

その自信と根拠が「その会社から見て」足りてなければ受からないんですよね。とにかく「会社から見て自分ってどう?」という視点を持って改善していきましょう。

では「転職したいのに受からないときの対処法」というテーマでお話していきます。

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目次

\この記事を書いた人/

たくろー
ブロガー
関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

転職したいのに受からない理由とは?まずは鏡見てみようか。

転職したいのに受からない?よし、鏡見てみよう

転職したいのに全然受からないなら、ひどい顔してるかもしれません。

……いや、ビジュアルがどうこうって話じゃないですよ?

勇気を出して書類を送って、面接を受けて、それでも受からないという現実に打ちひしがれたような顔してませんか?

さっきもちょっとお話しましたが、僕も初めて就活をしたときそんな感じでした。

新卒で就活するのがめんどくさくて、大学を卒業して2年くらい税理士試験の勉強をしつつ、片手間で公務員試験を受けてたんです。

で、公務員試験は筆記は受かるものの面接で全部落ちました。税理士事務所のバイトとか見習い社員は、クソみたいな条件の仕事もぜんぶ書類ではじかれました

税理士事務所に応募したときは、連絡ないから書類が届いたか電話したら

あんな経歴送ってこられてもねえ……もっといい経歴書送ってくる人いっぱいいるからね

みたいなこと言われて電話ガチャ切りされたこともあります。完全に心を折に来てますね。

たくろー
今となっては良かったんですけどね。公務員は副業できませんし、税理士は営業力いるから引きこもれませんし……

で、2年くらい勉強しつつ打ちひしがれてから「そろそろやべえな」と思って民間への就職活動をはじめたんですが……そこでも書類は受かるものの、面接を受けてなにを話しても受からなくて「なんかもうダメだな」とか思って絶望してたんですよね。

そういうこともあって「もう何でもいいや」と思って知り合いから紹介されたアパレル業界に入ったという流れです。

そんな感じでいろいろと経験してきた今だからこそ、僕が受からなかった理由がわかりました。

そのときの僕は、その会社の人にとって「一緒に働きたい顔」をしてなかったんですよね。

採用担当は、あなたの顔に浮かぶ「自信」を見てる

僕も300人以上を面接してきましたが、面接するときに結局なにを見るかというと「声」とか「顔」に自信があるかどうかってことなんです。

経歴なんて履歴書とか職務経歴書でわかってますので、面接に来てもらった時点でもはやどうでもいいんですよね。あとは「一緒に働きたいか?」っていう視点でしか見ません。

そうなると、やっぱり頼れる人の方が良いですし、いろいろ経験して自分の頭で考えてきた人の方が魅力的でしょう。

例えば好きな子に告白するときも「なんのとりえもない僕ですが、よければ付き合ってください」みたいなこと言って振られるとかあるあるじゃないですか。「つまらないものですが」とか、そういう謙虚さを重んじる日本の文化が影響してると思うんですが……。

たくろー
「つまらないもの」とか「なんのとりえもない僕」なんて、ぶっちゃけ相手にとってなんの魅力もないんですよね

「あなたのために1ヵ月くらい北海道中を引きずりまわってめっちゃ美味いお菓子探してきました」とか「あなたのことが大好きだし、ぜったい一生守るから付き合って欲しい」って言われた方が心に響くし、魅力的に感じるはずです。

あなたは、面接でそれができていますか?

面接を受けるときの基本メンタルは「自分がこの世で最高の人材」「自分を採用しない会社の見る目がなさすぎる」みたいなバカみたいな思考でいくのが最適解です。

とにかく自信をもって「採用しないとかバカじゃないの?」くらい思ってるのがベストですね。(※ほんとにそんなこと口走ったら受かりませんので気を付けて。思うだけね。)

どこにも受からないあなたが転職するための3つの対処法

どこにも受からないあなたが転職できるようになる面接のコツ

それでは次に、自信をもって転職活動に臨むにはどうすれば良いのか解説します。

もちろんめちゃくちゃ勉強したり、めちゃくちゃ業務経験を積まないと根本的な自信にはならないのですが、そんなこと言ったって仕方ありません。まずはできるところから始めましょう。

さて、僕がこれまでに面接をしてきて、たとえばその業務が未経験でも「あ、この人となら働きたいな」と思った人が何人もいます。そんな人たちは、自然と「面接で何を判断されているのか」みたいな本質がわかってたんですよね。

で、そのコツをまとめたのが下記の3つです。

  • 第一印象だけ、とにかく無理やりにでも笑って明るくする
  • 教科書みたいな答えじゃなく、本心から話す
  • その仕事をするために、どんな準備をしてきたのか伝える

「そんなことかよ……」って思うかもしれませんが、面接官から見るとめちゃくちゃ大切なことなんですよね。

事実どこにも受からないってことは多分できてないんだと思うので、まずはここから気を付けてみて下さい。

第一印象だけ、とにかく無理やりにでも笑って明るくする

面接に受からないなら、第一印象だけでもいいから、とにかくめちゃくちゃ笑ってください。

面接担当は「その人と一緒に働きたいか?」という視点で面接する、とお伝えしましたが……それって正直「第一印象」だけでほとんどが判断されちゃうんですよね。

というのも、日本の文化は間違いなく「減点方式」で成り立っているからですね。

たくろー
面接担当は「一緒にはたらきたい人像」みたいなのを思い描いていて、それが「100点」だと思ってください。

面接が始まって話していくなかで、理想から外れていくたびに減点されていき、ある基準を下回ったら受からないと。面接なんてそんなもんです。

で、下手したら「第一印象で50点くらいマイナスされる人」ってめちゃくちゃ多いんですよね。

なので、第一印象はとにかく明るくしましょう。鏡の前で笑う練習をしたほうがいいかもしれないくらい大切なことです。

受かりたいなら、とにかく笑って第一印象良くしましょう。これは真理です。

教科書みたいな答えじゃなく、本心から話す

面接に慣れていない人ほど「正しいことを話さなくちゃ」と思って教科書に書いてあるような答えをしてくるんですが、それも今すぐやめて本心から話して下さい。

面接担当はこれまでに何十人、何百人と話してきていますので、ぶっちゃけ「当たり前の答えとか飽きてる」んですよね……。

たくろー
だいたい「この人、またみんなと同じようなこと言ってる……」と思いながら聞いていました

ちなみに面接担当者1000人に「面接で重視するポイント」を聞いたdoda社の調査でも「志望動機とか転職理由はそれほど重視しない」という結果がでていました。

まあ、さすがに「飽きてる」とか言われるとちょっとイヤかもしれませんが、現実なんてそんなもんなんです。相手も人間ですので。

例えばですが「なんで転職しようと思ったの?」と聞かれて、

はい。今よりもっと幅広い業務を経験したいと思ったのがきっかけで転職を考え、そこで御社の求人を拝見して応募させて頂きました。
今のままなんとなく働きながら年齢を重ねていくのに不安になって、もっと自分ができることを広げたいと思ったのが転職を考えたきっかけです。自分の好きなこととか続けていけそうなことをあらためて考えたら、この仕事だなと思いました。

根本的には同じようなこと言ってますけど、与える印象って全然違うじゃないですか。後者の人の方が、ちゃんと自分の思ったことを話してくれてる感じしますよね。

というわけで、ぶっちゃけ志望動機が正しいかとか、綺麗かとか、内容自体はどうでもいいんです。「面接という大切な場面で本心から話せる人間性なのか」ってのが大切なんですよね。

ちゃんと、自分の言葉で話しましょう。

その仕事をするために、どんな準備をしてきたのか伝える

もちろん実績とか経験も大切なんですが、面接担当からすると「” 僕たちと一緒に働くために ” 、あなたは何してきたの?」ってことも結構大切なんです。

業界単位とか職種単位の話は割とどうでもよくて「” うちの会社 ”に入るために、どんな準備したの?」っていう部分。

ちょっとアパレル業界で例えますね。

アパレルって、けっこうブランドによって取り扱う商品が違ったりするんです。ハイブランドでもバッグが得意な店もあれば、メンズの服が得意な店もあります。あるいはカジュアル店舗でも、お店によってテイストが全然違ったりするんですよね。

で、例えば「これまでカジュアルなお店で働いてた人」が「バッグが得意なハイブランドのお店」の面接を受けに来てアピールをしようと思ったとき。

はい。今の店舗ではバッグの担当をしていますので、レイアウトや接客でお役に立てると思います。
実は市内のお店に全部うかがいました。〇〇店では申し訳ないことに接客していただいて、すごく勉強になりました。特に△△のバッグが可愛いですね。私もお勧めしたいです。

経験とか状況によるところもありますが、あきらかに後者の人の方が一緒に働きたいんですよね。

接客とかレイアウトなんてブランドごとにルールが違うから入社してから覚えてもらえればいいし、知りたいのはそうじゃなくて「うちの仕事にどれだけ興味もってくれてて、面接受けるにあたってどんな準備してきたの?」ってところです。

もちろんアパレル以外の会社でも一緒で、自分の業務経験だけで話されるよりも「この仕事のこういうところに興味が出たから、実際にやってみた」みたいなことを話してくれたほうが面接担当から見てめちゃくちゃ印象良いんですよね。

というわけで、その「業界」とか「職種」の単位で考えるんじゃなくて、ちゃんと「その会社」を見て準備しましょう

それでも受からないなら、転職エージェントに特訓してもらって

それでも受からないなら、転職エージェントに特訓してもらって

面接のコツも駆使しつつ、自信をもって話せるようになればそのうち受かるとは思うんですが……。

それでもどうしようもないとか、どうにも自信がつかないというのであれば、転職エージェントのサポートを利用するのも良いですね。

無料で面倒みてくれますし、相手も「転職したいと思ってる人」をたくさん見てきているエージェントですので、的確にアドバイスしてもらえます。

で、転職エージェントで受けられるサポートのなかで特におすすめしたいのが「書類の添削」と「面接の訓練」の2つ。これが無料で使えるのは、めちゃくちゃオトクです。

職務経歴書にもルールがある。添削してもらった方がいい

今回は主に面接に受かるコツをお伝えしてきましたが、もちろん書類も大切です。

もし書類選考で通らないことがあるなら、一度添削してもらうのはめちゃくちゃ有意義ですね。

たとえば転職エージェントで最大手のリクルートエージェントの書類添削なら、

  1. 伝える内容の見逃しを防ぐ
  2. 効果的な伝え方を教えてもらえる
  3. 過不足なく伝えることができる

こんな視点でアドバイスをもらえます。これが無料だから結構すごいですよね。

自分一人で隅々まで気づくのはなかなか難しいと思いますので、一度は見てもらってみて下さい。

発声練習も兼ねて面接訓練うけたほうがいい

で、もちろん面接対策も大切です。

先ほどと同じくリクルートエージェントを例にあげますが「模擬面接」という形で練習に付き合ってくれます。電話でもできますし、実際の面接さながら30分~1時間くらいじっくりと時間をかけてお願いすることもできます。

  • 話の内容をブラッシュアップできる
  • 話すスピード、声のトーン、表情などを確認できる
  • 繰り返すことで面接に慣れ、緊張感が薄まる

上記のような目的で使えますので、とにかく人と笑って喋る練習にはうってつけですね。第一印象が良くなるように訓練してみて下さい。

転職活動で受からないのは、だいたい自信がないからだよ

というわけで、転職活動は「自信」と「根拠」が肝心です。

面接なんて第一印象でほとんどが決まってしまいますが、反対にいえば「割とたくさんのライバルが、笑って喋れないだけで落ちてくれてる」と思ってください。

あなたが今日から良い笑顔で喋れるようになれば、それだけで受かる確率あがるんです。チョロいですよね。

結局なにがポイントかというと「その会社の人があなたと一緒に働きたいかどうか」ですので、要するに友達でも作りにいくような感じで、誠意をもって面接に臨んでみて下さい。

というわけで、ぜひ頑張って面接クリアして、良い会社に転職成功させてくださいね。

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この記事を書いた人

関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

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