この記事を読めば、ライトルームを使ってノスタルジックな写真に現像する方法がわかります。
例えばジブリや新海誠作品のような、ちょっとノスタルジックな、青春っぽい雰囲気の映画の風景。あるいはポカリのCMのような、「あの夏」を感じさせる映像。良いですよね。
「自分の写真もそんな感じにしたい!」と思って研究した結果、「どうやら写真を全体的にハイキー気味にし、ちょっとふんわりとさせて、黒い帯をつければ実現できそうだ」という一つの答えを得ました。
ただシャドウを上げるのではなく、トーンカーブの「ダーク」がキモ。ぜひご覧いただき、現像のヒントにしてみてください。
ノスタルジックかつ映画っぽい写真とは
まずは「ノスタルジックさのある写真とは?」を考えてみました。例えばこのポカリダンスの映像。なんかだノスタルジックで、映画のような風合いです。青春っぽいし、僕の考える「ノスタルジックな写真」に近い雰囲気。
「では写真をこんな感じに編集するにはどうするか?」と考えたところ、必要なのは「繊細さ」かなと思いました。
必要な「繊細さ」とは?
例えば「ピント合ってる?合ってない」というようなギリギリの感じ。あとは「線が細い」感じや、全体が「淡いわりに実はコントラストは高め」が良い。あとは、「ちょっと青っぽい写真素材」を選べば良さそう。
まとめると、全体的に「ハイキー」かつ「コントラスト高め」、さらに「ちょっとフワっとしている」という絶妙なバランスを意識して編集すれば、良い感じになりそうです。最後にフォトショップで黒帯も付けたいと思います。
ライトルームでノスタルジックかつ青春っぽく現像する方法


というわけで、今回の作例はこちら。上のスライドバーを動かしてご覧ください。左が編集前、右が編集後です。
もっと青春っぽい写真があれば良かったのですが、一旦これで。ぜひ「制服」とか「部活」とか「田舎の風景」とか、そんな写真を使って一緒に試してみて下さい。

この日はとても天気が良かったので、元の写真は逆光で暗め。この写真をライトルームで編集していきますが、ポイントは3点。
- ハイキー
- コントラスト高め
- ふんわり
注意しながら編集していきます。
1. まずは明るさとコントラストを調整

とりあえずコントラストを上げつつ、露光量を調整します。まずはちょっと「黒い部分多め」くらいの雰囲気に調整です。
2. トーンカーブの「ダーク」でふわっとさせる

次に、トーンカーブの「ダーク」トーンを触ります。ここを上げることで、写真に「ふんわり感」が出てきます。
3. 空が物足りないので基本補正のハイライトを下げる

空が白飛びしてもったいないので、「ハイライト」を下げて陰影を出しましょう。今回はがっつり下げましたが、ここは写真によって要調整。
4. ふんわり感が足りないので、ダークをさらに調整

そうなってくると、ふんわり感が足りない気がしてきたので、ダークをさらにアップ。
5. 空が物足りないので、トーンカーブの「ライト」も下げる

空にもう一声欲しかったので、「ライト」を下げてさらに陰影を出しました。「ライト」や「ハイライト」を下げることで、立体感が少し下がり、淡い感じが出る効果もあります。
写真はこれで完成。簡単です。
6. 写真は完成したので、フォトショップで編集

それではフォトショップで黒帯をつけましょう。本来の映画館のスクリーンのアスペクト比(縦横のサイズの比率)は「2.35:1」と、かなり横長。
写真をそのアスペクト比にしちゃうとちょっと違和感を感じたので、今回はテレビや動画の一般的なサイズの「16:9」になるように黒帯をつけてみます。
7. 画像サイズを確認して、アスペクト比を計算

画像サイズを確認するには、「イメージ→カンパスサイズ」

こちらの写真素材の場合、636.39×425.03です。これを16:9にするには、横幅を16で割り、それに9を掛けたものが縦の長さになるよう黒帯をつければOK。小数点は面倒なので、なんとなくで大丈夫です。
636÷16=39.75
39.75×9=357.75
425-357=68
68÷2=34
縦の長さ34の黒帯を上下につければ、だいたい16:9のアスペクト比の画像になるようです。
8. 黒帯をつけて、画像位置を調整
長方形ツールを使って黒帯を上下につけ、画像を上下に動かして良い感じの位置に調整すれば完成。
ライトルームでノスタルジックかつ青春っぽく編集してみた


コントラストを少し上げた状態で、ハイキーかつフワっとしたバランスに仕上がったかなと思います。
下手に「シャドウ」を上げると黒色の部分まで白けてしまいますので、トーンカーブの「ダーク」を有効利用するのがポイント。どんな写真でもけっこう良い感じになりますので、ぜひ試してみてください。
では、素敵なカメラライフを。
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