撮影テクニックの話

【一眼カメラ編】月の写真を失敗せず綺麗に撮る方法【誰でもできる】

クレーターまでハッキリ見えている月の写真。まさか普通のカメラで撮影してるなんて、自分で撮るまでは考えもしませんでした。

月は一眼レフカメラと最低限の望遠レンズがあれば、誰でも綺麗に撮れます。三脚があれば尚良いですが、無くてもOK。きっと初めて撮ったときは、「えっこんなに写るの?」って驚くはず。

というわけで今回は、設定をマネするだけで誰でも綺麗にできる、失敗しない月の撮り方をご紹介します。ぜひ次の満月にでも撮ってみて、自分で撮った写真に驚いて下さい。

月の写真を撮るのに必要な物

月の写真撮影に必要な物

月の写真を撮りたい場合、沢山の道具はいりません。最低限必要な機材は、以下の通り。

  • RAW撮影できる、35mm換算300mm以上の焦点距離のレンズが付いたカメラ
  • ライトルーム(などの編集ソフト)

これだけです。つまり一眼レフカメラ望遠レンズがあればそれで良し。もし一眼レフがなければ、300mm以上にズームできる変則コンデジでもOKです。しかしデジタルズームではダメで、あくまでレンズの機構でズームできるカメラを用意して下さい。

画像はRAW保存しましょう。あとで編集します。

月の撮影は、望遠性能が大切

焦点距離300mm・f 5.6・SS 1/250・ISO 320

なんとなくイメージが付くと思いますが、月の撮影は望遠性能が一番重要かつ大切です。

例えば上の半月の写真は、フルサイズ機を使って焦点距離300mmの望遠レンズで撮った写真そのまま。この小さく写った月をトリミングして、陰影の出方などを調整して仕上げたのが下の写真。

上の写真をトリミング

こんな感じになります。つまり元写真で月を大きく撮れれば撮れるほど、かつセンサーサイズが大きいカメラであるほど、画質が安定してあとの編集が楽になるというわけです。

というわけで、さきほどお伝えした「35mm換算300mm」という数値は最低限のもの。センサーサイズごとの「これだけあったらいいな」という焦点距離はこのくらいです。

フルサイズ300mm
APS-C450mm
フォーサーズ以下600mm

フォーサーズ以下のセンサーで撮った事がないので目安が不明ですが、概ねこのくらいだと思ってください。

つまり、スマホだと厳しい

そんなわけで、現状スマホで月を撮影するのは難しいと言えます。なぜならレンズでズームできないから。

技術がめちゃくちゃ発達してズームレンズの小型化が成されればあるいは…科学の発展に期待しましょう。

月の写真を綺麗に失敗せず撮る方法

月の写真を綺麗に失敗せず撮る方法

では早速、カメラの設定に入ります。失敗写真を量産しないためには、「設定」が命です。でもかなり簡単。すぐにでも試してみてください。

事前準備:RAW保存に設定

カメラの保存設定を確認していただき、必ずRAW形式で保存されるように設定しておいてください。月は後の編集でホワイトバランスを変えて色を楽しむのも一つのポイントですので、JPEG保存ではちょっと物足りない結果になります。

普段JPEGでしか保存しない方も、この際RAW保存して編集するというフローを覚えておきたいところです。

撮影準備:マニュアルモードにして設定

まずはマニュアルモードで設定

まずはカメラをマニュアルモードにしましょう。大抵はダイヤルをMに合わせればOKです。

その後、まずは下記の数値が目安になります。

  • F値・開放(F/5.6程度を想定)
  • SS・1/250(手振れしない程度)
  • ISO・300(200~500程度)

F値は開放で、SSは「手振れしなければOK」です。一般的に、「1/(焦点距離mm)」のSSであれば手振れしにくいと言われていますので、それを目安に調整して下さい。

たとえば今回僕が撮ったシチュエーションは、焦点距離300mm、かつ手振れ補正アリの状態でしたので、1/250で十分でした。

そのうえでISO感度はとりあえず300くらいに設定。調整しながら撮っていきます。

撮影:月の明るさにより、ISO感度を調整しながら撮る

先ほどの設定なら、こんな半月で丁度くらい。

次は実際に撮っていきます。35mm換算で300mm程度の焦点距離があれば、オートフォーカスも効くはずです。月はそれくらい明るいということですね。スゴイ。

普通にオートフォーカスで撮って、暗ければISO感度を上げ、明るすぎて白飛びしていればISO感度を下げて調整して下さい。

もし手振れするようなら、SSを速くしてISO感度を上げて調整です。

SS1/250・F5.6だと、この半月はISO320で丁度良いくらいの明るさに写りました。つまり満月を撮ろうとした場合は、もっとISOを低くしなければ白飛びしてしまいます。逆に三日月だと、ISOをもう少し上げなければ暗すぎるでしょう。モニタで見たときに「クレーターの柄が見える程度」の写りになるまで調整しましょう。

まとめると、こうです。

  • 手振れする=SSとISO感度上げる
  • 月が暗い=ISO感度上げる
  • 月が白飛び=ISO感度下げる

撮影後:月の写真を編集する

撮影後:月の写真を編集するまずはトリミング

僕はライトルームを使っていますが、編集ソフトはお好きなもので。月の写真の編集は、まずはトリミングから始まります。(35mm換算で焦点距離1200mmくらいあれば、一切トリミング不要だと思います。)

次に、陰影をクッキリさせるのに明瞭度やテキスチャなどを調整。

明瞭度とテキスチャを上げてクッキリさせた

基本的にコレだけなのですが、あとは色温度(ホワイトバランス)や色かぶり補正をいじることで好きな色に調整すれば完成。

もしJPEGでしか保存していなければ、ホワイトバランスの調整で画質が劣化してしまうのですが、RAWだと劣化しません。RAWで保存したいのはそれが理由。

お月様といえば黄色

例えば色温度のバーを右にググっと動かすと、こんな風に黄色いお月様になります。

逆に左に動かすと…

個人的に好みの、青色の月になります。あとは色被り補正のバーも使えば、いろんな色に。

赤系の色も作れる

こんな風に好きな色に調整して楽しめます。

ただこれだけ。月の撮影はとてもシンプルで、カンタンです。

その他、狙ってみたい月の作例

月は、単体で撮るだけがゴールではありません。建物と一緒に撮ったり、明るい時間に撮ったりと、工夫次第でポテンシャルはまだまだ引き出せるもの。

インスタやツイッターから、素晴らしい月の作例を少し引用してご紹介させて頂きます。

岐阜城と月

 

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初めてみたときは「いや、合成だろ」と思ったのですが、(合成だとしても綺麗なのですが、)岐阜城と月のコラボ写真を撮影できるポイントがあることはフォトグラファー界では有名。この写真は焦点距離1200mmでトリミング無しだそう。(600mmの2倍テレコンとのこと)

要は、月と岐阜城が同じ大きさに見えるくらいめちゃくちゃ遠いところから撮影しているというわけですね。スゴイ。インスタで「#岐阜城と月」などで検索すれば沢山見れます。

スカイツリーと月

 

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これもたまに撮っている方がいらっしゃいます。単体撮影の次はぜひ建物とかと一緒に撮ってみたいものですが、600mm超の超望遠レンズが欲しいところ。

なかなか敷居が高い趣味ですね…。

青い空と薄い月

はい、すみません、僕です。この記事を書いたあと、たまたま出くわしたので撮影。こんな風に夕焼けの時間帯にでている月なら、わざわざマニュアルで設定せずともオートで撮れます。電線と一緒にうつすと良い感じかも。

ぜひ狙ってみて下さい。

月の写真の撮り方は簡単。あとは工夫次第

単体で月の写真を撮るのは、とくに難しい技術も特別な機材もいりません。望遠レンズと一眼があればOK。

そのあとはぜひ工夫して、建物と絡めてみたり、明るいときも狙ってみたりすればもっとスゴイ写真が撮れるかも?

なかなか機会がありませんが、僕も日々狙ってみたいと思います。

では、よいカメラライフを。

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たくろー(WEBライター)
これまでにアパレル業界のエリアマネージャー職や人事・総務の仕事を経験。現在は企業メディアで編集・ライティング・SEO対策を担当する副編集長として働きつつ、ブロガー・webライターとしてパラレルワーク中。筋トレとザンギが好きです。詳しくはPROFILEもご覧ください。
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