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歴史の教科書には明治時代から登場する北海道。そういえば、石器時代はなにしてたの?マンモスとかいたの?ていうか、その頃も雪降ってたなら、半裸でどうやって暮らしてた…?
考えると非常に気になってきたので、少々調査。なんと北海道への最初の移住民は、シベリア人だったみたいです。先輩、まさかの外国人。
そんな北海道の旧石器時代の暮らしぶりが発掘された遺跡は、どうやら4つ。その頃の北海道について調べたことをまとめました。
そもそも北海道に人が住み始めたのは、紀元前25,000年頃。それっていつ?と調べてみると、まだ「最終氷期」という時代だそう。
「え、そんな時代に北海道に移り住んで大丈夫なん…?」と思いましたが、とにかくその頃にだれかが北海道に移住したのが始まり。
さらに調べを進めると、どうやらその頃、宗谷岬がユーラシア大陸と繋がっていたみたい。ロシア旅行、どうやらパスポートいらず。ならまあ、「まーちょっとあったけえしこの辺住んでみるかー」と思ったのも頷ける結果。
ちなみにその最古の移住民、シベリアに住む集団だったそう。けっこう歩いてきたね。いくら道が繋がってるっていっても、シベリアって結構遠いよね。
その移住民たちの気配は、今金町のピリカ遺跡で発見されたそう。ちなみに今金町って、このあたり。
札幌から車で3時間。ちなみにピリカはアイヌ語で「美しい」という意味。なんか良いじゃん。
暮らしぶりは、いわゆる石器時代のそれ。たとえば黒曜石を尖らせた「細石刃」というカッコイイ名前の槍が出土されていました。あとは装飾品の石製の小玉や、顔料なんてものの跡も。
そんな感じで、石器で動物を追いかけ、暇があれば石を削って装飾品にしたり、意識高めのやつは顔料で石に着色したりといった日常を過ごしていたようです。
そんな風に過ごしていた、日本最古の移住民たち。どうやらピリカ遺跡以外にも暮らしていた場所があるそうです。ていうか宗谷岬から入ってきて、めっちゃ歩いてる。どこまでいくの?
ちょっと旧石器時代の遺跡をまとめてみました。
先ほども話に出た、ピリカ遺跡。札幌からは車で3時間ほど。ここは、美利河ダム建設の関係で、たまたま1,978年に発見されたそう。
その後1,983年-1,984年に行われた調査で石器時代の土器が11万点以上も出土。11万点って、数えるのもすごくない…?
とにかくそんな風に発見された、北海道最古の歴史を持つ遺跡。国指定重要文化財になっています。
シベリアから移住してきて、ピリカで落ち着いた集団がいるなか、「おれらもうちょっと行ってみるわー」っつってもっと函館方面に歩いてきたパリピ集団がこちらです。
近くには知内駅前のバス停があったり、「道の駅しりうち」があったり、北海道新幹線にかかわる「新幹線展望塔」があったりと、なかなか賑やかなスポット。
ここは1,983年の調査で、14点の石器が出土。ピリカの11万点と比べると「え、14点?」って思いますが、どちらかというと11万点が異常。ってことは、パリピじゃなくて馴染めなかった陰キャだったのかも。
「ちょっとノリ合わないし、おれらもうちょい南いこか…」っつって出てきた人々。14点の爪痕でした。こちらも国指定重要文化財。
なんと札幌のほど近くの千歳からも、旧石器時代の遺跡が出土。どうやらピリカに辿り着くまでに「おれら、この辺でいいわ」っつって住み着いた奴がいるっぽい。そう考えると、かなり大人数の移住。荷物大変じゃなかった?
ここは3,500点程度。ピリカと比べると少ないけれど、十分スゴい。「この辺でいいわ」ってあきらめた集団、そこそこ多かった模様。
これまでのルートとは、全然違う方角。もしかすると名寄あたりでケンカになったのかも。「俺こっち行きたい」「いや、こっちだ」っつって。
そんな遠軽町への移住民の残した石器、なんと752万点の出土。ピリカの方がかなり少数派だったっぽい。
そりゃそうだ。宗谷岬から歩いていくなら、このあたりが限度。なんで札幌通りこして、ピリカ遺跡までいったん?ていうか、湯の里4遺跡土壙まで行った人たち陰キャとか言っちゃったけど、どう考えても体力お化けでした。すみませんでした。
と、そんな風に、宗谷岬から北海道にはいり、おそらく大きく二手に分かれたシベリア人たち。いろいろなところに爪痕を残していました。どうやら明治時代からの歴史しか知りませんでしたが、そんな物語があったとは。
そこから1万年ほど時がすすんだ紀元前1万1千年頃、弓矢が誕生した辺りが「縄文時代」の幕開けだそうです。ここで弓矢なんて初めて思いついたやつ天才ですね。
木になにか蔓のようなものをピーンと張って、木の枝をビョーンとやると飛んだ。なんだか楽しい。どうやらこれはいけそうだ。たぶんそんな感じで「弓矢」に進化していったのだと思いますが、想像力強すぎませんかね?
そんな北海道の歴史。また調べてみたいと思います。
それでは、よい北海道ライフを。