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どうも、たくろーです。
前職アパレル業界でエリアマネージャーをしていたころ、3年間で100人以上の退職に立ち会いました。人事として働いていた時期に、退職代行の対応をしたこともあります。
ちなみに自分でも会社を3回転職してきました。
そんな経験から今回は「退職は結局何ヶ月前に伝えるべきなの?問題」に終止符を打ちたいと思います。
結論だけ言えば、正社員が一般企業を円満退社するなら「2ヶ月前」がベストタイミングかなと思います。
その理由なども掘り下げつつ、退職タイミングについて詳しく解説していきます。
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結論から言えば、会社に恩を感じるなら「辞める2ヶ月〜3ヶ月前」に退職意思を伝えましょう。
どうでもいいなら1ヶ月でも、退職代行に頼んだってOKです。
ちなみに法的には、退職する14日前に言えば問題ないと決まっています。
(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。民法第六百二十七条より引用
とはいえ14日前だと現実的に「まともな引き継ぎ」が難しいので、基本的には「1ヶ月〜3ヶ月」の期間をおいて退職するのがセオリーとされています。
ここでは「退職された会社側」の視点で、期間毎に解説していきます。
3ヶ月前に退職を申し入れると、きっとかなり感謝されます。
転職先を決めてから退職する場合はそんなに日をおく余裕はありませんので、これは「しばらく働かない人」しか取れない選択肢ですね。
3ヶ月あれば新人を採用し、その人が入社した後にしばらく教育する余裕すらあります。
もし会社に対して恩があり、配慮したい場合は、3ヶ月前に退職を申し入れると良いでしょう。
2ヶ月前に退職を申し入れても、十分円満退社になります。
基本的には「後任への引き継ぎ」さえ済ませれば十分な場合が多く、それには1ヶ月〜2ヶ月あれば問題ないからですね。
2ヶ月あれば丁寧な引き継ぎ資料を作り、むしろ最後の方はやることがなくなるくらい余裕があるかもしれません。
会社と円満な関係を保って辞めたい場合は、2ヶ月くらい見ておくと良いでしょう。
1ヶ月前に退職を伝えるのは、タイミング的にはギリギリです。
会社によっては嫌な顔をされるかもしれませんが、一般社員やパートならよくあるケースです。
管理職になると1ヶ月前だと引き継ぎの時間が足りないかもしれませんので、円満退社を目指すなら会社と話し合いましょう。
法的には「14日前」に申し入れれば退職できますが、本当にそれをするとめちゃくちゃ嫌な顔をされます。
これは完全にパワハラですが「怒り始める人」とかもいるかもしれないのが「14日前」の退職報告ですね。
代表的なサービスは「退職代行SARABA(サラバ)」ですね。
24時間365日対応で、有給も消化しつつ即日辞められます。14日と言わず、明日から行かなくて良くなります。
もう絶対に急いで辞めたいという方は、検討してみて下さい。
次に、簡単にではありますが退職手順も解説しておきます。
なおできれば在職中に転職先を決めた上で退職できるとベターです。転職先を決め、何ヶ月前に辞めるか決まれば、以下の手順で退職手続きを進めていって下さい。
まずは退職を切り出します。
退職を報告する相手は、あなたの直属の上司です。
職位をまたいで上の上司に報告するのは「マナー違反」だと思われる傾向にありますので注意しましょう。(それをやってしまうと上司の機嫌が悪くなり、円満退社から遠のきます)
まずは「お話ししたいことがありますので、お時間いただけますでしょうか?」と直接なりメールなりでアポを取り、話し合いの席を設けてから伝えるのがセオリーです。
この辺りが難しければ、下記の記事でも解説しています。
話し合いの場を設けてもらったら、そこで退職意思を報告しましょう。
ここで注意したいのは、退職の申し入れは「相談ではなく報告」だということです。
意思をはっきり伝え、退職日を設定しましょう。
退職する日が決まれば、指定された相手に業務を引き継ぎます。
やり方は会社次第ですが、できれば書面でマニュアルを残しておくことをおすすめします。
もしもマニュアルがなければ、その会社によっては退社したあなたの元に「申し訳ないけどこれだけ教えて欲しい」とどうでもいい業務メールなどが飛んでくる可能性があります。
そんな面倒なことが起きないよう、誰がみてもわかるようなマニュアルを用意できると良いですね。
期日になれば、実際に退職します。
最後は菓子折りを渡すのがセオリーですので、デパ地下などで1,000円〜3,000円くらいのものを用意しておくと良いでしょう。
お疲れ様でした。
次に、役職毎の具体的な「退職を申し入れるタイミング例」をお伝えしておきます。
僕は管理職を退職したことがあり、その他全ての役職の人から退職された経験があります。
その辺りの実体験から、現実的な退職の申し入れタイミングをお伝えしますね。
僕が以前管理職を勤めていた会社を辞めたときは、大体2ヶ月半くらいの期間をおきました。
それでも「明智光秀みたいなことしやがって」と裏切り者扱いされたりしましたので、ブラック企業を辞める場合は注意が必要です。
話が逸れました。
管理職は業務も多岐に渡るので、引き継ぎをしたりマニュアルを作ったり業務配分を見直したり……という業務量を考えると、2ヶ月〜3ヶ月前に退職を伝えるのが現実的です。
特に部下もいない一般社員の場合は1ヶ月〜2ヶ月前で十分です。
業務の再配分も上司がやりますので、あなたは指示された通りに引き継ぎ、会社を辞めればOKです。
例えばシフトワークの場合は「来月のシフト一杯で辞めます」くらいが丁度良いでしょう。
パートや契約社員として働いている場合、大体は有期雇用なので、本当は「契約期間一杯」まで働くことを求められます。
しかし大体の会社は「来月のシフトいっぱいで辞めます」くらいのタイミングで伝えれば普通に辞められます。
この辺りは会社のスタンスにも寄りますが、1ヶ月〜2ヶ月前に伝えれば、問題なく辞められるケースがほとんどでしょう。
派遣社員の場合、少し話が複雑になります。しかし、基本的には1ヶ月前に伝えれば十分な場合がほとんどです。
基本的には期間の定めのある契約を交わしています。
契約更新のタイミングで毎回「派遣会社」から勤務継続の意思を確認されますので、そのタイミングで退職意思を伝えるのがもっとも穏便に辞められるタイミングです。
しかし期中で辞めたい場合は「派遣会社の担当営業」に相談すれば、大体1ヶ月くらいあれば辞めさせてもらえることがほとんどです。
派遣先ではなく、派遣会社の担当営業に伝えましょう。
次に、業種や職種ごとの退職タイミングの具体例をご紹介しておきます。
職種や業種が変われば、もちろん業務量や文化が大きく変わってきますので、こちらも参考にしてみて下さい。
小売店の店長は管理職であり、なかなか今すぐ替えを用意できないポジションでもあります。
2ヶ月前〜3ヶ月前くらいに言っておくと安心ですね。
ただブラックだったこともあり、中にはいきなり飛ぶ店長とかもいましたが……。
幼稚園や保育園で働いている場合、一般企業と違って少し特殊です。
クラスを受け持つ関係上、1ヶ月やそこらで辞めるのが難しいとされる文化で、年度の切り替わるキリの良いタイミングで退職するのが一般的とされています。
つまり退職まで3ヶ月〜半年ほどの期間になります。
その辺りも加味しつつ、退職時期を相談してみて下さい。
看護師の場合も一般企業には変わりありませんので、法的には14日前で辞められます。
しかし現実的には人手不足からゴリゴリに引き止められるケースが多く、2ヶ月で辞められれば御の字。場合により半年くらい経っても退職の話が進まないなんてケースまで散見されます。
退職代行を使って集団で辞めるケースもあるほど、看護師の退職事情は切実です。
退職日の調整があまりに難しい場合は、退職代行にも相談してみて下さい。下記の記事で体験談を掲載しています。
薬剤師の場合はそれほど一般企業と変わりありません。
1ヶ月〜2ヶ月前に伝えれば円満に辞められるケースがほとんどです。
歯科衛生士も、もちろん民法で決められた14日前で辞められます。
しかし現実的には2ヶ月ほどの期間をおくことが多く、むしろ強引な引き止めに合うケースも散見されます。
特に小規模な歯科医院だと、代わりがいなければ営業できなくなりますので……。
その辺りも考えつつ、できるだけ早めに伝えると良いでしょう。
教師や消防など地方公務員の退職は、民間企業とは違って公務員法に縛られています。
「辞める何ヶ月前までに退職を伝えれば良いか」という話は市の規定で決められており「1ヶ月前」に設定されていることがほとんどですね。
そして退職を申し入れてから「辞令」を受ける形で、退職が受理されます。
全体的に、一般企業で円満退社を目指す場合は「2ヶ月前の退職申し入れ」が妥当なところです。
2ヶ月で引き継ぎ、穏便に次のキャリアへ進んでいきましょう。
どうしても今すぐ辞めたいなら退職代行に頼れば、2度と会社に行かずに有給取得までサポートしてもらえます。
会社のことより自分の方が大切ですので、もしブラック企業で疲弊してしまっているようなら、退職代行も検討してみて下さい。