『人を操る禁断の文章術』感想・レビュー。シンプルでわかりやすい実用書

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メンタリストDaiGo著『人を操る禁断の文章術』の感想・レビューです。

どうも。たくろーです。

「あなたの思う、世界最高の美女とは?」

こんな質問から入る本書『人を操る禁断の文章術』は、セールスライティングの超・良書です。「読んだ相手に行動してもらうのが文章を書くたった一つの目的だ」というテーマのもと、具体的な文章テクニックが解説された本。

読んだ感想メモします。

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目次

\この記事を書いた人/

たくろー
ブロガー
関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

『人を操る禁断の文章術』はメッセージがシンプルでわかりやすい

『人を操る禁断の文章術』はメッセージがシンプルでわかりやすい

この本めちゃくちゃ好きなんですが、なにが良いって「たったの1テーマ」でまとまってるところが最高なんです。

とにかく「文章を書く目的はいますぐ相手を行動させることだ」という1メッセージを軸に、ひたすら文章術の話だけに終始するのでわかりやすいんですね。

セールスライティングとかコピーライティングの本って、意外と途中であちらこちらへと脱線しがちなんですよ。広告コピーの話をしたと思ったらランディングページの導線の話題になったり、仕事の取り方の話になったり……。

そういう本って、いろんなターゲットを取り込もうとしすぎて結局セールスライティング失敗してるんです。なのであまり信用できない本も多いのですが、この本は最高でした。

なにしろシンプルに1テーマ。

「文章術」に興味のある人は、手に取って間違いのない1冊です。

著者のDaiGoさんはジョンケーブルズ氏の書籍を敬愛している

著者のメンタリストDaiGoさんは読書好きとしても有名ですが、彼はジョンケーブルズ氏の書いた『ザ・コピーライティング』がセールスライティングの最高の教科書だと仰ってるんです。

確かにめちゃくちゃ売れてる超良書なんですが、残念ながら『ザ・コピーライティング』は、現代日本人が読むにはけっこう退屈な本。

具体例も一昔前の外国のコピーライティングの話なので、イメージが沸きにくいかもしれません。

そこで、今回の本です。

そんな古典の良書を読み込み、自らの血肉としたDaiGoさんがわかりやすくまとめているセールスライティングの本が、『人を操る禁断の文章術』なんですよ。

『人を操る禁断の文章術』で役に立った内容をさらっと紹介

『人を操る禁断の文章術』で役に立った内容をさらっと紹介

僕がこの『人を操る禁断の文章術』を最高に気に入ったポイントは、テーマがブレないこともさることながら、とにかく具体例がわかりやすいこと。

Q.これは今から十数年前、アメリカの大型量販店での出来事です。ある売り場担当者が紙オムツ売場に「ある文章」を掲示することで、紙オムツよりも高価なまったく別の商品の売り上げを大幅にアップさせました。
その商品とは何でしょう?

『人を操る禁断の文章術』メンタリストDaiGo著 かんき出版 (2015/1/19)より引用

序盤でこんな問いかけがあるんですが、答えを見ると「はーなるほどなー」って腹落ち感がきわめて高い例題を選んでくれてます。そのまま他のものにすぐ転用できそうな、イメージの沸きやすい例をチョイスしてくれてるんですよね。

このあたりがDaiGoさんの著書の好きなところです。

セールスライティングの本質をシンプルにおしえてくれる

上記は第2章のテーマなんですが、シンプルでわかりやすいですね。

シンプルなんですけど、webライティングにもセールスライティングにもなんにでも転用できる本質的なことが書かれてるんです。

わかりやすくていい。

課題も出されます。

Q. あなたは中堅結婚相談所の社員です。宣伝を担当しています。クリスマスシーズンを3か月後に控えた秋、結婚相談所としては会員を増やすのに追い風の吹く季節です。
クリスマスまでに恋人が欲しい、新たな出会いを期待したい。そんな人たちに向けて、心に刺さる文章を考え、自社サイトに人を誘導すること。それがあなたに課せられた仕事です。
果たしてどんな文章ならば「クリスマスまでに恋人が欲しい、新たな出会いを期待したい」と願う人の心を動かす事ができるでしょうか?

『人を操る禁断の文章術』メンタリストDaiGo著 かんき出版 (2015/1/19)より引用

この答えも「はーなるほどねーそういうこと言いたいのねー」とわかる感じで面白い。

とにかくシンプルでわかりやすいんですね。

いますぐ行動させるための「人を上機嫌にさせる文章手法」も学べる

これは現代のビジネスマン全員に朗報ですが、ビジネスメールとか顧客へのお礼メールとか、そういったちょっとした文章を送るシーンにも使えるテクニックも学べました。

結局は「相手を今すぐ行動させる」「相手の態度を変容させる」って目的なんですが、相手の感情をあやつるためにはどんな文章を書けばいいのか?ってのを教えてくれます。

シンプルがゆえに、結果的にいろんなシーンに使える

と、とにかくシンプルに教えてくれるんですが、であるがゆえにブログでもビジネスメールでもセールスレターでも、なんにでも転用できる情報が学べました。

読んでみると「そりゃそうだな」と思う情報ものってるんですが……「じゃあできてる?」って聞かれるとNOです。

ほとんどの人が実践的には使えていない基本テクニックが学べます。

そんな良書のご紹介でした。

『人を操る禁断の文章術』書評まとめ

『人を操る禁断の文章術』は、とにかく1メッセ―ジ「今すぐ人を行動させる文章術」について書かれたセールスライティングの良書です。

ブロガーはもちろん、セールスレターを書くカーディーラーやショップ店員、取引先へメールを打つ営業、会社のお偉いさんと飲みに行く機会の多い平社員、誰にでも有益な本ですね。

というわけで、もし文章術に興味があればご一読ください。

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この記事を書いた人

関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

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