アパレルを辞めたい理由5選。実際に辞めた経験からメリットデメリットも解説

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どうも、たくろーです。

今回は「アパレルを辞めたいと思う理由」というテーマでお話します。

僕は大手の販売会社である「ワールドストアパートナーズ」でアパレル販売スタッフとして2年ほど働いたあと、とある全国展開のアパレル企業で6年ほど働きました。

そこでは「スタッフ→店長→エリアマネージャー→人事総務」と多くの仕事を経験したのですが、今はアパレルは辞めて、ご縁があったIT企業で働いています。

たくろー
そんな僕から言えることは「辞めたいなら早いうちに動いたほうが転職しやすいよ」といったところです。歳取ったら逃げにくくなりますからね。

アパレルを辞めたいなら、できれば早めに決断することをおすすめします。

※もしブラックすぎて辞めさせてもらえないなら、退職代行をおすすめします。

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労働組合の運営する「退職代行SARABA」なら有給消化の交渉までお願いできて、しかもリーズナブルですので、個人的に推しです。

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目次

\この記事を書いた人/

たくろー
ブロガー
関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

アパレルを辞めたいと思う理由5選

僕がアパレルを辞めたいと思った理由

僕が8年も働いたアパレル業界を辞めたいと思ったのは、ズバリ「理不尽さ」です。

たくろー
それなりに頑張ってもリターンが少なく、売上に「外的要因」が影響し過ぎて萎えました。

ぶっちゃけ商売なんて「立地と商品」で決まるのに、売上が悪ければ接客のせい、売上が良ければデザイナーのおかげです。

そんな僕が感じる「アパレルを辞めたいと思う理由」を、5つにまとめました。

1. 売上の増減に外的要因が大き過ぎる

売上はどこまでいっても「来店数 × 購買率」です。

この「購買率」を上げるためにアパレル販売員は接客を頑張りますが、接客でなんとかなるケースなんてほとんどありません。

それが売れない服なら、どれだけ頑張ったって売れません。

だってダサいし高いんだから。

たくろー
あとは立地の問題も大きく、お客さんが来なければ売れないし、来れば売れます。
ぶっちゃけ商売って、シンプルにそれだけです。

なのに店のスタッフに売上責任だけ重くのしかかるので、萎えました。

売上の悪さを詰める前に、まずは商品開発やリーシングした奴が「こんな不利な商売させてごめんな」って頭下げにこいよって話ですね。

2. クレームが理不尽すぎる

クレームには「サービスクレーム」と「商品クレーム」の2種類があります。

このうちのサービスクレームは、まあ仕方ありません。

お客さんが店で嫌な思いをしたのなら、店を運営する者として対処するのは当然かなと思います。

でも商品クレームまで全部店が対応するのは、本当に理不尽すぎます。

たくろー
商品クレームまで俺らが対応するのおかしくない?作ったやつが頭下げに行けよ……

と思ってました。

そもそもクレーム入れてくるのは変な人が多いので、シンプルに消耗します。

3. 常に人手不足でシフトがつらい

アパレル販売は、やっぱりどこまでいっても「使い捨て」感の強い職種です。

僕はエリアマネージャーや本部の仕事まで経験したので数値にも直面しましたが「ここまで採用予算が割りに合わない仕事って他にあるのかな」と思うくらい、かけた金に見合わない人員しか集まりません。

たくろー
はっきりとは言えませんが、年間数千万円の採用予算を組んでるのに、採用でき無さすぎて常に人手不足でした。

シフト回すのもつらいし、誰か休んだら自分が出なきゃいけないし……と「人手不足+シフトワーク」の地獄が本当に嫌でしたね。

4. 人間関係もめんどくさい

アパレル販売は社内外の人とのコミュニケーションが多く発生するので、やはり人間関係にめんどくささを感じます。

上層部は意外とオジサンが多いし、その人たちは「売れてた頃のアパレル業界」を知っているので、今売れないのはスタッフのせいだと思ってます。

たくろー
自分たちの経営戦略のせいだとは微塵も思ってませんので、話が噛み合いません。

さらに「変なお客さん」が1人でもいれば店全体が萎えますし、人間関係がどうしようもなくめんどくさいのも嫌でしたね。

5. 将来性がないと感じる

ここまでの内容から、アパレル業界にはシンプルに将来性がないと感じました。

僕はエリアマネージャーや本部の仕事も経験しましたが、なってみればただのドサ回りの役職でしかありません。

たくろー
でもこんなポジションまであがれる人数ですら、ごく僅かです。

独立しようと思っても割りが合わないし、出世するにも限度があります。

(そもそも出世したところで、たかが知れています。)

だから僕は、アパレルを辞めてもっと将来性のある仕事をしたいと思い、転職を決意しました。

アパレルを辞めて感じたメリット

アパレルを辞めて感じたメリット

それでは、実際にアパレルを辞めて感じているメリットをレビューしていきます。

「年間休日84日のブラックなアパレル企業→年間休日130日のIT企業」と、転職してちょっと大袈裟なくらい環境が変わったのですが、ぜひ参考にして下さい。

オープンミスに怯えなくて良くなった

僕はエリアマネージャーの仕事をしていたので「担当店をすべて既定の時間にオープンさせる責任」があったんですよね。

万が一どこかの店の早番が遅刻したら大変ですので、一応朝にグループチャットで出勤連絡などを回すような体制になっていました。

今考えたら「なんで365日そんな責任持たなあかんのよ」という話なのですが、この理不尽な責任から解き放たれたのはメリットです。

休みの日に連絡が来ることがなくなった

オープンミスの話とも少し関係しますが、やはりアパレルだと平日も土日も関係ないので、何かあったら休みの日でも連絡がきます。

それが嫌で転職したというのも大きいのですが、アパレルを辞めて土日祝休みの職場に転職したら、休みの日は完全に気を抜けるようになりました。

これもかなり大きいメリットです(というか、これが普通か。)

変な人と関わらなくて良くなった

アパレルで働いていると、やはり変なお客さんと関わる必要がありますよね。あと僕のいた会社はそれなりにブラックだったので、内部にも「モラハラ・パワハラ当たり前」な先輩が多かったのも嫌でした。

その点、まず接客業じゃなくなったので変な客とは縁がなくなりましたし、業界を変えたら驚くほど周りの人間もまともになりました。

この「人間関係」の点も、かなりのメリットを感じています。

プライベートの時間がめちゃくちゃ増えた

アパレルで働いていると、やっぱり時間は不規則になりますし、1日の拘束時間も長くなりがちです。

僕の場合は毎日10時間くらい拘束されて、月の休みは7日しかなく、さらには休みの日も気が休まらないような状況でした。

それが普通の土日祝休みの仕事に転職して、あとこれは運も良かったのですが1日の拘束が8時間(実働7時間!)になり、びっくりするほどプライベートの時間が増えています。

僕の場合は年間休日だけ考えても50日近く増えたので、もう別世界ですね。

アパレルを辞めて感じたデメリット

アパレルを辞めて感じたデメリット

次に、アパレルを辞めて感じたデメリットについてレビューしていきます。

正直ほぼないので絞り出して考えましたが、以下の点はデメリットかもしれません。

トレンドが全然わからなくなった

アパレルで働いていた頃は、なんだかんだで気を遣っていたのですが、もうトレンドなんて全くわからなくなりました。

「ぶっちゃけ別にいい」とは思っていますが、この辺りは人によってデメリットかもしれません。やはりアパレルショップと関わっていると、なんだかんだでトレンド情報は入ってきますからね。

あと社販ができなくなったのとあわせて、ちょっとデメリットかもしれません。

運動量が減った

これはもう人によると思いますが、立って仕事することがなくなった分、運動量が減ってまあまあ太りました。

アパレルでも最後の方は人事の仕事をしてデスクワークだったのですが、たまにヘルプに行ったり出張したりと、それなりに動くことはあったんですよね。

それが今は全くなくなって、ぶっちゃけ太りました。その分運動すればいい話ではありますが、やっぱり立ち仕事じゃなくなると運動量が減りますね。

平日の空いている期間に遊べなくなった

アパレルなどのシフト制の仕事は、やっぱり「空いている平日に出かけられる」というのが良いところですよね。

アパレルを辞めて土日祝休みになったことで、あまり空いているときに出かけられなくなったのはデメリットかもしれません。

ただもちろん「年末年始」とか「盆休み」とかの決まった長期連休があるのは良いものですし、アパレルの頃は10連休みたいな大型の休みはそもそも取りにくかったので、一長一短ですね。

とはいえ、たまには平日休みも取りたいなーとは感じます。

アパレルを辞めたいとき、退職手続きをスムーズに進めるコツ

アパレルを辞めたいとき、退職手続きをスムーズに進めるコツ

ではそんなアパレル業界ですが、実際に辞めようと思ったときに押さえておくべきコツがあります。

実際に辞めた経験や、むしろエリアマネージャーとして辞めるスタッフを引き止めていた経験から、アパレルならではの「退職のコツ」をご紹介しておきます。

繁忙期を避ける

スムーズに辞めたい場合、繁忙期ど真ん中に退職日を設定するのは避けておくのがおすすめです。

相手も人間ですので、「ただでさえ忙しいときに辞めたいとか嫌がらせか!」みたいに頭に血が昇り、冷静な話し合いができなくなりかねません。

上司や会社と喧嘩したいわけでなければ、例えばセール時期の終わり(8月末や1月末)に退職日を設定するなど、お互いスマートに辞めやすい日程にしておくと良いでしょう。

上司が退職を拒否したら、もう一つ上の上司に伝える

アパレル業界あるあるですが、店長レベルだと労務知識が無さすぎてまともに話が通じない可能性もあります。

例えば平気で退職を拒否されたり、適当に話を流されてなあなあになりそうだったりする場合は、そのことをさらに上の上司や人事部に伝えましょう。

それでも然るべき処置をしてくれなければ会社自体がブラックすぎますが、大抵の場合は店長へ指導が入り、退職手続きを進めるきっかけになるはずです。

シフト周りを考慮して早め(2ヶ月前)に伝えておくと親切

アパレル業界はとにかく人を用意するのが大変です。

無駄なトラブルを避けてスムーズに辞めたい場合は、2ヶ月ほどの猶予を持って退職する旨を伝えるとスムーズかもしれません。

大体のケースでは求人を出して1ヶ月〜で採用から初期教育まで済ませますので、2ヶ月前に退職を伝えておけば、会社側もある程度準備がしやすいため、穏便に辞められる可能性が上がるでしょう。

本当に話が通じないなら、退職代行も検討する

会社によっては本当に話が通じないケースもありますので、そんな場合は退職代行も検討しましょう。

(実際に僕がいた会社でも、退職代行を使って辞めた社員がいました)

個人的には労働組合の「退職代行SARABA」がおすすめですが、他にも色々なサービスがあります。

下記の記事では退職代行のサービス内容やおすすめの業者をまとめていますので、参考にしてみて下さい。

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アパレルを辞めて別業種に転職する手順4ステップ

アパレルを辞めて転職するために、僕がやったこと

僕はとにかく別業種に転職したかったので、ただただ転職活動をするのではなく+αのスキルを身につける方向で考えました。

アパレルを辞めたいとは常々思っていましたが、本気で行動に移したのは半年弱くらいでしょうか。

たくろー
最終的にwebライター職に応募して「webディレクター」として転職しています。
「マネジメント経験」も評価してもらった感じですね。

ここでは「アパレルから別業種に転職する手順」として、僕が実際に行ったことを4ステップでお伝えします。

STEP1. 行きたい業界をめっちゃ研究する

とにかく自分の経験で転職できそうな業界を研究しました。

ちなみにアパレルから別業種への転職で使えそうな経験といえば「マネジメント力」くらいです。

とりあえず店長以上を経験していれば「マネジメントスキル」は評価されます。

そして+αで何かできることがあれば「軸ずらし転職」でなんとかなります。

「軸ずらし転職」については、下記の書籍をご覧ください。業界を変えつつ年収を上げていく面白い考え方です。

僕はもともとPCやネットが好きだったので、プログラミングやwebマーケティングに興味を持ち、最終的に「webマーケティング」を選びました。

たくろー
ちなみに僕は業界研究に3ヶ月ほど費やしています。好みもありますし、自分の行きたい業界を選んでみて下さい。

そもそもこの段階から転職エージェントに頼って相談するのも良いかもしれません。

STEP2. 別業種に転職できるだけのスキルを身につける

僕はwebマーケティング業界に行こうと決めたので、勉強のためにブログ運営を始めました。

何を隠そう、このブログです。

たくろー
今は転職や退職の話題が多くなってますが、もともとは「北海道情報」とか「趣味の写真」のことを書いていました。

とにかく本気で「web集客」を学び、その実績をポートフォリオにして転職しようと考えたんですね。

とにかく独学で、本気で勉強し始めました。

STEP3. 転職エージェントと転職サイトを利用して仕事を探す

ある程度学習が進んで自信がついてきたときに、転職エージェントや転職サイトを利用しました。

僕が実際に利用したのは、

この辺りです。

たくろー
で、最終的には「マイナビ転職」に掲載されていた求人を利用して転職しました。

この辺りはいつどこに理想の求人が出るのか「運次第」みたいなところもありますので、複数のエージェントや転職サイトに登録して求人を追っておくと良いですね。

STEP4. 退職理由は「やりたいことが見つかった」で通す

転職先が決まってから退職しましたが、そのときは「やりたいことが見つかったから辞める」で通しました。

弱気な退職理由だと引き止めがキツくなりますが「もう見切りをつけた感」を出せば会社は何も言えなくなります。

僕の場合は会社の体質がまあまあブラックでしたので「裏切り者扱い」されたり結構大変でしたが、最終的には滞りなく退職完了しました。

そのときのことは、下記の記事に書いています。

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あまりに引き止めがキツいとか人手不足で辞められないとかなら、下記の記事も参考にして下さい。

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アパレルからの転職におすすめな業種は、IT関係

アパレルからの転職におすすめな業種は、IT関係

実際に僕が業界研究したなかで見つけた「アパレルから転職できそうな将来性のある業種」は、ズバリIT関係です。

IT関連の業種ってスタートアップやベンチャーが多くて「まともにやる気があって、職歴があって、マネジメントとかもできる人」をめっちゃ欲してるんですよね。

たくろー
僕が転職できた要因も、結局のところ「マネジメント経験」が大きかったように思います。

ある程度努力してスキルを身につける必要はありますが、手に職もついてめちゃくちゃおすすめです。

店長とか副店長でもマネジメントスキルを評価してくれると思いますので、ぜひチャレンジしてみて下さい。

最初は派遣でも良いなら、一般事務とかもいける

アパレルから事務への転職に憧れる場合は、まず「派遣」からチャレンジするのもアリです。

実際に僕の奥さんはアパレルから事務職に派遣から入っており、割と良い職場で働けています。

その辺りは下記の記事でもまとめていますので、参考にしてみて下さい。

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アパレルを辞めたいなら、未来を見据えて辞めよう

僕はアパレルに将来性を感じなくなったので、将来性のある業界に目星をつけて辞めました。

もし突発的に辞めたいと思っても、なんとなく辞めるのはあまりおすすめしません。

ぜひ自分の未来のキャリアを考えて、良い仕事を得られるよう準備してから辞めることをおすすめします。

では、あなたも天職に出会えることをお祈りしています。お互い頑張りましょう。

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この記事を書いた人

関西から札幌に移住してきました。会社ではWebメディアの編集長を。家では無心でブログを書き続けるブロガーとして生きています。以前はブラックなアパレル企業で人事やエリアマネージャーの仕事をしていて、退職代行からの電話を受けたことがあります。「一つの会社とか収入源に依存しない働き方がいいよね」というスタンス。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

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