仕事や転職

働く人の権利。ブラック企業にバカみたいに従うのはやめよう。

働く人の権利
ねこさん
ねこさん
働く人の権利を調べてみたけどよくわからない。有給とか、勤務時間は法律で決まっているらしいけど、自分の会社が守っているのか気になる。自分にはどんな権利があるのかな?

こんな疑問にお答えします。

働く人には権利があります。例えば働き始めるときに契約書をもらえなければ怒った方が良いですし、半年たったのに有給が使えない場合も怒った方が良いです。

人事部で働いていた私が働く人にはどのような権利があるのかをわかりやすく解説した上で、ブラック企業に良いように使われない為の知識をお伝えしたいと思います。

今回の記事では下記の本の内容を参考にする事で信頼性を保っています。


社労士資格を取る気はない方も、サラリーマンの権利を勉強するのにとてもわかりやすい本です。一度読んでみると楽しいですよ。

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この記事で分かる事

働くあなたにどんな権利があるのか
ブラック企業に従わない方が良い理由
ブラック企業から逃げる方法

働く人の権利とは(労働基準法)

働く人の権利とは(労働基準法)

働く人の権利は、主に労働基準法によって定められています。

労働基準法は、労働者の味方です。社長が好きなように労働者を使っていたら収集がつかなくなるので、「労働者の方が弱い立場なんだから法律で守ろう」という考え方で生まれた法律です。

基本的に働く人にとって嫌な事は書いていないので、全員が勉強して損はないです。

今回解説するのは、一般的に正社員やアルバイト、パートとして働く人全員に関係のある、以下の5つの内容です。全て労働基準法で定められている内容ですので、きちんと守られているか一度確認してみて下さい。

  • 労働条件は教えてもらった?
  • 賃金の支払い方法は大丈夫?
  • 労働時間は守られてる?
  • 休日数は守られてる?
  • 有給は取れる?

順番に解説します。

労働条件は教えてもらった?

労働条件とは、あなたがどんな風に働くのかを示す条件です。

「こんな風に働いて下さいね」「わかりました!」といったような口約束だけだと、あとから「給料が聞いてた額と違う」とか、「休みの日数がおかしい」とか、不毛な争いが起こる事が目に見えています。

ですから、雇用期間や給料額、労働時間や休みの日数、その他の約束事をきちんとした契約書の形にして、会社と労働者がお互い印鑑を押して持っておくのが正しい形です。

少なくとも、労働条件がはっきりとわかるように書面で提示してもらう権利があります。これは正社員でもアルバイトでも持っている権利です。

労働条件の明示(労働基準法第15条)という項目で定められていますので、労働条件は必ず書面で出してもらうようにしましょう。

賃金の支払い方法は大丈夫?

実は給料の支払い方法にもルールがあります。

毎月一回以上「この日に払いますよ」という日程が決められていなければ違法です。

あと、「直接」、「全額」、「通貨で」払われていなければ違法です。

たとえば商品券とか現物のお米が給料として支払われるのは拒否できます

そこまでヤバい会社は現代日本では存在しないとは思いますが、きちんと法律で決められているというのは知っておいて下さい。

これは、賃金支払いの5原則として労働基準法24条で定められています。

労働時間は守られてる?

労働時間に関しては事業内容や規模によってルールが変わります。

みなし労働時間制とか特殊なルールもありますが、今回は「わかりやすく」がテーマですので、一般的なルールのみ解説します。

一般的なルールでは「1日の既定の実働時間は8時間まで」という基本的なものがありますので、それを頭にいれた上で以下の3つの解説を読んでください。

※実働時間とは、休憩時間などを除いた実際に働いている時間の事です。

  • 変形労働時間制のルール
  • だいたいの職場の労働時間
  • 接客サービス業などの労働時間

順番に解説します。

変形労働時間制のルール

変形労働時間制というのは、いわゆるシフト制のことです。日によって勤務する時間帯や時間が変わるタイプの働き方です。

変形労働時間制を採用している職場の場合は、「1日8時間を超えて働かせてもOK」になっています。

「えっやだ怖い」って思いますよね。でも週の合計勤務時間は決められていますので安心して下さい。24時間定額働かせ放題なわけではありません。それを以下で説明します。

1.だいたいの職場の労働時間

大抵の会社はこのルールになります。例えば平日のみの勤務で毎日8時間の実働時間なら合法です。残業はまた別で、あくまで既定の時間の話です。

変形労働時間制の場合、極端に言えば1日10時間労働を4日までなら、週40時間以内なので合法です。

2.接客サービス業などの労働時間

このルールが適用されるのは、主に「接客・サービス業」で働く人です。(※他にも適用される業種はありますが、ややこしくなるのでここでは割愛します)

働く人の人数が10人以下の職場で、接客・サービス業を営んでいるところであれば、週44時間までなら合法になる場合が多いです。

そういった少人数の職場はだいたいギリギリでシフトを回しているので、「まあ44時間までならOK」とルールが緩くなってるんですね。今の時代には合ってないので変えたらいいのにと思うんですが、残念ながら法律で決められています。

というわけで、労働時間についてもきちんとルールがありますので、既定の労働時間があきらかにおかしい場合は文句言う権利があります

労働時間については労働基準法第32条で定められていますので、もっと深く知りたい方は調べてみて下さい。

休日数は守られてる?

休日のルールですが、これに関してはなぜか法律めっちゃ緩いです。

  • 毎週少なくとも1回の休日があればOK
  • 4週間で4日以上休みがあれば毎週じゃなくてもOK

上記のような超ブラックな規定になっています。

でも落ち着いて前項の「労働時間は守られてる?」を思い出して頂くと、働かせていいのは「週40時間」か「週44時間」までと決められている事がわかります。

勤務時間は上限がありました。安心ですね。

しかし、例えば「毎日6時間ずつ月~土まで働いて日曜だけ休み」みたいな職場も合法になります。なんだかアンバランスですが、一応法律ではこうなっています。

「休みが少ないぞ!違法だ!」とはなりづらいので、どちらかというと「労働時間」の方で怒った方が筋が通る場合が多いので、そういった意味で覚えておいてください。

ちなみに休日に関しては労働基準法第35条で定められています。

有給は取れる?

本名を「年次有給休暇」といいます。

  • 半年以上働いている
  • 既定の出勤日数の8割以上出勤している

上記の2つを満たしていれば、全員にあります。(週1勤務のパートさんにもあります)

これが全く使えないのは違法なので、「えっ長く働いてるけどそんなの使ったことない…」という方は確認してみて下さい。

年次有給休暇に関しては、労働基準法第39条で定められています。

もっと詳しい説明は下記の記事に書きましたので、ぜひご参考下さい。

有給とはなんなのか解説します
有給とは何なのか、元人事部がめちゃくちゃわかりやすく解説します。有給とは何なのか、誰にでもわかるようにめちゃくちゃわかりやすく解説します。 私はもともと札幌の企業で人事として働いていたのですが、...

ブラック企業と、そこで働く人の特徴

ブラック企業と、そこで働く人の特徴

さて、超基本的な権利をお伝えしました。

その上で、ブラック企業と聞くとどんな事を思い浮かべますか?

「10時~18時のはずが8時に出社して日付が変わる頃に退社する。残業代なんてない」

極端な例ですが、こんなヤバい会社の話も聞いたことありますよね。こういったブラック企業で働いている人が権利を主張しない理由として

  1. そもそもどこまでが違法かわからない
  2. 周りがみんなやってるから感覚がマヒした
  3. 変に権利を主張したら会社にいられなくなる
  4. クビになったら生活できない

こんな所だと思います。会社に染まって感覚や考え方がマヒしてしまっているんですね。

でもそうやって働いちゃうからブラック企業がこの世に存在するので、文句言わずに働いちゃう人もブラックの原因のひとつになってるということを自覚すべきです。

それじゃダメなので、上の理由を今から全部論破していきます。

そもそもどこまでが違法かわからない

まず、ブラックっぽさが出やすいのが今回この記事で説明した5項目です。今の職場の状況を冷静に確認してもらって、何かおかしいと思ったらだいたいブラックです。

普通の企業だと「何かおかしい」なんて思うことほぼありませんので、ちょっとでも「ん?」って思えばブラック率高いです。

この記事を読んで知ってしまいましたね?これはもう言い訳になりませんので、きちんと権利を主張しましょう。(主張してもどうせよくならないので、普通に転職しましょう。)

周りがみんなやってるから感覚がマヒした

これはもう小学生みたいな言い訳ですよね。周りがやってるからいい。日本人っぽさがすごく出た言い訳です。

良いわけないので、おかしいと思ったらおかしいと主張してください。じゃないとブラック企業の歯車のままです。

変に権利を主張したら会社にいられなくなる

いや、別に良くないっすか…?しがみつく理由が本当にわからないです。

辞めたら生活できない

私も転職したのでわかりますが、そもそも仕事なんていくらでもありますし、世の中を見てみるとまともな条件で働けるところなんてバカみたいにあるので、本当にもったいないです。

私も実はちょっとブラック気味な会社で長年働いてたんですが、転職してから超ホワイトになりました。時間もったいなかったとしか思えないので、普通に動くべきだと思います。

「でも転職できる自信がない」になってくると思いますが、今の時代あなたが思ってるより100倍人手不足なので、ブラック企業で働けてるあなたなら余裕で転職できますよ。

そりゃずっとニートしてたとかだと難しいですが、あなたなら絶対できます。

やばい会社を辞めて転職する方法

やばい会社は辞めて転職しよう

というわけで、もし「あ、うちの会社ブラックだ」と思ったら普通に転職してください。

転職する方法を大きく2つお伝えしておきます。

  • 転職エージェントに相談する
  • 退職代行サービスに相談する

どちらも転職の世話をしてくれるので、解説しておきます。

転職エージェントに相談する

転職する方法がわからなければ、転職エージェントに相談すれば1から10までやってくれます。転職エージェントの特徴は以下の5つ

  • 100%無料
  • 転職の相談にのってくれる
  • あなたが転職できそうな企業を教えてくれる
  • 面接対策も全部やってくれる
  • 面接の段取りも全部やってくれる

応募した企業に実際に面接を受けるときはさすがに自分で行く必要がありますが、それ以外はほぼ全て担当のエージェントが面倒を見てくれますので、自分ひとりで転職活動するよりも格段に楽です。

まずは大手を利用すれば、ある程度マニュアル化されているので話がスムーズに進みやすいですし、純粋に求人数が多いので希望求人が見つかる可能性が高いです。

転職エージェント最大手は間違いなくリクルートエージェントですので、まずはこちらからご相談下さい。

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「ちょっとよくわからない」という方は一度下記の記事をじっくり読んでみて頂いて、自分にとってメリットがありそうなら相談してみてください。札幌と書いていますが、基本的な情報は全国対応しています。

札幌のリクルートエージェントを解説
リクルートエージェントは札幌でも評判良い?元人事が実態を解説!リクルートエージェント札幌を、札幌の会社の人事部で企業側で利用し、転職の際に求職者側としても利用した筆者が徹底解説します!...

退職代行サービスに相談する

最近流行ってきているのが退職代行というサービス。特徴は以下の5つ。

  • ちょっとお金はかかる
  • 退職の手続き全部やってくれる
  • 有給や残業代の交渉もしてくれる
  • 転職サービスの紹介もしてくれる
  • サービスによっては転職できたらキャッシュバックがある

一時期は怪しげな業者が多かったのですが、最近はかなり認知度も高まっていて、結構な数の人の利用するサービスになっています。

おすすめは下記の代行業者ですので、詳しく見てみて下さい。(ちなみに前職で人事部にいたときに従業員がこの代行会社で辞めているので、実力は折り紙付きです)

退職代行SARABA(サラバ)で従業員が辞めたから評判を調べてみた私が以前人事部で働いていたとき、従業員が退職代行SARABAを使って辞めた事があります。私、電話を受けました。その体験談と、口コミなどまとめます。...

LINEで相談して3万円ほど払うだけで基本的に明日から行かなくてよくなるので、もう我慢ならない方は下のボタンから。転職支援もしてくれます。

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キャッシュバックのあるサービスや弁護士が提供しているサービスなど様々ですから、比較したい方は下記の記事もご覧ください。※下記に載せている業者は、全て札幌だけでなく全国でも利用できます

【明日辞めれる】おすすめ退職代行サービス6選!怪しい所は避けよう。
退職代行おすすめ6選!あいつの顔はもう二度と見なくて済む。人事部で働いていたときに退職代行からの電話を受けた事のある私が、おすすめ退職代行サービスをめっちゃ調べてご紹介します。...

ブラック企業や転職に関するQ&A

それでは、最後に気になる質問をまとめておきます。

Q1:とはいえ辞めるなんて…生活が…

A1:そんな事いってたら一生ブラックなので、転職を目指した方が良いですよ。

ちなみに私は転職したら超絶ホワイトになりました。前職は実は年間休日90日くらいで定時もあるのか無いのか良く分からない職場で働いていたのですが、転職後は年間休日120日で残業0毎日7時間勤務という天国で働いています。

そんな職場、探せばけっこうありました。消耗するだけのブラックはアホらしいので、今すぐ動きましょう。

Q2:その他の法律も知りたいです!

A2:ネットで調べるだけでもいろいろと情報が出てきますが、網羅的にまとめてあるものは少ないのが現状です。

ちょっと高いですが、おすすめは社労士のテキストです。きちんとわかりやすく、順番通りに網羅的にまとめられているので、試験を受ける予定がなくても結構おもしろいです。

もしもあなたがどこかの企業のマネージャーで、「部下をきちんと法律通り働かせられているのか不安だ」といった場合は一度はきちんと調べるべきだとは思います。

 まとめ

  • 働く以上、基本的な権利がある
  • あなたがブラックで働くのはもったいない
  • むしろ世の中の為にならないから即辞めるべき

知っておくと役立つ知識、たくさんあります。

それでは、次は素敵な会社に巡り合える事を祈っています。

<関連記事>ブラック企業を求人から見分けるコツ

人事部にいてめっちゃ研究した私が、ブラック企業の求人の特徴教えます。ブラック企業の求人の特徴がわかるようになりました。人事部で働くとこんなスキルが身に着きます。(※人によります)ブラック企業を避けるための求人の見方、あなたにも共有します。...
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北海道が好きすぎて関西→札幌移住。 現在は企業のwebライターとして勤務。人事部や小売のエリアマネージャーとして働いた経験もあり、採用や労務にはちょっと詳しいです。当メディアの情報が、仕事や人生に疲れた方のちょっとした手助けになればと思っています。